WBAウェルター級王者決定戦 ネバダ州ラスベガス MGMグランドガーデンアリーナ

スーパー王者:キース・サーマンvs セカンド王者:マニー・パッキャオ

現在のウィリアムヒルのオッズはサーマン勝利 8/11(1.73倍)、パッキャオ勝利11/10(2.1倍)。 

FOXがPPVで生中継するメガファイト。試合まであと1ヶ月以上ありますから、オッズはまだまだ動くでしょう。それでも「サーマン有利」の基本ラインは変わりません。

現時点のオッズは予想外の僅差です。

サーマンは29戦全勝22KOの30歳。今がプライムタイムの強豪です。

パッキャオが旬の超強豪と拳を交えたのはティモシー・ブラッドリー戦(2012年6月9日:ブラッドリーは28戦全勝12KOの28歳でリング誌PFP8位)まで遡らなければなりません。

フロイド・メイウェザーとの史上最大興行を戦った2015年からはの4年間でリングに上がったのは、わずか6試合。その星勘定は4勝1KO2敗。
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宇宙は米国の周りを欧州が回ってると盲信しているESPNマガジンの創刊20周年特集号「THE DOMINANT20=この20年で世界を支配した20人のアスリート」。パッキャオは、アジア人で唯一人ランク(19位)されました。

メイウェザー(旬じゃないけど超強豪)、ブラッドリー(落ち目の強豪)、ジェシー・バルガス(穴王者)、ジェフ・ホーン(木偶の坊)、ルーカス・マティセ(壊れたジュニアウェルター)、エイドリアン・ブローナー(B級ファイター)と徐々にレベルダウンする音符が、ここに来て一気にフォルティシモに跳ね上がったわけです。

一方のサーマン。同じ2015年からの4年スパンで見ると、左手の故障で今年1月26日の復帰戦(ホセシト・ロペス戦:2−0MD勝ち)まで22ヶ月ものブランクをつくっていたとはいえ、わずか5試合(全勝1KO)。

40歳の伝説よりも少ないのです。

ニックネームのONE TIME(一撃必殺)は「1年に1回見れるかどうかのONE TIME」と揶揄される始末です。

2012年、リング誌の年間最高新人(Prospect of the Year)に選ばれた当時のサーマンは19戦全勝18KOとまさに一撃で相手をなぎ倒してきましたが、その後の世界戦9試合では全勝とはいえKOはわずか3つ。

あれほど強く見えたサーマンですが、対戦相手のレベルが上がると防御に意識が偏向、体重の乗ったパンチを打てなってしまいました。

これはサーマンに限ったことではありませんが、スーパースターになるには頭打ちになる天井が少し低すぎます。

プロ29戦のキャリアで文句なしの強豪はショーン・ポーターとダニー・ガルシアの2人だけで、いずれもクロスゲームでした。

サーマンは「対戦相手の質がパッキャオとは雲泥の差」と指摘されて「パッキャオがマルコ・アントニオ・バレラやエリック・モラレスと戦ったのはいつの話だ?それはウェルター級だったか?」と反論。

「もう時代が違うんだ。フロイドは去った。でもパッキャオは残っている、それを7月20日に私が葬り去ってやる。フィリピンで上院議員の仕事に集中したらいいのさ」。

「彼のことは尊敬している。彼はまさに伝説だ。このスポーツに誰の記憶にも刻まれる偉大な足跡をいくつも残してきたが、それと戦いは関係無い」。

「私は彼がオスカー・デラホーヤに対して執行した儀式を、彼に執行する」。

“I believe that boxing has come to a new era. Floyd [Mayweather] is gone, Pacquiao is here. Come July 20th, he will disappear.

They announced him as a senator, he belongs as a senator in the Philippines.

With all respect, he’s a legend, he’ll always be remembered in the sport, but I’m doing to Manny Pacquiao what he did to Oscar de la Hoya,” said Thurman (29-0, 22 knockouts), referring to the 2008 fight where Pacquiao overwhelmed and retired the sport’s Golden Boy.



 サーマンが非常に激しいトラッシュトークを仕掛けています。

「パッキャオは再戦条項を握っているが行使することはない。 2戦続けて失神KO負けしたい40歳なんているわけないから」。

「みんなから愛されたパッキャオを残酷に倒すのは気が引けるが、勝負の世界は実力の世界だ」。

…いやあ、楽しみです! 

リング誌に寄せられたファンの声を紹介。「もし10年前のパッキャオならサーマンは粉砕されてた。ただ、今は全盛期から10年経ってしまったんだ。ピークから10年も経って、ウェルター級最強候補の一人に勝てるわけがない…普通のボクサーなら」。