◉Saturday 25, April 2020
◉Mandalay Bay Resort & Casino, Las Vegas, Nevada, USA
◉Mandalay Bay Resort & Casino, Las Vegas, Nevada, USA
◉commission=Nevada Athletic Commission
◉promoter=Top Rank - Bob Arum/matchmaker Brad Goodman
◉media=USA ESPN+
「井上尚弥とジョンリール・カシメロ、2人の知名度が、2011年に同じ会場で開催したノニト・ドネアとフェルナンド・モンティエル以下であることは明らか。2011年は上階席を完全封鎖したが、今回はリングサイド以外の全封鎖か?」。
日本では浮かれて報道されているものの、現地では意地悪なファンのコメントが目立つ井上のトップランクデビュー。
ボブ・アラムは昨年、井上との契約に際して「2020年は3試合、最初の2つを米国で、3つ目は日本で盛大に行う」と語りました。
米国では〝一部のマニアの中のカルトにしか知られていない〟(ESPN)井上をプロモートするリスクと、3試合目の日本開催で米国での2試合の赤字を本当に回収できるのか?ということについては「赤字になるとは考えていない、日本から2000人規模の応援団が駆けつけるからだ」と希望的観測を述べました。
現実には、新型コロナウィルスの影響がなくても日本からの2000人も観戦ツアーが詰めかけるとは考えられません。
アラムは「母国の大応援団をラスベガスやニューヨークに送り込んだリッキー・ハットンやアンソニー・ジョシュアのように」と語っていましたが、こうなると「ドネアvsモンティエルはカルバハルvsウンゴン並みの軽量級のビッグファイト」という妄想と同レベルです。
アラムの仕事は「どれだけ大きな風呂敷を広げることが出来るか?」ですから、88歳の殿堂入りプロモーターを責めるのはお門違いです。
「世界が注目する試合」「チケットの売り上げが絶好調」と嘘を並べるよりも、冷静な報道が必要でした。
「この試合は多くのシートを封鎖する興行になるだろうが、マニー・パッキャオだって米国デビューのときは誰も知らなかった。マニアに知られているだけ、今の井上の方がマシ。ここから全てが始まる」。
「チケットの価格はラスベガスの興行では最安値。WOWOWなどが必死になって観戦ツアーを募っているが、売れ行きも鈍い。ゲート収入はさいたまスーパーアリーナの5%にも届かないだろう。この試合のチケットが3年後、5年後にプレミアムが付くような活躍を井上に期待したい」。
…そんな事実をベースにした応援が出来ないんです。
すでに何度も書いていますが、井上がやろうとしていることは常識的に考えたら絶対不可能なことなんです。
ボクシング市場が没落一方の米国でも「全く人気がないバンタム級」で、しかも「日本人」。さらに、一縷の望み、ライバルになる「メキシコの人気選手も見当たらない」。
そして、日本で試合を行うよりも経済規模は10分の1以下という、もはやビジネスとしては崩壊している「挑戦のための挑戦」。
母国の方がビッグマネーが稼げるという点で、パッキャオの米国進出ケースとは真逆。井上の米国挑戦は、非常にシュールな絵筆で描かれているのです。
当のトップランクも「米国での成功」なんてハナから考えていません。本気で「井上をパッキャオのように米国に売り込みたい」(ボブ・アラム)なら「3試合に1試合以上の割合で日本で試合を行う」なんて悠長な条件を契約に盛り込むわけがありません。
「チケット単価が1万円以上で2万人を集客した埼玉」を米国で再現出来るわけがありません。そもそも、ラスベガスはもちろん米国でも2万人を超えるキャパの箱なんて存在しません。
アラムに騙された気分ですが、こっちから喜んで騙されに行っている部分もあるから複雑です。
井上のムーンショット、成功させたいです。アラムとの契約は1年か2年でしょうから、その間に明白な成功を収めたいです。
具体的には、マジソン・スクエア・ガーデンのHuluシアターのような5000人レベルの会場をフルハウスにして日本から潤沢なスポンサー・放映権料が集まれば、100万ドルの報酬も可能です。
そうなれば、契約更新時にはゴールデンボーイ・プロモーションズもプレミア・ボクシング・チャンピオンズ も三顧の礼で井上と契約を結ぼうとするでしょう。
なにはともあれ、来月の26日(日本時間)に試合開始のゴングがなることを願うばかりです!
「井上尚弥とジョンリール・カシメロ、2人の知名度が、2011年に同じ会場で開催したノニト・ドネアとフェルナンド・モンティエル以下であることは明らか。2011年は上階席を完全封鎖したが、今回はリングサイド以外の全封鎖か?」。
日本では浮かれて報道されているものの、現地では意地悪なファンのコメントが目立つ井上のトップランクデビュー。
ボブ・アラムは昨年、井上との契約に際して「2020年は3試合、最初の2つを米国で、3つ目は日本で盛大に行う」と語りました。
米国では〝一部のマニアの中のカルトにしか知られていない〟(ESPN)井上をプロモートするリスクと、3試合目の日本開催で米国での2試合の赤字を本当に回収できるのか?ということについては「赤字になるとは考えていない、日本から2000人規模の応援団が駆けつけるからだ」と希望的観測を述べました。
現実には、新型コロナウィルスの影響がなくても日本からの2000人も観戦ツアーが詰めかけるとは考えられません。
アラムは「母国の大応援団をラスベガスやニューヨークに送り込んだリッキー・ハットンやアンソニー・ジョシュアのように」と語っていましたが、こうなると「ドネアvsモンティエルはカルバハルvsウンゴン並みの軽量級のビッグファイト」という妄想と同レベルです。
アラムの仕事は「どれだけ大きな風呂敷を広げることが出来るか?」ですから、88歳の殿堂入りプロモーターを責めるのはお門違いです。
「世界が注目する試合」「チケットの売り上げが絶好調」と嘘を並べるよりも、冷静な報道が必要でした。
「この試合は多くのシートを封鎖する興行になるだろうが、マニー・パッキャオだって米国デビューのときは誰も知らなかった。マニアに知られているだけ、今の井上の方がマシ。ここから全てが始まる」。
「チケットの価格はラスベガスの興行では最安値。WOWOWなどが必死になって観戦ツアーを募っているが、売れ行きも鈍い。ゲート収入はさいたまスーパーアリーナの5%にも届かないだろう。この試合のチケットが3年後、5年後にプレミアムが付くような活躍を井上に期待したい」。
…そんな事実をベースにした応援が出来ないんです。
すでに何度も書いていますが、井上がやろうとしていることは常識的に考えたら絶対不可能なことなんです。
ボクシング市場が没落一方の米国でも「全く人気がないバンタム級」で、しかも「日本人」。さらに、一縷の望み、ライバルになる「メキシコの人気選手も見当たらない」。
そして、日本で試合を行うよりも経済規模は10分の1以下という、もはやビジネスとしては崩壊している「挑戦のための挑戦」。
母国の方がビッグマネーが稼げるという点で、パッキャオの米国進出ケースとは真逆。井上の米国挑戦は、非常にシュールな絵筆で描かれているのです。
当のトップランクも「米国での成功」なんてハナから考えていません。本気で「井上をパッキャオのように米国に売り込みたい」(ボブ・アラム)なら「3試合に1試合以上の割合で日本で試合を行う」なんて悠長な条件を契約に盛り込むわけがありません。
「チケット単価が1万円以上で2万人を集客した埼玉」を米国で再現出来るわけがありません。そもそも、ラスベガスはもちろん米国でも2万人を超えるキャパの箱なんて存在しません。
アラムに騙された気分ですが、こっちから喜んで騙されに行っている部分もあるから複雑です。
井上のムーンショット、成功させたいです。アラムとの契約は1年か2年でしょうから、その間に明白な成功を収めたいです。
具体的には、マジソン・スクエア・ガーデンのHuluシアターのような5000人レベルの会場をフルハウスにして日本から潤沢なスポンサー・放映権料が集まれば、100万ドルの報酬も可能です。
そうなれば、契約更新時にはゴールデンボーイ・プロモーションズもプレミア・ボクシング・チャンピオンズ も三顧の礼で井上と契約を結ぼうとするでしょう。
なにはともあれ、来月の26日(日本時間)に試合開始のゴングがなることを願うばかりです!

コメント
コメント一覧 (2)
軽量級とはいえ当時はプロスペクト級の複数階級王者の激突です。ファイトマネーや欧米での専門家の評価はともかく、ボクシング界での注目度たるや相当なものでした。
ドネアVSモンティエルが伝説的な結末を生んだことを考えれば、井上VSカシメロも侮っているととんでもないことになるかもしれません。
フシ穴の眼
が
しました