WBA/IBF/WBOライト級王者:ケイティ・テイラーvsWBC王者:デルフィネ・ペルスーン

テイラー やヘザー・ハーディ、アイルランド系のボクサーは雰囲気ありすぎます。女子でも強烈なオーラをまとってます。

というか、もしかしたら女子だからこそ余計にそのオーラが強調されているのかもしれません。

映画「ミリオンダラーベイビー」の主人公もそうでしたが、覚悟と勇気と哀愁が黄金比でブレンドされてるんです。 

これは、アイルランドという国の成り立ちから派生するDNAみたいなものですね。他の国の女子ボクサーはどんなに願っても手に入れることは出来ません。

テイラー入場。今日一番の盛り上がりです。 大会場も慣れたもんですね。ちょっと歓声が一方的、完全アウェーのペルスーンに肩入れしそうです。

1ラウンド2分の女子は展開が早いですね。

大きなパンチを振り回すペルスーンをテイラーがインサイドから迎撃。採点が難しい。

3ラウンド終了のインタバル、テーラーのコーナーは「ボディからつなげろ」と指示。

4ラウンド、その指示通りに動いたテイラーですが、2分10ラウンドという時間は男子の7ラウンドに満たない時間。じっくり攻める戦術はどうなんでしょうか?

5ラウンド。ロープに詰まったテイラーが「かかって来い」とグローブで〝カモン〟。インタバル、テイラーのコーナーは「打ち合いに付き合うな。打ったら離れろ」。

テイラーは指示通りに動けます。この辺りは素晴らしいですね。普通はなかなかできません。ヒット&ランで6ラウンドは取りました。ペルスーンの空振りが目立つようになります。

テイラーはこの戦い方ですね。7ラウンド、ペルスーンの左目がシャッターを下ろしかけています。

解説が「ここから2ラウンドがチャンピオンシップラウンド」。女子では8〜9ラウンドがそうなのでしょうか?

8ラウンドはペルスーンの攻勢をさばき切れず、このラウンドはベルギーのWBC王者が取りました。

9ラウンド。テイラーの左カウンターでペルスーンの動きが一瞬止まりますが、前進は止みません。

ファイナルラウンド。オフィシャルはわかりませんが、クロスファイトです。英国ファンが「オーレー、オーレー」と合唱してテイラーを応援。両者ノンストップの打ち合い、試合終了のゴング。
 
勇敢に戦ったペルスーンの左目は膨れ上がってます。 テイラーの右目も腫れてますね。

個人的には僅差でペルスーンですが… うーーん、MDでテイラーですか。ちょっとスッキリしませんね。公式は96−94×2、95−95。

これで、テイラーは念願の Undisputed Championです。

「そりゃない」と人差し指を振って抗議の姿勢を見せたペルスーンでしたが、涙を流しながら退場。 

完全アウェーで勝利に値する十分な戦いぶりでした。