早く「セブン・ネイション・アーミー」を聞かせてくれ!

その前に国歌斉唱ですね。



第1ラウンド。GGGの動きが硬く見えるのは気のせいでしょうか。

第2ラウンドはロールズが積極的に仕掛けます。このラウンドは35歳のカナダ人が取りました。

第3ラウンド、自信を持ったロールズが前に出ますが、これはGGGの土俵。ガードの上から叩いた左右フックを、空いたボディへ下げてパンチを散らします。

2分過ぎに互いの右が相打ち。これでロールズが倒れない…「リズムと強弱」(ジョナサン・バンクス)を意識するあまりGGGは強いパンチが打てない?

それにしても、もともと打たせるタイプとはいえ、このレベルの相手に打たれ過ぎ。

第4ラウンドはカザフスタンの英雄の連打にロールズが綻びを見せ始めます。トドメは顎に吸い込まれた左フック。
D8lsNObXUAA9WIY
意識を失ってうつ伏せに倒れたロールズは、ロープにしがみついて必死に立ち上がろうともがきますが、ダメージはありあり。レフェリーはストップするしかありません。

Final Punch Stats  
FIGHTERTOTALJABSPOWER
GGG62 of 223 (28%)14 of 108 (13%)48 of 115 (42%)
Rolls38 of 175 (22%)13 of 71 (18%)25 of 104 (24%)
-- Courtesy of CompuBox  

フィニッシュの回となった4ラウンドが一方的だったことを差し引くと、パンチスタッツはほぼ互角かカナダ人のペースだったことを示しています。

スタッツの数字をみるまでもなく「左のリードがリズムを作る」(バンクス)はずが、その左でロールズにコントロールされかかっていた展開でした。



GGGのファイトマネーは1500万ドル弱。ロールズ30万ドル。

アクメドフ2万5000ドル、マクダニエル4万5250ドル。


ーーー9月にカネロ・アルバレスとの決着戦か?

「ファンが望んでいるならやるしかないでしょう。彼も望んでいるはずだ」

ーーー(前の2戦は判定で物議を醸したから)今度はニューヨークでやりたいんじゃないか?

「いいね!ここにカネロを呼んでくれ」 「" I love knockouts and I love New York "」

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ーーージョナサン、今夜の GGGの出来をどう採点する?

「 KO勝利はいつだっていいものさ。今夜の出来には満足している。ただ、もっと上手く戦えたはず。修正点はいくつかあるが、正しい方向に向かっているのは間違いない」

バンクスはよくわかってますね。今日の出来ではカネロに勝つのは厳しいということを。

エマヌエル・スチュワードのDNAを継ぐバンクスの理想が「ウラジミール・クリチコ」であることは明らかです。

速くて強い左ジャブでバリアを張り、強打をつなぐタイミングを計りながら、じわじわと相手を追い込んで いく。

その理想をGGGの身長と短いリーチでそのまま再現することは不可能であることも、バンクスはわかっているはずです。

「ビッグドラマショー」「メキシカンスタイル」にこだわってきた37歳のカザフスタン人が、どこまでアジャストできるのか。 

9月決戦があるとしたら、あと約100日しかありません。

簡単な作業ではありません。