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3度目の非常事態宣言。

ニュース番組では「政府の対応ば後手後手」と、得意の結果論と後出しジャンケンに終始しています。

しかし、このパンデミックは日本史上でも未曾有の危機です。

的確な先手を打てる政治家、指導者なんているわけがありません。聖徳太子がいたって、どうしようもなかったでしょう。

政治家に望むことは、誠実にこの危機に取り組んでくれることです。それ以上のことなんて求めていません。

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さて「亀田」です。

その「功罪」「光と影」。まずは「功」と「光」から。


【Achievement of the Turtles〜「亀田」の功と光〜①MONEY(なんだかんだ言ったって彼らは西岡や井上よりもわかりやすくカネを稼いだ!)】

「亀田」が、井岡一翔や井上尚弥、田中恒成らの単なるボクシング・ファミリーの枠を超えた社会的現象であったことは、テレビ視聴率だけからも簡単に窺い知ることが出来ます。

力道山や東京五輪と互角の争いを展開したファイティング原田には遠く及ばないものの「オンライン調査が開始された1977年以降」のボクシング中継ベスト10で、2位、3位、9位とランクイン。

これは驚異的なことです。

「世界と戦う日本人」を応援できる恒常的な舞台がボクシングのリングに限定されていた時代の具志堅用高や、Jリーグ発足直後の辰吉丈一郎と「亀田」は同列に語ることは出来ません。

「亀田」の時代とは「世界と戦う日本人」を応援できる舞台がいくつも整った時代です。そして、ボクシングの「世界」がどうやら「本物の世界」ではないことに、多くの人が気付き始めた時代でした。

「世界で活躍する日本人」のアリバイ(存在証明)。野茂英雄がそうだったように米国のメディアが大々的に報道するのを〝逆輸入〟する形で知る、その〝動線〟がアリバイ(存在証明)になる時代が到来したのです。

この〝動線〟を無理やり作ろうとしたのが西岡利晃であり、今の井上尚弥です。

米国ボクシングの現在位置は完全マイナースポーツで、その中でもジュニアフェザー級以下の超軽量級はほとんど無視された存在です。さらに、彼らは米国から見ると中国や韓国とのどう違うのか、地理的にも歴史的にも全く知らない日本人です。

人気階級のミドル級で無双の強さを見せつけたゲンナディ・ゴロフキンがPPVスターの何歩も手前で停滞してしまったことの原因はたった一つ、米国に大きなファンベースを持つ「ヒスパニック」じゃなかったからです。

PFP1位の座を確固たるものにしていたワシル・ロマチェンコの商業的評価がゴロフキン以下であったことの理由は二つ、やはり「ヒスパニック」でなかったこと、そして軽量級だったことです。

アジアのボクサーにとってスターになることが極めて難しい、というか事実上不可能にもかかわらず、西岡と井上はラスベガスのMGMグランドでメインを張り、100万ドルの報酬を手にしたのです。

ボブ・アラムはトップランクの大看板テオフィモ・ロペスの初防衛戦の報酬について「パンデミック下の現状では125万ドルが精一杯」と語り、両者の関係は回復が見込めないレベルまでこじれています。

テオフィモでも125万ドルなのに、同じトップランクの超軽量級・井上は100万ドル…。両者の米国での報道量や視聴者数、人気は比較にならないほど大きな差があるというのに、井上の100万ドルは一体誰が用意したのでしょうか?

限りなく出処が謎の井上の「米国で戦って100万ドル」と比べると「亀田」の1億円以上といわれる報酬は、清廉潔白で透明性のあるものです。

辰吉丈一郎と薬師寺保栄の報酬は「マイケル・カルバハルの報酬レベルで前代未聞とされる米国の軽量級では考えられない大きなイベントになる」とカネの匂いを嗅ぎつけたドン・キングらも巻き込んだ競争入札で、突発的に膨張したバブルでした。

「西岡」と「井上」は、どこをどう考えても疑問符しかわいてこない100万ドルでした。

亀田の「1億円以上」は、どこをどう考えても本物です。5億円だったとしても、疑問符は一つも出てきません。

かつて、リング誌は「村田諒太の2017年の収入は500万ドルを超える」と報じました。本田明彦も「村田は日本の歴史上で最も多くの報酬を稼いだ」と明言しています。

ミドル級という米国の絶対人気階級にもかかわらず、日本に何度も世界タイトルマッチを引っ張り込み、軽量級ではありえない対戦相手を来日させてのポストカンファレンス開催と、超軽量級とは全く違う額のお金が動いていることは誰にでもわかりました。

社会的な関心・注目度は「亀田」のレベルではありませんでしたが、公表はされてないものの村田の報酬が巨額であることは、簡単に想像できるものです。

〝どう考えても謎の100万ドル〟の西岡と井上。

〝人気階級ゆえに大手広告代理店や東京キー局が神輿を担いだ〟村田。

彼らと比較して、亀田の「1億円以上」には圧倒的な説得力があります。




【Achievement of the Turtles〜「亀田」の功と光〜②RESULT(なんだかんだ言ったって素晴らしい戦績とタイトル!現代が4−Belt Eraであることを忘れるな!)】



長男の興毅が、「亀田」の象徴です。

35戦のキャリアで33勝18KO2敗。アルファベットの単独ピースとはいえジュニアフライ、フライ、バンタムの飛び級3階級制覇。表面上の数字とタイトルコレクションは、文句無しの名王者です。

オマール・ナルバエスを「伝説の名王者」と呼ぶなら、亀田興毅にもその称号はふさわしいはずです。ナルバエスや興毅を「伝説の名王者」と語ると、その意味が変質してしまいますが…。

「素行・態度が許容範囲を超えて劣悪」「勝った相手の質があまりにも低すぎる」というならエイドリアン・ブローナーと互角の勝負です。

さらに、ブローナーの醜悪な態度や、対戦相手のレベルの低さが、本人の責任に負うところが大きいのに対して、亀田のケースはメディアとの〝共謀共同正犯〟であること、そしてあの家族の知能レベルを考慮すると本当の主犯が彼らではないことは明らかです。

そして、4−Belt Era(州レベル王者でも世界王者になれる)の現代において、彼らの実力が〝世界王者〟にふさわしいレベルであったことは間違いありません。

団体傘下の地域タイトルをコレクション、防衛して承認料の支払い実績を重ねることで、ランキングが上がって行く4−Belt Eraのシステムでは、個々の団体のランキングは「強いヤツの順番」ではありえません。

承認料の支払い能力の高いボクサーを並べた〝与信管理名簿〟です。

4−Belt Eraで大量生産された世界王者は「亀田」だけではありません。

「素行・態度が許容範囲を超えて劣悪」「勝った相手の質があまりにも低すぎる」と、彼らを糾弾するるのは順番が狂っています。

大きな怒りの矛先を向けなければならないのは、彼らではありません。

知能レベルの低い彼らを利用した卑怯者、簡単に世界王者になれるシステムこそが主犯です。

あたかも米国で偉業を成し遂げ100万ドルの報酬を獲得した、そう思わせるように誘導する〝知能犯〟の方が相当にタチが悪いと思うのは穿った見方でしょうか?


【The Sin of the Turtle〜「亀田」その罪と罰】ではその対戦相手の品質を考えてみます。