前に。進もうぜ。そして、目の前には井上しかいない。=ジョンリール・カシメロ。

ボブ・アラムが「井上尚弥が米国に入国できるようになるにはまだ時間が必要。井上以外の相手とジョンリール・カシメロの試合を組む可能性が高い」と表明してから1カ月以上が経ちました。

井上のラスベガスデビューでの赤字を最大限に補填する期待をかけていた「日本からの応援団2000人」も厳しい状況で、赤字回収の「日本での試合」までが難しい状況から、井上の扱いは宙ぶらりんになっていました。
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 そんな中で、マニー・パッキャオ プロモーションズのシーン・ギボンスは「厳しい状況だが、井上戦しか関心がない。次戦は井上と戦う。その準備をしている」とESPNに語り、優先順位の一番は日本のモンスターであることを強調しました。

集中力を欠きやすいカシメロが生涯最大のビッグファイト2連戦(しょぼいラスベガスで勝てば再戦は日本でメガファイト) を逃すことが心配なのでしょう。

井上vsカシメロは、ちょうど10年前のバンタム級決戦=ノニト・ドネアvsフェルナンド・モンティエルと同じ、二つのアルファベット王座を懸けて、やはり同じマンダレイベイ・イベンツセンターの上階席封鎖会場で4月25日に実施される予定でした。

人気の低い選手同士の対決になってしまった10年前と違い、井上には放映権でジャパンマネーの強力なバックアップが見込めます。

コロナ後でゲート収入が期待できなくても、カシメロは生涯最高の10万ドル近い報酬を手に出来るはずです。

そして、万一でも井上に勝てば再戦は日本。そうなると3団体統一王者として来日、井上は挑戦者。50万ドル以上のビッグマネーを掴むことも確実です。

念願の日本です。ラスベガスの寂しく悲しい封鎖会場ではない、フルオープンの日本武道館やさいたまスーパーアリーナで日本のファンから、ラスベガスではありえない畏敬の念を持って迎えられることが出来るのです。

「井上戦」という軽量級では最大の金脈にピッケルを打ち込む権利を与えられたカシメロ陣営にとって「変な前哨戦は挟みたくない」 のが本音でしょう。

これは日本のファンにとっても朗報です。