これが経験の差なのでしょうか。

トップランクと契約、米国に乗り込んだ岡田博喜の第2戦。

初戦が無名のクリスチャン・コリア相手に煮え切らない内容だっただけに、ビッグネームのレイムンド・ベルトランに明白な勝利を収めて、その名を挙げたいところでしたが…無念の9ラウンドKO負け。

第1ラウンドから岡田は果敢に攻め、左ジャブを起点に右をつなげてまずまずのスタートも、2ラウンドは激しい打撃戦、岡田がフラッシュダウンを奪われるも猛反撃、ベルトランを追い込みます。

この3分間は10−9で岡田に振るのが、納得ですが…そんなスコアはしませんよね。

3ラウンド、ベルトランの強打で岡田の左目上が切り裂かれ、4ラウンドも押され気味でゴング。

それでも5ラウンドから岡田は接近戦に活路を見出します。目に血が入って見にくいのか、プランBはうまく作動したように見えました。

6ラウンドにはベルトランは失速、昨年グリーンカードを手にしたメキシコの苦労人も左目を切ります。

7〜8ラウンド、メキシカンも持ち前の根性で反撃しますが、岡田が主導権を渡しません。

番狂わせが見えてきた9ラウンド。

ベルトランが最後の力を振り絞って、クロスレンジの打ち合いから強力な右カウンターを炸裂。岡田が痛烈なダウンを奪われてしまいます。

このラウンドを逃げ切りたい…必死でベルトランの猛攻を凌ごうとする岡田ですが、ここが勝負、絶対に逃さないとベルトランは総攻撃。二度目のダウンを奪われてしまいます。
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PHOTO BY MIKEY WILLIAMS/TOP RANK

岡田のダメージは深い。

残り時間は60秒近くもあります。岡田のコーナーから無念のタオルが投げられました。

岡田はプロ初黒星。

8ラウンドまでのオフィシャルは一人がベルトラン78-74、残る二人は76-76のドロー。

WBCとWBO二つの地域タイトルが賭けられていたこの試合に勝てば、次戦にも世界挑戦の可能性があった岡田でしたが、この敗北は痛い。

大健闘でしたが、この1敗は痛すぎます。

ベルトランは「2ラウンドは完全に効かされてしまった。岡田のパンチの軌道を見極めるのに手間取ったが、この右を当てるために布石を置いていった。最後は思い通りにパンチを繋ぐことができた」と喜び「140ポンドでも世界王者になりたいが、135ポンドに戻るかもしれない。自分の肉体と相談して決めることになる」とライト級に戻る可能性も示唆しています。


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一方で、昨年9月に岡田に惜敗したクリスチャン・コリアはホエル・ディアスJr.を3ラウンドTKOの番狂わせで攻め落とし、復帰戦を飾りました。岡田との明暗分かれた格好です。




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井上尚弥のスパーリングパートナーでも有名なジェネシス・セルバニアは無敗のホープ、カルロス・カストロと空位のWBC米大陸ジュニアライト級王座を争いましたが、圧倒的不利の予想通りに100-90/99-91/98-92の準完封負け。

早々に右目を切り裂かれたセルバニアは、何もさせてもらえませんでした。

カストロも決定力に欠くボクサーですが、こういう試合を見せられると井上が「フェザーでは難しい」と自覚しているのは冷静な判断かもしれません。



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メインイベントはジュニアウェルター級のWBCバージョンを持つホセ・ラミレスが、ホセ・ペサダを2−0のMDで振り切って二度目の防衛に成功。

ラミレスのホームとはいえ、すごい人気です。

1万4000人も集客したそうです。 

なるほど、WBSSの怪しいオファーを二つ返事で断ったのもうなずけます。