世界王者になってからも副業を続ける、続けざるを得ないボクサーは日本でも珍しくありません。
まして世界に目を向けると、東南アジアや中南米、アフリカ、貧しい途上国が軒を連ねる地域で主流の軽量級ボクサーが〝専業〟になることはレアケースです。
三階級制覇を果たし、六車卓也や葛西裕一、渡辺雄二を倒したウィルフレド・バスケス父は豊かな日本人相手の試合をこなし、ボクシングに専念することも出来ましたが、トレーラーの運転手としての副業を続け、報酬でより大きなトレーラートラックを購入、事業を拡大していきました。
ラスベガス・ハードロックホテル&カジノでWBOジュニアフライ級王座の二度目の防衛戦のリングに上がったアンヘル・アコスタも、副業をこなしながら戦うチャンピオンです。
昨年5月、16戦全勝16KOの完全無欠の戦績を引っ提げ、田中恒成に挑むも0-3の完敗。田中が三階級制覇を目指して返上して空位となった王座をファン・アレホと12月に争い10ラウンドKOで念願のタイトル獲得。
今年6月にはカルロス・ブイトラゴを最終回KOに下して初防衛に成功。28歳のプエルトリカンは、この13か月足らずの間に「世界挑戦失敗」「世界王座獲得」「世界王座防衛」と3試合をこなし、濃密な時間を過ごしてきました。
明日、迎え撃つのはアブラハム・ロドリゲス、23歳。戦績は23勝11KO1敗と立派なメキシカンですが、強豪との手合わせはなく、アコスタ有利の予想が立てられています。
ロドリゲス唯一の黒星は今年3月にアレハンドロ・ビラセノアに5ラウンドでドクターストップされたものです。ロドリゲスの左目上の激しい出血はパンチによるものではなく、バッティングだったように見えましたが、無名のボクサーの頭突きをかわせないのは技術的に未熟な証拠です。
試合は2ラウンドKOで、アコスタは20戦19KO1敗に数字を伸ばしました。勝った19試合は全てKO、負けたのは1試合だけ。田中恒成の強さを際立たせてくれています。
衝撃的なKO勝利をまた一つ加えたアコスタは、バンタム級のエマニュエル・ロドリゲスと並ぶプエルトリコ軽量級のスターなのですが…。
アコスタはプロボクサーとして順調なキャリアを重ねながらも、地元サンファンの宅配ピザ屋・マイケルピザでも働いているのです。
「オフなど時間があるときは、今でもマイケルピザで働いてるよ。性格的にも接客業が向いてて、この仕事が好きなんだ。給料も入ってくるし。車を買ったり、携帯電話料金を支払ったり、いろいろお金もかかるからね」。
「ボクシングで稼いだら、将来は自分の店を持ちたいと考えているんだ。店舗経営のノウハウはわかっているから」。
一日働いたら70~80ドルになることもあり、25ドルのチップをもらったこともあるといいます。
明日のロドリゲス戦はその100倍以上の収入を彼にもたらすことになりそうです。
初防衛戦は独立系のPPVで放送、視聴者数は寂しいものでしたが、今回はフェイスブックでストリーミング放送されるゴールデンボーイ・ファイトナイト(先日のホルヘ・リナレスの試合もそうでした)です。
タイトルを獲得した昨年12月のアレホ戦は、母国の伝説ミゲール・コットの引退試合(vsサダム・アリ)の前座にセットされましたが、その時を凌ぐキャリア最高の報酬を手に入れることになりそうです。
「ミゲール・コット・プロモーションに所属しているおかげで、ゴールデンボーイ・プロモーションが手掛ける大きなイベントに参加することが出来た。本当に感激している」と喜び、「私の強さは母親似。母親は本当に強いんだ。ノックアウトで勝つことに価値を覚えている。なによりも観客が興奮してくれるから」と強打を打ち込むスタイルについても説明しています。
プエルトリコでは特別な意味を持つ〝Tito”の異名(もちろん最も偉大なボクサーの一人、フェリックス・トリニダードから来ています)を戴くアコスタは「同じ階級の田口良一vsヘッキー・ブドラーはすごい試合だった。ブドラーは凄いよね。無敗の拳四朗の試合も観ているけど、彼も素晴らしいボクサー。プロモーターには統一戦がしたい、オファーがあったら報酬は関係なく受けたい」と、ジュニアフライ級統一の野望も口にしています。
もし、統一王者にまで昇り詰めることが出来たら、念願の宅配ピザ屋をすぐに開業できるでしょう。そして、プエルリコのサクセスストーリーとして語り継がれていくに違いありません。
まして世界に目を向けると、東南アジアや中南米、アフリカ、貧しい途上国が軒を連ねる地域で主流の軽量級ボクサーが〝専業〟になることはレアケースです。
三階級制覇を果たし、六車卓也や葛西裕一、渡辺雄二を倒したウィルフレド・バスケス父は豊かな日本人相手の試合をこなし、ボクシングに専念することも出来ましたが、トレーラーの運転手としての副業を続け、報酬でより大きなトレーラートラックを購入、事業を拡大していきました。
ラスベガス・ハードロックホテル&カジノでWBOジュニアフライ級王座の二度目の防衛戦のリングに上がったアンヘル・アコスタも、副業をこなしながら戦うチャンピオンです。
昨年5月、16戦全勝16KOの完全無欠の戦績を引っ提げ、田中恒成に挑むも0-3の完敗。田中が三階級制覇を目指して返上して空位となった王座をファン・アレホと12月に争い10ラウンドKOで念願のタイトル獲得。
今年6月にはカルロス・ブイトラゴを最終回KOに下して初防衛に成功。28歳のプエルトリカンは、この13か月足らずの間に「世界挑戦失敗」「世界王座獲得」「世界王座防衛」と3試合をこなし、濃密な時間を過ごしてきました。
明日、迎え撃つのはアブラハム・ロドリゲス、23歳。戦績は23勝11KO1敗と立派なメキシカンですが、強豪との手合わせはなく、アコスタ有利の予想が立てられています。
ロドリゲス唯一の黒星は今年3月にアレハンドロ・ビラセノアに5ラウンドでドクターストップされたものです。ロドリゲスの左目上の激しい出血はパンチによるものではなく、バッティングだったように見えましたが、無名のボクサーの頭突きをかわせないのは技術的に未熟な証拠です。
試合は2ラウンドKOで、アコスタは20戦19KO1敗に数字を伸ばしました。勝った19試合は全てKO、負けたのは1試合だけ。田中恒成の強さを際立たせてくれています。
衝撃的なKO勝利をまた一つ加えたアコスタは、バンタム級のエマニュエル・ロドリゲスと並ぶプエルトリコ軽量級のスターなのですが…。
アコスタはプロボクサーとして順調なキャリアを重ねながらも、地元サンファンの宅配ピザ屋・マイケルピザでも働いているのです。

「ボクシングで稼いだら、将来は自分の店を持ちたいと考えているんだ。店舗経営のノウハウはわかっているから」。
一日働いたら70~80ドルになることもあり、25ドルのチップをもらったこともあるといいます。
明日のロドリゲス戦はその100倍以上の収入を彼にもたらすことになりそうです。
初防衛戦は独立系のPPVで放送、視聴者数は寂しいものでしたが、今回はフェイスブックでストリーミング放送されるゴールデンボーイ・ファイトナイト(先日のホルヘ・リナレスの試合もそうでした)です。
タイトルを獲得した昨年12月のアレホ戦は、母国の伝説ミゲール・コットの引退試合(vsサダム・アリ)の前座にセットされましたが、その時を凌ぐキャリア最高の報酬を手に入れることになりそうです。
「ミゲール・コット・プロモーションに所属しているおかげで、ゴールデンボーイ・プロモーションが手掛ける大きなイベントに参加することが出来た。本当に感激している」と喜び、「私の強さは母親似。母親は本当に強いんだ。ノックアウトで勝つことに価値を覚えている。なによりも観客が興奮してくれるから」と強打を打ち込むスタイルについても説明しています。
プエルトリコでは特別な意味を持つ〝Tito”の異名(もちろん最も偉大なボクサーの一人、フェリックス・トリニダードから来ています)を戴くアコスタは「同じ階級の田口良一vsヘッキー・ブドラーはすごい試合だった。ブドラーは凄いよね。無敗の拳四朗の試合も観ているけど、彼も素晴らしいボクサー。プロモーターには統一戦がしたい、オファーがあったら報酬は関係なく受けたい」と、ジュニアフライ級統一の野望も口にしています。
もし、統一王者にまで昇り詰めることが出来たら、念願の宅配ピザ屋をすぐに開業できるでしょう。そして、プエルリコのサクセスストーリーとして語り継がれていくに違いありません。

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