I'm going to take the torch from Manny. 〜Ryan Garcia
マニー・パッキャオからそのトーチを受け取ってみせる。〜ライアン・ガルシア
the torch、「そのトーチ」とは一体どのトーチなのでしょうか?
「トーチを受け取る」 と言えばお行儀良く聞こえますが、要は「スーパースターの玉座を簒奪する」ということです。
では、何を持って「スーパースター」と呼ぶのでしょうか?
「玉座」というからには、そこはヒエラルキーの頂点です。何のヒエラルキー、格付けなのでしょうか?
ボクサーの実力評価にはタイトルや大手メディアのPFP評価が一つの目安になりますが、それはアルファベット団体の恣意的なランキングや、メディアによって食い違う、目に見えない勝手な妄想の域を出ません。
格付けの頂点、玉座に就き「そのトーチ」を持つファイターは、どうしたら見えてくるのか?
パックマンがオスカー・デラホーヤから「そのトーチ」を奪い獲ったのだとしたら、デラホーヤは誰から「そのトーチ」を継承したのか?
リングの上の勝敗だけが決定する Lineal Championとは違い「そのトーチ」の系譜は連綿と続いているわけではありません。
マイク・タイソンのトーチはイベンダー・ホリフィールドが奪いましたが、そこで途絶えています。
勇敢なデラホーヤは「そのトーチ」を処女受胎の如く自ら産みだし、あろうことかフロイド・メイウェザーとパッキャオ、二人に奪われました。
そうです。「そのトーチ」は、1本とは限らないのです。
デラホーヤはフリオ・セサール・チャベスからある種のトーチを継承したかもしれませんが、それは「そのトーチ」ではありません。
マニー・パッキャオからそのトーチを受け取ってみせる。〜ライアン・ガルシア
the torch、「そのトーチ」とは一体どのトーチなのでしょうか?
「トーチを受け取る」 と言えばお行儀良く聞こえますが、要は「スーパースターの玉座を簒奪する」ということです。
では、何を持って「スーパースター」と呼ぶのでしょうか?
「玉座」というからには、そこはヒエラルキーの頂点です。何のヒエラルキー、格付けなのでしょうか?
ボクサーの実力評価にはタイトルや大手メディアのPFP評価が一つの目安になりますが、それはアルファベット団体の恣意的なランキングや、メディアによって食い違う、目に見えない勝手な妄想の域を出ません。
格付けの頂点、玉座に就き「そのトーチ」を持つファイターは、どうしたら見えてくるのか?
パックマンがオスカー・デラホーヤから「そのトーチ」を奪い獲ったのだとしたら、デラホーヤは誰から「そのトーチ」を継承したのか?
リングの上の勝敗だけが決定する Lineal Championとは違い「そのトーチ」の系譜は連綿と続いているわけではありません。
マイク・タイソンのトーチはイベンダー・ホリフィールドが奪いましたが、そこで途絶えています。
勇敢なデラホーヤは「そのトーチ」を処女受胎の如く自ら産みだし、あろうことかフロイド・メイウェザーとパッキャオ、二人に奪われました。
そうです。「そのトーチ」は、1本とは限らないのです。
デラホーヤはフリオ・セサール・チャベスからある種のトーチを継承したかもしれませんが、それは「そのトーチ」ではありません。
チャベスのトーチならローマン・ゴンザレスの手の中にも存在しましたし、もしかしたら井上尚弥も掴むかもしれません。
チャベスやロマゴンが握っていたトーチは「時代を代表する最高評価をあたえられた実力者」のトーチでしたが、そこにはある色の輝きが欠けていました。
それは「何色」なのか?
42歳のフィリピーノ以外に「そのトーチ」を握っているのは、カネロ・アルバレスだと考えると、このヒエラルキーの輪郭が浮かび上がり「その色」の正体が見えてきます。
ホリフィールドで途絶えたトーチには確かに塗られていた色、チャベスのトーチに彩られることがついになかった、その色の正体は「MONEY」です。
米国ボクサーの〝スーパースターへの格付け〟として存在する5つのステージをおさらいします。
チャベスやロマゴンが握っていたトーチは「時代を代表する最高評価をあたえられた実力者」のトーチでしたが、そこにはある色の輝きが欠けていました。
それは「何色」なのか?
42歳のフィリピーノ以外に「そのトーチ」を握っているのは、カネロ・アルバレスだと考えると、このヒエラルキーの輪郭が浮かび上がり「その色」の正体が見えてきます。
ホリフィールドで途絶えたトーチには確かに塗られていた色、チャベスのトーチに彩られることがついになかった、その色の正体は「MONEY」です。
米国ボクサーの〝スーパースターへの格付け〟として存在する5つのステージをおさらいします。
※これは井上尚弥や、井岡一翔ら日本のスター選手には全く当てはまりません。
◉最下層はClub Fighter◉
試合がテレビ中継されないこともあるボクサーたちで、当然ながら最も大きな人口を抱えています。
もちろん、彼らが世界タイトルマッチの舞台に上がることは滅多にありません…というかそんなことはあったらダメなのですが…。
試合報酬は〜1000ドルレベル。
◎TV Fighter◎
試合がローカルなプラットフォームで放映されるボクサーです。
軽量級をメインにするような興行は通常、ここ止まりです。3階級制覇のメキシカンという看板を持ちながらも人気低迷に悩んでいたフェルナンド・モンティエルは、ノニト・ドネア戦でようやくこのステージから脱出しました。
それはドネアも同じ。つまり、軽量級ではPFPでもってもここに幽閉されることは珍しくありません。
ルイス・ネリのように〝寄らば大樹の陰〟なやり方で、メガイベントの前座で軽量級ではありえない20万ドル以上の報酬を手にする選手もいますが、彼らの人気・需要実態はTV Fighterがせいぜいです。
また、メガイベントの前座に甘んじることが、軽量級イメージを繰り返し毀損する愚行を積み重ねていることも忘れてはいけません。
もちろん、全てははTV局事情で〝大樹〟が囲ってくれるネリらは便利な小道具に過ぎないのですが…。
このステージのボクサーが受け取る試合報酬は、せいぜい1万ドルレベル。
このレベルの脆弱なプラットフォームにもかかわらず100万ドルを手にした西岡利晃や井上尚弥のケースは、アスタリスクをいくつか付けなくては説明ができない例外です。
★Premium cable Fighter★
ゲート収入や放映権料だけでなく、大手TVのボクシング予算から報酬が切り崩される、多くの米国ボクサーが最終目標に挙げる夢のステージ。
ただし、全米をカバーするプレミアムケーブルの大巨人HBOがボクシングから撤退、Showtimeだけが生き残っている現状で、この表現は今や死語かもしれません。
今ならShowtimeだけでなく、ネット配信の大手DAZNなどと契約する選手、ゲンナディ・ゴロフキンらもここに属します。
軽量級のボクサーがこのステージに辿り着くことは基本的にレアケースです。
人気階級の人気選手が100万ドルを超える報酬を当たり前に手に入れるのも、このステージからです。
★★★★PPV Fighter★★★★
Premium cable Fighterの枠に収まらない、つまり彼らのボクシング予算ではカバーしきれない規格外の人気選手は、PPVによって報酬が保証されます。
DAZNと破格の契約を結んだカネロ・アルバレスはPPVスターではありませんが、この特権倶楽部のVIP会員です。
ここは、人気階級であることが大前提、さらにその中でもほんの一握りのスーパースターしか存在が許されない場所です。
PPVはちょっと贅沢な食事Premium cable Fighterでは済まない、豪華絢爛なパーティーです。
ライト級以下の軽量級でここに辿り着くのはレアもレアですが、それが非ヒスパニック・非米国人となると歴史上、ナジーム・ハメドとマニー・パッキャオの2人しかいません。
ハメドがマルコ・アントニオ・バレラとの1試合だけのイレギュラーだったこと、そのデビューが巨額のアラブマネーでHBOの枠を買い取ったような側面も考えると、実力でPPV Fighterの座を掴み獲ったのは歴史上パッキャオ1人だけ、と言えるでしょう。
PPVは厳しい世界です。テレンス・クロフォードのように全米での人気どころか認知度も低い地味ボクサーが勘違いして手を出すと、大会場の観客なみの販売件数しか上げられず大恥をかく羽目になります。
PPV単価によりますが、50万件セールスをマークすると、報酬は1000万ドルを軽々突破。
そして、100万セールスをマークするようなら、次のステージに乗り込むことになります。
★★★★★Forbes Fighter★★★★★
現代ボクシングの最上ステージがForbes Fighter。
文字通り、Forbes誌が1990年から毎年発表しているThe World’s Highest-Paid Athletes に数えられるボクサーです。
3000万ドル前後の報酬を得なければ、滑り込むのも難しい狭き門です。
2020年、この超絶長者番付に名前を残したのは11位:タイソン・フューリー、19位:アンソニー・ジョシュア、20位:デオンティ・ワイルダー 、30位:カネロ・アルバレスの4人。
このランキングで常連だったパッキャオもPFP Fighterの上空に用意された、こちらの世界の住人です。
今年は残念ながら、トップテンの扉を打ち破ったボクサーは一人もいませんでした。
近い未来、この極上ステージに新たに名前を刻む可能性があるのは、テオフィモ・ロペスとライアン・ガルシアでしょうか。
この2人が順調にウェルター級まで制圧できたとしたら、という条件付きですが。
そうは言っても、彼らはトップスターへのクライミングを始めたばかり。頂点のウェルター級でどれだけライバルに恵まれるか、どれだけのパフォーマンスを見せることが出来るかが、大きな鍵になります。
スタート階級が軽過ぎるガーボンタ・デービスやシャクール・スティーブンソンも、可能性はゼロではありません。
とはいえ、スタート階級が軽過ぎるとマイキー・ガルシアのような実力者でも蹴落とされてしまうのウェルター級の剣ヶ峰です。
同じように軽過ぎる彼らが辿り着けたとしても、どこまで活躍できるかは極めて不透明です。
フェザーやジュニアライトでも軽すぎるというのに、フライ級からForbes Fighterに駆け上がったマニー・パッキャオの成り上がりは桁外れに空前絶後です。
ホリーフィールドのトーチにあって、チャベスのトーチにはなかった「その色」の正体が、この色、MONEY色、すなわち〝黄金色〟です。
KingRy が「パッキャオ戦は歴史の記録を塗り替える」と語っているように、彼が奪い獲ろうとしているのは間違いなく、この黄金色が塗りたくられたトーチです。
ホリーフィールドのトーチにあって、チャベスのトーチにはなかった「その色」の正体が、この色、MONEY色、すなわち〝黄金色〟です。
KingRy が「パッキャオ戦は歴史の記録を塗り替える」と語っているように、彼が奪い獲ろうとしているのは間違いなく、この黄金色が塗りたくられたトーチです。
ある角度からは下劣に輝く金色のトーチは、はっきり目に見える数字で現れます。
そのわかりやすい測定器の一つが、The World’s Highest-Paid Athletes 。
フォーブス誌が発表する数多くのランキングの中で、最も注目されるリストの一つであるThe World’s Highest-Paid Athletes がスタートした1990年から30年が経ちました。
フォーブス誌が発表する数多くのランキングの中で、最も注目されるリストの一つであるThe World’s Highest-Paid Athletes がスタートした1990年から30年が経ちました。
その恐るべき〝増長〟と、ため息しか出ない金額の応酬で繰り広げられる頂点の〝攻防〟を3つのフェイズに分けてじっくり振り返ってゆきます。




コメント
コメント一覧 (1)
日本のアイドル山中の弔い合戦として日本で知名度があるネリーが勝てば勝つほど、ネリーがスーパーバンタム級で実績をつくればつくるほど、ネリーの価値が高まり、井上や日本にとってライバルとしておいしいコンテンツになります。
ネリーは日本では永久追放され、アンチだらけです。ネリーと井上の戦いについて、日本の井上ファンは激しく反対するでしょうが、私はやってほしい派ですね。
日本のヒーロー、井上がバンタム級で4大団体統一
悪童ネリーがスーパーバンタム級で4大団体統一。そしてヒーロー井上がスーパーバンタム級にあげ悪童ネリーと対決。
井上とネリーは因縁があり、井上は体重超過をくりかえすネリーに対して、ボクシングから追放でよいとツィッターでめずらしく怒りをあらわにしネリーの愚行ぶりを批判しているのに対し、ネリーは井上がスーパーバンタム級にあげたら即戦うといってます。
以前はナバラッテが井上を挑発してましたが、相手にされないから、階級をあげました。
フシ穴の眼
が
しました