いよいよ10日後に迫ってきたマニー・パッキャオの注目のビッグファイト。

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WBAウェルター級王者ルーカス・マティセへの挑戦は、大きな節目の一戦となります。

トップランクから完全独立して、初めての試合。そして、 自身の試合としては(傘下の選手の興行ではこれまでも何度もありました)MPプロモーションズ初の単独興行。

さらには、34試合17年に渡ってコンビを組んできたフレディ・ローチと決別して最初のリングです。 

…今年で40歳を迎えるアジアの誇りが、強打のアルゼンティーナに沈められるようなことがあると、直近10試合の星勘定が5勝5敗まで落ち込んで、その商品価値がさらに下落するのは間違いありません。

7月15日のクアラルンプールで悲惨な結果を突きつけられた場合、生きる伝説はポストカンファレンスで引退宣言をするかもしれません。

しかし、おそらくマニー・パッキャオは再びリングに戻ってくるでしょう。
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「スパーリングでは絶好調」と言われていますが…。写真は、IBFパンパシフィック・ライト級王者ジョージ・カンボソス(14勝8KO無敗)を追い詰めるパッキャオ。

動画を見ると確かにコンディションは良さそうですが、相手は無名のライト級です。どう贔屓目に見ても、ジュニアミドルで戦っていたショーン・ポーターを圧倒した頃のパックマンではありません。


今夜のお話は、このビッグイベントのリングに上がる中国期待の星、呂斌(ルー・ビン)についてです。

対戦相手はWBAジュニアフライ級王者カルロス〝CCC〟カニサレス。このタイトルは3月18日に小西伶弥との決定戦に勝利して獲得したものです。

小西は3ラウンドにダウンを奪われたものの4ラウンドから反撃、ボディを効かせてカニサレスを交代させましたが、最後まで捕まえることができずに3−0の判定負けで、王座に届きませんでした。

カニサレスは20勝16KO無敗1分と綺麗な数字を並べていますが、ダメージの深い小西を攻め落とせないばかりか、反撃まで許した穴の多い王者です。

一方、ルー・ビンの戦績が注目なのです。なんと、1戦1勝1KOなんです。

デビュー2戦目で世界タイトル(といってもリング誌やESPNはスーパー王者がいる場合はセカンド・タイトル、セカンダリー・チャンピオンと呼んで正規王者とは認めていないWBAレギュラーですが)に挑戦する22歳は、リオデジャネイロ五輪49kg級(ライトフライ)に中国代表として出場しているとはいえ、初戦で敗退しています。

そんな、エリートアマと呼ぶには微妙なルーですが、ワシル・ロマチェンコでも叶えることが出来なかった、史上最速デビュー2戦目での世界タイトル獲得に挑むわけです。

いずれ近い将来、デビュー戦で世界挑戦するボクサーが現れても、もう誰も驚かないですね…今までもそんなことがあったとしても、そんなに驚くことじゃありませんでしたが。



デビュー戦で世界奪取なら、もうタイ記録しか狙えないと思われますが、腐敗承認団体を見くびってはいけません。デビュー前のボクサーを世界王者に認定することだってやりかねません。


個人的にはロマチェンコ級の実績を残したアマチュアなら、デビュー戦で即世界挑戦でも納得します。ロマチェンコ級となると、今のところ歴史上ロマチェンコしかいないので、滅多やたらに出現する才能ではありませんが。