井上尚弥のトップランク デビューが「4月25日」「マンダレイベイ」で決まったと、ボブ・アラムが公表しました。

「世界で最も多くの嘘をついた男(記録は更新中)」のアラムですが、さすがにこれは嘘をつく理由が見当たりません。

マンダレイベイ リゾート&カジノ のイベントセンター。ラスベガスを代表する大舞台です。

一般的には、3年前の銃乱射事件が起きてしまった悲劇が思い浮かぶかもしれませんが、ここは日本人にとっても思い入れのある場所です。 

2005年にラスベガスの市政100周年イベントとして開催された「大相撲ラスベガス公演」は、マンダレイに特設リングならぬ、特設土俵を築き上げました。

1万席をセットアップした会場は3日間で2万4795人の有料入場者数をマークする大盛況。

英国でも米国でもどこのブックメーカーも賭けの対象としていない大相撲が、ついにブックされるかという話題も大きな関心を呼びましたが、ここは日本相撲協会の「大相撲で賭けてはいけない」という意向をマンダレイベイ側が受け入れて「神聖な大相撲にオッズは一切立てない」という体を取りました。

「大相撲はショウ(八百長)だからオッズは立てない」と事実をまともに突いてしまうのかという懸念を簡単にかわし、ボクシング界が見習いたい大人の対応を見せてくれました。流石です。
mandalay01-750x500
そして、ボクシングファンからすると大相撲フィーバーから遡ること3年、2002年12月7日のWBCライト級とWBOヘビー級のダブルヘッダー、超弩級のメガイベントに日本人も参加していました。

ライト級は王者フロイド・メイウェザーJr.が8ヶ月前に、多くのメディアとファンが「負けていた」とみたホセ・ルイス・カスティージョとのダイレクトリマッチ。

メイウェザーは、初戦こそ普通に負けていましたから、すぐにリマッチを受けたことは勇敢だと評価されていました。今では考えられませんが、この頃のメイウェザーは誰からも毛嫌いされる蛇蝎キャラではありませんでした。

この再戦で完勝して見せたことは、マネーの無敗レコードに最も大きな説得力をもたらしましました。もし、2戦続けて不可解な判定なら、彼が誇る「0(ゼロ)」はもっと揶揄されていたでしょう。

そして、ヘビー級はウラジミール・クリチコがジャミール・マクラインを相手に、第一次政権5度目の防衛戦を10ラウンドTKOで成功させました。

そして、次の防衛戦でDr.スティールハンマーは伏兵コリー・サンダースを迎えてしまうのです。

このとき、メイウェザー25歳、クリチコ26歳。いやー、たまりませんね。タイムマシンに乗って観れるならいくら払いますか?

面白いボクシングを見せてくれていたメイウェザーに、まだあちこちに脆さを抱えていた改善前のウラジミール…どんな贅沢なダブルヘッダーやねん…。

しかも、前座では西岡利晃がジュニアフェザー級6回戦のリングに上がり、1ラウンドKO勝ちを収めているのです。客席は100人もいないガラガラでしたが。

そして、2011年2月19日。ノニト・ドネアvsフェルナンド・モンティエルが激突、日本のボクシングファンも固唾を飲んで見守ったあの試合もマンダレイベイです。

ただ、米国で人気のないドネアvsモンチは2人にとってキャリア初のHBOデビューとはいえ、上階席を完全封鎖、寂しい景観の試合になってしまいました。

今回も、マンダレイベイのボールルームでないなら、井上の試合がメインでは同じように半分以上のシートを封鎖することになりそうです。

。。。話がしょぼい方向にそれました。「めでたいストーリー」です!続きます!!!