答え合わせです。

Q ①:パッキャオvsサーマンの興行ではドーピング検査を実施しなかったカードがある。

❌試合を統括するネバダ州アスレティック・コミッショ(NSAC)が試合前と、当日の試合前後で採血・採尿検査を義務付けています。

現在プロボクシングでドーピング検査を行わない試合はありません。 


Q ②:パッキャオは過去に薬物検査で陽性を示したことがある。

❌パッキャオはキャリア初期にフィリピンで戦った数試合を除いて、何らかのドーピング検査を受けています。

米国進出後はネバダ州をはじめ、カリフォルニア州やテキサス州など試合開催地の統括団体アスレティックコミッションによる(他国と比較すると)非常に厳格な検査を受けてきましたが、陽性反応を示したことは一度もありません。

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Q ③:VADA(The Voluntary Anti-Doping Association) はラスベガスのプロボクシングを統括しているネバダ州アスレティックコミッションの下部組織である。

❌アンチ・ドーピング・アソシエーションはWADA(The World Anti-Doping Agency )を頂点に、米国ではUSADA( United States Anti-Doping Agency)、日本では JADA (Japan Anti-Doping Agency)が下部組織として各国の国内大会のドーピング検査を実施しています。 

五輪などで「強制的」ドーピング検査を実施するのがWADAです。

VADAはNSACのリングドクターとして活躍したマーガレット・グッドマン女史が創立した、文字通り「任意」の検査プログラムです。

ラスベガスで試合をするボクサーはNSACのドーピング検査は義務付けられますが、それに加えてVADAの検査も受けるかどうかは任意です。


Q ④:VADA(The Voluntary Anti-Doping Association) はWADA(The World Anti-Doping Agency )の下部組織である。

❌というわけでVADAとWADAは全く関係がありません。


Q ⑤:他競技同様、ボクシングでもドーピングが発覚したらタイトル剥奪、試合結果は無効となる。 


❌尾川堅一がテビン・ファーマーとのIBFジュニアライト級王者決定戦で勝利したものの、NSACが行ったランダムテストのサンプルが陽性反応を示し、無効試合となりました。こうしたケースは少なくありませんが、他競技のように厳格なルールは存在しません。

2000年6月のオスカー・デラホーヤ vsシェーン・モズリーでは、モズリーがドーピングしていたことを認めましたが無効試合とはなりませんでした。

それどころか「モズリーは正直者」という理解不能の賛美まで湧いていました。
 
2012年2月、WBCミドル級王者フリオ・セサール・チャベスJr.はマルコ・アントニオ・ルビオとの防衛戦で、試合前後に採取されているはずのドーピング検査のサンプルがないことから検査自体を行っていないことが発覚しましたが、この試合も無効になっていません。