最後のびわ湖毎日マラソンが終わりました。

1946年に第1回が開催された日本最古の大会で、かつてアベベ・ビキラやフランク・ショーターが優勝したことは史実としてしか知りませんが、「福岡国際」「東京国際」と並ぶエリート大会でした。

私がスポーツに関心を持つようになった80年代から見る「びわ湖」は、世界最高峰のイメージもあった「福岡」、新興大会ながら華やかな首都を駆ける「東京」に比べて〝三番手〟〝マイナー〟のイメージがあったのも事実です。

「福岡の朝日」「東京の読売」に比べて、有力な選手を引っ張り込む財力も毎日新聞は脆弱でした。
 
今回で76回、76年の歴史に幕を下ろしました。来年から大阪マラソンに統合され「第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会(仮称)」として行われるとはいえ、そんな「横浜Fマリノス」みたいな言い訳じみたことはしなくて良いと思います。

こんなことわざわざ書かなくても「びわ湖毎日」は今日で終わった、と誰もが考えているでしょうが。

「最後のびわ湖」で優勝したのは鈴木健吾。

2時間4分56秒は大迫傑が20年東京マラソンでマークした2時間5分29秒を33秒更新する日本新記録。

5位までが2時間6分台、15位までが2時間8分を切る日本史上最速レースでした。

これぞ有終の美です。

こんな状況の中で気持ちを切らさず厳しい練習を重ねた選手たち、開催のために尽力した運営側の思いが神様に伝わったようなコンディションでした。