It's often said that Boxing, despite the Duplicity that surrounds it outside the Ring, is the most Honest Sports.

リングの外では欺瞞に満ちたプロボクシングだが、ボクシングほど真っ正直なスポーツはない。
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アメリカンフットボールのゲームクロック(試合時間)は60分制だが、ウォール・ストリート・ジャーナルの調査によると、ボールが動いているプレー中の平均時間はNFLではわずか11分に過ぎない。

同じ調査で、ゲームクロックが3時間を超えることもあるMLBでは、インプレーの平均時間はたったの17分58秒。野球ファンは、恐ろしいほど水増しされた試合を見せられているのだ。

NBA、プロバスケットボールは48分制。フリースローの場面では時計が止められるから、ロスタイムがどんどん蓄積される。そう、バスケは48分で終わることがありえないのだ。本当ならあと2分で48分という、その「2分」が実際は20分なんてことも当たり前。バスケファンは間延びした試合を見せられているのだ。

人間でも何でも、時間にルーズなのはいただけない。

時間を守らない奴は最低だ!

そんな時間にだらしないスポーツが多い、頭が痛くなる状況で、ボクシングのゲームクロックは誰の目にも正確に刻まれていく。

ボクシングほど時間厳守のスポーツはない。

ボクシングは最も信用のないスポーツだが、最も時間を守るスポーツでもあるのだ。

1ラウンド3分間、インタバルは1分。このリズムが1秒の狂いもなくチクタク刻まれていく。

しかし、ボクシングの場合は世界戦の3分12ラウンド36分、インタバル10分の合わせて46分制だが、そのスケジュールの途中で突然ゲームセットとなることが珍しくない。

極端な話、開始1秒で終わることだってある。

ノックアウトだ。

これは、他のどんなスポーツでも起こりえない。 

…ゲームクロックがファンへのメニューだとしたら、ほとんど全ての球技は注文とは違うものを提供するレストランだ。

ただし、それはファンも納得している「シェフのおまかせコース」だ。

…ところが、ボクシングときたら。

ファンが前菜を口にした瞬間に、コースが終わってしまうこともあるわけだ。

実は、ボクシングファンはそれも納得しているのだ。

そんな、食前酒や前菜で突然打ち切られるコース料理は、ドッキリを仕掛けられたようで楽しいものだ。

つまり「え?まさかこれ(前菜)が メインディッシュに早変わりするとは!」ということ。

最高じゃないか!



…ただ、そんなレストランがあったら、私は絶対に行きたくないけどね。