日本のメディアはズルいなぁと思うことが、ときどきあります。

大谷翔平や井上尚弥を報道するとき「米国でもこんなに取り上げられています!だからすごいんです!」っていわんばかりに、向こうのメディアの記事を紹介するケースです。

確かに、大谷は別格です。

米国のネットや雑誌や新聞を見てたら、日本ほどではないにせよ、大きく取り上げられていますから、誰にでもわかります。

しかし、ボクシング については井上だけが特別に取り上げられているわけではありません。というよりも、誰も特別ではありません。

ボクシングは、残念ながらマイナースポーツです。今なら、村田諒太以外はマイナーです。

さらに、世界では軽量級は輪をかけてマイナーです。

そこを、足元を見つめなければいけないというのに「バンタム級でも何十億円稼げる」というありえない妄想が一般メディアで垂れ流されていることに、違和感を覚えてしまいます。

一方でヤフコメなどを見ると「亀田」への嫌悪は、集団リンチの域です。

日本のメディアは、アル・ヘイモンと契約したのが和毅じゃなくて井上尚弥だったら「世界が認めた!」「トップランクと契約するよりもすごいこと!」ときっと大騒ぎしていたことでしょう。

ぶっちゃけ、アジアの軽量級なんて、欧米の奴らから見たら五十歩百歩、目クソ鼻クソです。 奴らは、軽量級の面白さなんて全くわかってないのです。

「井上は今に世界に出て、何十億円も稼いで、日本では見れなくなる」と勘違いしている敬虔な信者の方も、ラスベガスの軽量級のほとんどが、日本のサラリーマンの平均年収にも全然達していない現状を知れば、引くでしょう。

日本の方がはるかに稼げるのです。

というわけで、明日の後楽園ホール。

WBOジュニアフェザー級王座決定戦。アブゲイル・メディナvs亀田和毅。

日本のボクシングファンは「亀田」に異常なアレルギー反応を示しますね。

もちろん、私にもそのアレルギーが全くないかと問われて「全くない!」と言い切る自信はありませんが、ヤフコメとか見るともはや魔女狩りですね。

というわけで今夜は、前日計量を一発クリアした、明日の世界戦を伝えるリング誌電子版から。メディナのインタビューです。
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リング誌2015年1月号恒例の「世界のベストファイター100人」。3年前(正確には4年前)は64位と65位、二人の無敗世界王者の評価は隣接イーブンでした。もちろん、キャリアは違いますが…。


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WBOのピースは王者レイ・バルガスが怪我と肺炎を患い、空位となったことで今回の決定戦が実施されることになった。

30歳のメディナの戦績は、19勝10KO3敗2分。スペインをベースに戦うドミニカンは「ヨーロッパ王者になって2年も待った。世界戦は自然の流れとはいえ、嬉しい。日本には旅行に来た分けじゃない、世界タイトルを持って帰るために来た」と決意を語る。

和毅については「メキシカンスタイル(打ち合い)も出来るし、リングを大きく使ったボクシングもできるいい選手。対策は練って、作戦も何パターンか用意している。バルガスと戦うのは私の夢だが、その前に日本人を倒さなければならない、今はそれだけに集中している」と、相当に研究している。

「亀田はビッグネームだからこそ、勝利とベルトをスペインに持ち帰ることは重要な任務だ」。

会場は軽量級マニアなら誰でも知っている、メッカ後楽園ホール。

この試合の勝者はバルガスとの決戦や、アイザック・ドグボーやジェシー・マグダレノといった実力者に、伝説的なギレルモ・リゴンドー、地味だが侮れないダニエル・ローマンとTJ・ドヘニー、そして無敗の人気者ディエゴ・デラホーヤとの対戦にも絡むことが出来る。

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和毅は、この試合に勝てば将来、井上尚弥との対戦も希望しています。興行規模だけならWBSSのバンタム級も吹っ飛ぶメガファイトになります。

実現したら、亀田一家は、悪役に徹して盛り上げるべきです。日本版のパックメイです。

パックメイはオッズも予想もある程度は割れた〝善と悪の対決〟でしたが、日本版は〝善〟に一方的に偏りそうです。

人気者の井上と、嫌われ者の亀田の激突。ともにボクシング一家の対決。 

二人とも、卓越した強豪(層の薄い軽量級ではほとんどいないのですが)との手合わせがないだけに、勝敗は単純 じゃない気がします。

あ、ちょうど今、テレ朝「GETスポーツ」で取り上げられてますね。ということはテレ朝で後日録画放送するのでしょうか? 

来週の「GETスポーツ」では、なにかドキュメンタリー的な特集でもあるかもしれません。