WBA暫定ミドル級王者クリス・ユーバンクJr.が、欧州の有力プロモーター、ザウアランドと契約しました。

2017年からスーパーミドル級を主戦場にリングに上がってきたユーバンクJr.は、2019年12月7日ニューヨーク・バークレイズセンターでジャーモル・チャーロvsデニス・ホーガンをメインにセットしたビッグイベント(Showtime が全米生中継したこのイベントでは岩佐亮佑がマーロン・タパレスを11ラウンドでストップ)でミドル級復帰(vsマットコロボフ=2ラウンドTKO勝利)。

スーパーミドル級を人気階級に押し上げたスター選手を父に持つユーバンクは、村田諒太よりも3つ若い31歳ながら31戦29勝22KO2敗。

ビリー・ジョー・サンダースに惜敗、ジョージ・グローブスにも判定負けを喫していますが、ゲイリー・オサリバン、アルトゥール・アブラハム、アブ二・イルディリム、ジェームズ・デゲール、そしてコロボフと強豪、ビッグネームとの対戦が豊富。

 I want all the champions – Murata, Charlo, Andrade, Golovkin – put me in the ring with any of them. I only want to fight the best. 

「王者との対戦を希望する。村田、チャーロ、アンドラーデ、ゴロフキン、誰でもいいから王者と対決したい。とにかく王者と戦いたいんだ」と村田の名前も出しています。

ユーバンクの持つWBA暫定の上位タイトルに就く村田との一戦は、最も自然なマッチアップです。
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ただ、コロナ抜きに考えても英国では堂々のスター選手、簡単に日本に引っ張り込める相手ではありません。

かつて、村田が世界初挑戦のターゲットにしたビリー・ジョーとの交渉が難航、最終的に決裂したようにこのクラスで名前のある選手との対戦は一筋縄ではいきません。

ただ、今回は「村田の方が上」の立ち場。暫定王者のユーバンクをアウエイの飛行機に乗せるハードルは低いはずです。

もちろん、団体統一戦に自由がきくスーパー王者の立場を手に入れた村田にとって、ユーバンクとのWBA防衛戦にこだわる必要はありません。

カネロとミドル級で対戦することが絶望的になった今、ミドル級の完全統一に乗り出すのは最も現実的なオプションです。
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カネロという巨星が去ったミドル級。

トップ選手共通の目標は喪失したものの、注目の人気階級であることは変わりません。

劣化の色彩を濃くしているゴロフキンを誰が〝介錯〟するのか、それとも今なおこの階級を支配するパワーを持っているのか?


そして、村田は誰を選ぶのか。