世の中にスポーツは数あれど、ボクシングほど偉大なミュージシャンに歌われてきたスポーツはありません。

あらゆるスポーツと、それが題材になった歌を統計したのか?偉大なミュージシャンの定義は?。…統計もとってないし、定義なんて無意味です。

サッカーを題材にした歌なんて聞いたことありません。もし、そんな歌があったとしてもどうせくだらない聞くに堪えない陳腐な歌でしょう。しかし、あの球蹴りは本当に世界一人気のあるスポーツなのでしょうか?

野球でも名曲「六甲おろし」は別格にしても、「Take me Out to the Ball Game」なんて子守唄にもなりません。

それに比べて、ボクシングを題材にした歌のなんと豊穣で高水準なことか!

全てが独断と偏見ですが、これは紛うことなき真実なのです。


★第10位:LL Cool J  Mama Said Knock You out (1990年)
 
ヒップホップの大巨匠、LL・クール・Jです。名曲ですね。



ヒップホップもラップも活版印刷も羅針盤も火薬も全部モハメド・アリが発明したのですが、さすが彼はその重大な事実をよく理解してます。

And I'm just gettin warm Just like Muhummad Ali they called him Cassius  じわじわ心に火が付いてきたぜ、やつらがカシアス・クレイと呼んだモハメド・アリみたいにな!


★第9位:
 DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince   I Think I Can Beat Mike Tyson (1989年)

フレッシュ・プリンス…そうです、のちの名優ウィル・スミスが歌う「マイク・タイソンだってぶっ倒せるぜ!」。
52632927スミスは、映画「ALI」(2001年)で主演男優賞にノミネートされるなどボクシングに縁が深いセレブです。


★第8位:アリス チャンピオン(1978年)

歌詞に登場する老いたチャンピオンのモデルは、なんとカシアス内藤。

チャンピオンになったことのない内藤、どちらかといえば諦めの早いボクサーのイメージが強い内藤に「立たないで もうそれで十分だ」というのは、少し違和感がありますが。


★第7位:Bob Dylan   Who KIlled Davey Moore (1963年)

音楽家として史上初めてノーベル文学賞を受賞したボブ・デュランですが、彼の本質は吟遊詩人ですから違和感はありません。


そして、彼もまたボクシングとは切っても切り離せないグレートなのです。

シュガー・ラモスの強打に、ロープ最下段に後頭部を強打したムーアが二日後に死亡。そのエピソードを私が初めて知ったのは「あしたのジョー」でした。



★第6位:Bob Dylan  Hurricane (1976年)
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またまた、ボブ・ディランです。

1966年、冤罪で終身刑に服したルービン・カーターを歌った、これまた名曲です。

While Rubin sits like Buddha in a ten-foot cell  An innocent man in a living hell  〜監獄に閉じ込められてブッダのように静かに座るカーター、無実の男は地獄の日々を送る。

1988年、無罪放免、自由を勝ち取ったハリケーン・カーターは、袴田巌に応援メッセージを送って励ましたこともありました。2014年没。

そして、袴田はまだ戦い続けています、今この瞬間も。


★第5位:Morrissey  Boxers (1995年)

Losing in front of your home town The crowd call your name…

それにしても、ボクサーの歌は哀しい歌が多いですね。

モリッシー、詩人なのか作詞家なのか歌手なのか…デュラン同様に吟遊詩人とカテゴライズするのが一番しっくり来るかもしれません。


★第4位:Simon&Garfunkel  The Boxer (1969年)

議論する余地の無い、歴史上最もヒットしたボクシングソングです。

ローリングストーン誌のオールタイム・グレイテスト・ソング、つまりあらゆる時代、あらゆる楽曲の中で106位にランキングされている、文字通りグレートです。

ラ〜ラライ、ラ〜ラ、ラララララライ…やっぱりもの哀しい歌です。

とはいえ、聞けば聞くほど「これはボクサーをテーマにした歌なのか?」という疑念が渦巻いてきますが…いいんです、そんな細かいことはなんて。



タイトルがそのものズバリ「ボクサー」なのですから!

普通ならこの歌が1位で決まりですが、ここでは普通は通用しないので4位なのです。


★第3位:Warren Zevon  Boom Boom Mancini(1987年)
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ウォーレン・シヴォンの「ブンブン・マンシーニ」です。

この歌は、もの哀しさのエッセンスが少しだけ軽減されますね。「何もかも乗り越えて行け!」という応援歌です。

1984年、WBAライト級チャンピオンとしてボビー・チャコンと4度目の防衛戦に臨んだレイ・マンシーニの歌です。

歌詞にはアレクシス・アルゲリョや、リング禍を引き起こした金得九との一戦(この試合が12ラウンド制に移行する契機となりました)にも触れて、ブンブン・マンシーニの波乱のキャリアを歌い上げています。

★第2位:Johnny Wakelin & The Kinshasa Band Black Superman (1975年)

ジョニー・ウェイクリン&キンシャサバンドです。

この歌を知らない人でも「キンシャサ」「ブラックスーパーマン」ときたら、簡単にお気づきでしょう。

そうです。モハメド・アリの応援歌です。

いや、応援歌というよりも、これはもっと高尚な賛美歌ですな。

He floats like a butterfly and stings like a bee Mohammed, the black superman…

Who calls to the other guy I'm Ali catch me if you can…まさに賛美歌ですわ。


★第1位:Bruce Springsteen  The Hitter (2005年)
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第1位は、ブルース・スプリングスティーンです。

I fought champion Jack Thompson in a field full of mud 
Rain poured through the tent to the canvas and mixed with our blood…

雨でぬかるんだフィールドでチャンピオンのジャック・トンプソンと戦った。激しい雨はテントを伝ってリングを濡らし、俺たちの血と混ざっていくのさ…。

いいですね、もの哀しさを、反骨で打ち砕くように歌い上げる兄貴のブルース、さすがです。


🎵🎵🎵 異論反論、ありますでしょうが、全て受け入れます。PFP同様、あくまで私の脳内ランキングでした。