日本時間5月5日(日)ネバダ州ラスベガス T-Mobileアリーナ 

リング誌/リネラル/WBA/WBCミドル級王者:カネロ・アルバレスvsIBFミドル級王者:ダニエル・ジェイコブス


ボクシングのメガファイトがメキシコの祭事や独立記念日に合わせてラスベガスで開催されるようになってから長い時間が経ちましたが、その主人公はマニー・パッキャオであり、フロイド・メイウェザーでした。

パッキャオ戦でヒスパニックからブーイングを浴びたようにオスカー・デラホーヤは自伝の通りの「アメリカの息子」でしかありませんでした。 

その意味でもカネロ・アルバレスはようやく現れた生粋純血のメキシカンヒーローです。

巨大なT-Mobileアリーナは観客席はもちろんBGMから、売店のビールや軽食までメキシコ一色。ここでカネロに挑む日本人を見てみたいと願うなんて、10連休末の白昼夢に過ぎないのでしょうか。 
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WBCがまたけったいなベルトを作成してますね…。

しかし、引っ張りますね〜〜。カネロが「まだ心の準備が出来てない」とか言ってロッカーをロックしてるのでしょうか。 

さあ、両者リングイン。ジェイコブスは気合入ってます。カネロのシンプルな頭貫衣、渋いですね。 

「3万人の観客」(マイケル・バッファー)。そんなに入りましたっけ、T-Mobile。 

やはりジェイコブスが一回り大きいですね。

序盤の主導権争いはどちらも握れず。お互いにやりにくさを感じているのがじわじわ滲み出てくるような立ち上がり。

ジェイコブスのスイッチは、防御としていい盾です。5ラウンド、カネロが攻撃を強めるも、次のラウンドにはジェイコブスが距離を修正。 

このあたりで、塩の強烈な香りが漂い始めます。どちらもバリアを張って、そこから飛び出さない。

特に、ジェイコブスは大事に戦いすぎです。

11ラウンドには塩分過多の展開に飽きた観客から湧くブーイングが大きくなります。

平坦な展開のまま12ラウンド終了。

Final Punch Stats
FIGHTERTOTALJABSPOWER
Alvarez188 of 466 (40%)68 of 202 (34%)120 of 264 (46%)
Jacobs131 of 649 (20%)42 of 290 (15%)89 of 359 (25%)
-- Courtesy of CompuBox  

ミラクルマンは奇跡を起こせず。〝カネロ判定〟抜きで115−111*2/116−111は妥当なジャッジです。今回のジャッジは戦前から「現時点で最高の3人」とお墨付き。さすがスコアに文句はありません。

ESPNも116−112でカネロ。

ああ、なんだか口直したくなるようなしょっぱいメガファイトでした。

While he were promised Marvin Hagler-Thomas Hearns, what was delivered was a chess match 
ハグラーvsハーンズのような大戦争が期待していたが、我々が見たのはセコいチェスマッチだった。