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「あしたのジョー」第28話「栄光への賭け」1970年10月7日放送より。

WBSSのセカンドシーズン。

三つの階級でこの秋開幕…のはずなのに、ジュニアウェルターとバンタム級ともう一つの階級はまだ発表されていません。

さらに、我らが井上尚弥が殴り込むバンタム級でも、いまだに8人の参加選手が揃わないという「大丈夫かいな」と心配な状況が続いています。

もちろん、優勝賞金など報酬面でも何一つ明らかにされていません。

日本のメディアが浮ついて報道したシーズン1と同じ「賞金総額50億円、優勝賞金11億円」などという規模ではないことは間違いありませんが、それでも階級最強、a Championではなく少なくともThe Champion、あわよくばUndisputed Championを決めるトーナメントは、アルファベット団体が提供する欺瞞の世界戦に辟易しているボクシングファンの心を躍らせてくれます。

軽量級では、HBOがファイトマネーをはじめコストを徹底的に削減して「成功」したといわれる米国の「SUPER FLY」興行も、主役のローマン・ゴンザレスの敗北と、その番狂わせを起こしたシーサケット・ソールンビサイがより報酬の高いONEに鞍替えしてしまい、瓦解した模様です。

 WBSSのバンタム級トーナメントも、約10年前にアブナル・マレス以外のファイトマネーは10万ドルにも遠く及ばない「バンタム4」がひっそりと開幕して、誰も知らないうちに閉幕しましたが、その悪夢が蘇ります。

しかし、今回のWBSSは、この階級の強豪が7人まで結集しました。 「バンタム4」の招待には「報酬の桁がおかしい」と長谷川穂積と同様に拒絶したドネアも、WBSSには進退を賭けて参加します。

そして昨日、井上尚弥の正式参戦が発表されました。これは、フジテレビをはじめ日本がなんとしてもバックアップして欲しいですね。「 SUPER FLY」でもファイトマネーをジャパンマネーが上乗せしたように、いやそれ以上に!

井上の世界評価は高いとはいえ「雑魚ばかりと戦い、ジュニアバンタムの強豪から逃げた」という見方は一部ファンだけでなく、メディアの間でも色濃く存在しています。

米国BOXING NEWSでも「Inoue received a ton of respect from a lot of boxing fans, but the fact remains that he never got around to fight any of the truly talented fighters at 115. The best guy that Inoue fought at super flyweight was Narvaez, and he was 38-years-old at the time he fought him. 「井上は多くのファンから高く評価されているが、115パウンドの強豪とは一度も戦わなかったという事実は残っている。井上が戦った最強は38歳のオマール・ナルバエスだけだ」と皮肉られています。

実際、リング誌も「ナルバエスは戦い方を間違えた。長い試合を想定して井上が速攻で来るとは考えていなかった。そもそもが数字ほどの強さのないボクサーで、さらに衰えも明らかだったが」と評したように、戦前の予想から、多くのブックメーカー同様に井上の圧勝を推していました。

「井上ピンチ!」という報道は日本だけ(西岡利晃vsラファエル・マルケスでも「オッズは不利になるでしょうな」という浜田剛史さんらの明らかに間違った意見等が溢れていましたが)だったのです。

今回のトーナメントも井上が優勝候補の筆頭ですが、ジェイミー・マクドネルをはじめ過去の対戦相手のような5−1レベルのオッズは叩かれないでしょう。
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「これが下町の娘と財閥令嬢の差ってヤツか。しかしなんだね、花束ってのはこういう派手な方がサマになるね」(矢吹丈)

優勝しなくてはなりません。

その暁には、PFP1位の座も当たり前に手に入れている可能性も十分です。