115ポンドに上げた2試合では平凡なファイターになってしまったローマン・ゴンザレス。
シーサケット・ソールンビサイとの初戦は、勝利を盗まれたと言っても良い内容でしたが、タイ人の体格を持て余し、階級の壁にもがいているのは明らかでした。
今回は、ロマゴン復権のために、異例の7日前計量で121ポンドのリミットを課すなど、階級の壁への対策、小細工もリング外では仕込まれていたのですが…。
試合開始からバッティングを気にして慎重に距離を取るロマゴン、しかし前回苦戦したのはバッティングが最大の原因ではありません。階級の壁です。
「121ポンド」の縛りも虚しく、リングに上がったシーサケットはこの日もロマゴンよりひと回り大きく見えました。
ジリジリと距離を詰めて、クロスレンジでのパンチ交換で優位に立って、詰将棋に持ち込むのがニカラグアが生んだ最高傑作の勝利の方程式でした。フライ級までは、後ろに下がる時間は非常に短かったロマゴンでしたが、今日はバックペダルを踏み続け、バッティングを警戒したとはいえ、自分の距離、クロスレンジからは程遠い戦いになってしまいました。
そして、その距離は、体格で上回り、射程距離でも優位に立つタイ人にとっては、まさにオーダーメイドの空間でした。
【完全にノックアウトされてキャンバスに堕ちたロマゴン。階級の壁に苦しんでいたとはいえ、かつてのPFP1位が痛烈に倒されたシーンは、衝撃的でした。まさかの結末に、恋人のソフィアさんが友人と手を握って、観客席から走り去ったシーンは、一見コミカルにも映りましたが、勝利を信じきっていたロマゴンが崩れ落ちる姿にパニックになり、行くあてもなく席を離れてしまったのでしょう。リング上で横たわるロマゴン以上に、悲痛さが伝わりました。ボクシングは、本当に残酷なスポーツです。】
ソールンビサイは「今回は4ヶ月も準備期間があった。2ヶ月しかなかった前回でも、体力では勝っているという手ごたえがあった。今日は間違いなくKO出来ると確信していた」と、衝撃的なKOにも落ち着いてコメントしていました。
もしかしたら、ロマゴン側は「前回苦戦したのはバッティングだけが原因」とでも思ってたかのような、無策な戦いぶりに見えました。もちろん、結果論です。私もロマゴンの僅差判定勝ちを予想していましたし。
「全力でパンチを交換して、彼の方が少しだけ強かった。チャンピオンを祝福したい」と語ったロマゴンは階級の壁を越えるためのモデルチェンジが出来きませんでした。
裏を返すと、スタイルを変えずに、強豪相手に3階級も制覇したのです。彼のスタイルがあまりにも完成していたが故に、モデルチェンジの必要がなかったとも言えるかもしれません。
K2プロモーションのトム・ラフラーは「相性が最悪の相手だった。それでもチョコラティテは、今なお115ポンドでソールンビサイを除けば最強だ」と意地を張りましたが、その言葉は虚しく響くだけです。
もちろん、シーサケットは強い、強いです。体格とパワーでロマゴンを圧倒し、スピードでも互角以上に渡り合いました。
SUPERFLY2は、シーサケットとファン・エストラーダの激突になる見通しですが、タイ人有利は揺るぎません。カルロス・クアドラスに負けたときから、相当な戦力アップを果たしているシーサケットは今や、井上と並ぶ階級最強候補です。
シーサケット・ソールンビサイとの初戦は、勝利を盗まれたと言っても良い内容でしたが、タイ人の体格を持て余し、階級の壁にもがいているのは明らかでした。
今回は、ロマゴン復権のために、異例の7日前計量で121ポンドのリミットを課すなど、階級の壁への対策、小細工もリング外では仕込まれていたのですが…。
試合開始からバッティングを気にして慎重に距離を取るロマゴン、しかし前回苦戦したのはバッティングが最大の原因ではありません。階級の壁です。
「121ポンド」の縛りも虚しく、リングに上がったシーサケットはこの日もロマゴンよりひと回り大きく見えました。
ジリジリと距離を詰めて、クロスレンジでのパンチ交換で優位に立って、詰将棋に持ち込むのがニカラグアが生んだ最高傑作の勝利の方程式でした。フライ級までは、後ろに下がる時間は非常に短かったロマゴンでしたが、今日はバックペダルを踏み続け、バッティングを警戒したとはいえ、自分の距離、クロスレンジからは程遠い戦いになってしまいました。
そして、その距離は、体格で上回り、射程距離でも優位に立つタイ人にとっては、まさにオーダーメイドの空間でした。
【完全にノックアウトされてキャンバスに堕ちたロマゴン。階級の壁に苦しんでいたとはいえ、かつてのPFP1位が痛烈に倒されたシーンは、衝撃的でした。まさかの結末に、恋人のソフィアさんが友人と手を握って、観客席から走り去ったシーンは、一見コミカルにも映りましたが、勝利を信じきっていたロマゴンが崩れ落ちる姿にパニックになり、行くあてもなく席を離れてしまったのでしょう。リング上で横たわるロマゴン以上に、悲痛さが伝わりました。ボクシングは、本当に残酷なスポーツです。】
ソールンビサイは「今回は4ヶ月も準備期間があった。2ヶ月しかなかった前回でも、体力では勝っているという手ごたえがあった。今日は間違いなくKO出来ると確信していた」と、衝撃的なKOにも落ち着いてコメントしていました。
もしかしたら、ロマゴン側は「前回苦戦したのはバッティングだけが原因」とでも思ってたかのような、無策な戦いぶりに見えました。もちろん、結果論です。私もロマゴンの僅差判定勝ちを予想していましたし。
「全力でパンチを交換して、彼の方が少しだけ強かった。チャンピオンを祝福したい」と語ったロマゴンは階級の壁を越えるためのモデルチェンジが出来きませんでした。
裏を返すと、スタイルを変えずに、強豪相手に3階級も制覇したのです。彼のスタイルがあまりにも完成していたが故に、モデルチェンジの必要がなかったとも言えるかもしれません。
K2プロモーションのトム・ラフラーは「相性が最悪の相手だった。それでもチョコラティテは、今なお115ポンドでソールンビサイを除けば最強だ」と意地を張りましたが、その言葉は虚しく響くだけです。
もちろん、シーサケットは強い、強いです。体格とパワーでロマゴンを圧倒し、スピードでも互角以上に渡り合いました。
SUPERFLY2は、シーサケットとファン・エストラーダの激突になる見通しですが、タイ人有利は揺るぎません。カルロス・クアドラスに負けたときから、相当な戦力アップを果たしているシーサケットは今や、井上と並ぶ階級最強候補です。
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