「ESPN」「リング誌」「英国ボクシングニュース誌」の〝三大権威〟のPFPランキングをご紹介。
専門家の投票ポイントで決定するESPNに対して、老舗2誌は「合議制」です。
今回の注目は、6ヶ月のライセンス停止処分を下されたカネロ・アルバレスの扱い。
ESPNとボクシングニュース誌は「資格停止期間はランキングから外す」としました。
5月17日発表のESPNランキングでは、一時9位に滑り込んでいたもののランクアウトしていた井上尚弥がカネロやギレルモ・リゴンドーのランクアウトを受けて9位に再登場。
ナイジェル・コリンズ、テディ・アトラス、ダン・ラファエルら10人の得票で、井上は4位・7位・8位票と9位票*2、10位票*3を集めて合計21点を獲得しました。(1位票10点〜10位票1点)
井上を最も高い4位評価したのは、軽量級大好きの元リング誌編集長のコリンズでした。一方で10人中二人は井上には得票しませんでした。

投票制で決めるESPNのPFPは非常にわかりやすく、各パネラーの好き嫌いもわかって面白いです。
1位のワシル・ロマチェンコは8人が1位推し、残る二人が2位、3位評価で97点を獲得しています。
残る二つの1位票はゲンナディ・ゴロフキンとテレンス・クロフォードに振られていますが、現時点ではウクライナのハイテクがパッキャオ&メイウェザー以来の満点1位に最も近い存在です。
高評価のロマチェンコからプロ初ダウンを奪い、10ラウンドまで互角に戦ったリナレスもランキングして欲しかったのですが…。負けて評価が上がるというのは、まずないですから、仕方がないところです。
さて、リング誌がロマチェンコを1位評価しない理由を説明しているので、拙訳します。
🇺🇸🇺🇸🇺🇸
リング誌は最も長く王位を守っているゴロフキン、全米ボクシング記者協会はクロフォード、そしてESPNをはじめ多くのメディアはロマチェンコをPFP#1と評価している。
PFPには異論反論があリ、正解がないのは当然だが、#1がこの3人で議論されることには多くのファンも納得するのではないだろうか?
そして、この3人の中でもロマチェンコのキャリアが際立っているのは認める。プロ12戦で三階級制覇、ギレルモ・リゴンドー、ゲイリー・ラッセルJr.という傑出したテクニシャンをねじ伏せてきた。
リング誌でもウクライナのハイテクを2017年の年間最高選手に選んでいる。
しかし、一方でロマチェンコはホルヘ・リナレスに大苦戦した。リナレスはとんでもない才能だが、誰のPFPランキングにも入っていない上に、ここ数年の試合ぶりからは明らかな劣化も見てとれた。
それでも、リング誌をはじめ多くのメディアが9ラウンド終了時で85−85のドローと見ていた厳しい展開でも勝負どころを正確に嗅ぎ付けて完璧なボディショットでゲームを終わらせたことは、ロマチェンコが特別な存在であることも証明した。
リング誌のパネラーの中には「ロマチェンコを1位にすべき」という意見もあったが、クロフォードと入れ替えで2位に上げるにとどめた。
🇺🇸🇺🇸🇺🇸
「リナレスは誰のPFPランキングにも入っていない(Linares, who was not in anyone’s pound-for-pound rankings )」というのは、おかしな物言いですね。英国ボクシングニュース誌では7位に評価されているのに。
「すでにペナルティも復帰期日も確定している」としてカネロをPFP(4位)に残し、ミドル級ランキングでは依然としてチャンピオン認定したままです。
バーナード・ホプキンスから受け継ぐリネラル王者の血統を重視するあまり、キャッチウェイトでミドル級を汚辱したミゲール・コットやカネロをチャンピオンにしてしまった愚挙は、誰からも理解されません。
リング誌がカネロを「世界ミドル級チャンピオン」と認定して3年。この間、自らのスターパワーとマネーパワーを邪悪に振り回して、160ポンドで戦ったのはたった一度だけというのは、いくらなんでもレッドカードです。
コットとカネロが、リング誌のチャンピオン制度の欠陥を露呈させてくれたのですから、本来ならこの機会にそのレギュレーションに修正・変更を加えるべきなのですが…。
専門家の投票ポイントで決定するESPNに対して、老舗2誌は「合議制」です。

ESPNとボクシングニュース誌は「資格停止期間はランキングから外す」としました。
5月17日発表のESPNランキングでは、一時9位に滑り込んでいたもののランクアウトしていた井上尚弥がカネロやギレルモ・リゴンドーのランクアウトを受けて9位に再登場。
ナイジェル・コリンズ、テディ・アトラス、ダン・ラファエルら10人の得票で、井上は4位・7位・8位票と9位票*2、10位票*3を集めて合計21点を獲得しました。(1位票10点〜10位票1点)
井上を最も高い4位評価したのは、軽量級大好きの元リング誌編集長のコリンズでした。一方で10人中二人は井上には得票しませんでした。

2017年、リング誌の年間PFPで日本人初の10傑入りした井上尚弥。ここから先へ行くには強豪を倒していくしかありません。
1位のワシル・ロマチェンコは8人が1位推し、残る二人が2位、3位評価で97点を獲得しています。
残る二つの1位票はゲンナディ・ゴロフキンとテレンス・クロフォードに振られていますが、現時点ではウクライナのハイテクがパッキャオ&メイウェザー以来の満点1位に最も近い存在です。
高評価のロマチェンコからプロ初ダウンを奪い、10ラウンドまで互角に戦ったリナレスもランキングして欲しかったのですが…。負けて評価が上がるというのは、まずないですから、仕方がないところです。
さて、リング誌がロマチェンコを1位評価しない理由を説明しているので、拙訳します。
🇺🇸🇺🇸🇺🇸
リング誌は最も長く王位を守っているゴロフキン、全米ボクシング記者協会はクロフォード、そしてESPNをはじめ多くのメディアはロマチェンコをPFP#1と評価している。
PFPには異論反論があリ、正解がないのは当然だが、#1がこの3人で議論されることには多くのファンも納得するのではないだろうか?
そして、この3人の中でもロマチェンコのキャリアが際立っているのは認める。プロ12戦で三階級制覇、ギレルモ・リゴンドー、ゲイリー・ラッセルJr.という傑出したテクニシャンをねじ伏せてきた。
リング誌でもウクライナのハイテクを2017年の年間最高選手に選んでいる。
しかし、一方でロマチェンコはホルヘ・リナレスに大苦戦した。リナレスはとんでもない才能だが、誰のPFPランキングにも入っていない上に、ここ数年の試合ぶりからは明らかな劣化も見てとれた。
それでも、リング誌をはじめ多くのメディアが9ラウンド終了時で85−85のドローと見ていた厳しい展開でも勝負どころを正確に嗅ぎ付けて完璧なボディショットでゲームを終わらせたことは、ロマチェンコが特別な存在であることも証明した。
リング誌のパネラーの中には「ロマチェンコを1位にすべき」という意見もあったが、クロフォードと入れ替えで2位に上げるにとどめた。
🇺🇸🇺🇸🇺🇸
「リナレスは誰のPFPランキングにも入っていない(Linares, who was not in anyone’s pound-for-pound rankings )」というのは、おかしな物言いですね。英国ボクシングニュース誌では7位に評価されているのに。
「すでにペナルティも復帰期日も確定している」としてカネロをPFP(4位)に残し、ミドル級ランキングでは依然としてチャンピオン認定したままです。
バーナード・ホプキンスから受け継ぐリネラル王者の血統を重視するあまり、キャッチウェイトでミドル級を汚辱したミゲール・コットやカネロをチャンピオンにしてしまった愚挙は、誰からも理解されません。
リング誌がカネロを「世界ミドル級チャンピオン」と認定して3年。この間、自らのスターパワーとマネーパワーを邪悪に振り回して、160ポンドで戦ったのはたった一度だけというのは、いくらなんでもレッドカードです。
コットとカネロが、リング誌のチャンピオン制度の欠陥を露呈させてくれたのですから、本来ならこの機会にそのレギュレーションに修正・変更を加えるべきなのですが…。

コメント
コメント一覧 (3)
田口の評価は世界というより、日本で低すぎると思いますね。井上よりも厳しいハードルをクリアしてきたのに。
階級での突出度? 王座在位期間の長さ?ランクの高い選手を倒した数?それとも階級を押し並べて統一したときのボクシングのうまさ?
だいたい一番最後で語られることが多いですが、これをリングジェネラルシップと考えるなら直近二戦で隠した相手に苦戦したリナレスやベタ足ファイターのシーサケの選定には違和感があるし、倒した相手ならクロフォと井上は場違いすぎる
本来ロビンソンをオールタイムベストとしたときの定義は階級での突出度だったように思いますが、それなら田口やハードもそろそろランク入りしそうだし、相手がクスリやろうが嫌われものだろうが引き分けたりあるいは判定で優遇されたgggがトップてのも違和感がある
個人的には非の打ち所のないメンツはロマチェンコ、ウシク、スペンスだけです 後者二人はこれから下馬評通りに試合をこなせばランクが上がる余地がありますが