2015年のフロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオ。ボクシング史上最大の興行となった一戦は、このスポーツとしてはシュガー・レイ・レナードが輝きを放った1980年代以来、30年ぶりに一般のスポーツファンの関心を集めましたが、結果としては「ボクシングは面白くない」「どう見てもあんなので400億円もの報酬を分け合う価値はない」と世界中を幻滅させてしまいました。
世紀の一戦が凡戦になったことで、一般ファンの取り込みに失敗したばかりか、既存のボクシングファンの目も冷ややかになってしまったと言われています。
あの一戦がボクシング界に大きなマイナスとなったことは誰も否定出来ません(当事者の二人にとっては生涯最高の36分間でしたが)。
一方で、危機感を募らせたボクシング界はメイウェザー、パッキャオに代わる新しいヒーローを渇望しています。
新時代のヒーロー候補の筆頭は、カネロ・アルバレス。すでに人気だけなら、そのポジションを掴み取っています。しかし、9月にカネロがオッズ通りにゲンナディ・ゴロフキンに敗れると、ヒーロー不在の時間は長引きそうです。
カネロに続くのが、テレンス・クロフォード、ワシル・ロマチェンコですが、現時点ではこの二人と実力伯仲の戦いを繰り広げる相手は見当たらず、彼らが大きくブレイクするのは想像できません。次々に現れるライバルというのは、スーパースター誕生の絶対条件なのですが。
【2012年にSHOWTIMEが打った広告(リング誌から)。カネロ、アブナル・マレス、ビクター・オルティス、アミール・カーンと人気選手が居並ぶ中で、2012年時点ではミゲール・コットがセンターを張ることに誰も違和感は感じませんでした。】
しかし、ヒーロー、スーパースターが難産なこの時期は、世界で無名の日本人ボクサーにとっては大きなチャンスでもあります。
まずは、三浦隆司です。7月15日にカリフォルニアのイングルウッド、あのザ・フォーラムで、ミゲール・ベルチェルトが巻いているWBC世界スーパーフェザー級のベルトを返してもらいます。
この階級での二人の存在感というのは、非常に希薄、完全な脇役です。というのも、ロマチェンコの評価、存在感があまりにも大きいからです。
ベルチェルトはNABO(北米)、WBO(世界)暫定と完全に〝 WBO路線〟を走って来ましたが、一気に舵をWBCに切ってフランシスコ・バルガスからタイトルを奪いました。
理由はたった一つです。WBO王者にロマチェンコが就いてしまったからです。陣営は、勝てるわけがないと踏んだのです。そう言われても仕方ありません。ベルチェルトのバルガス挑戦が内定したとき「ミゲールの気持ちがよくわかる」と同情するメディアもありましたが、その裏側には「お前にはプライドが無いのか?」という皮肉がしっかり隠されています。
ロマチェンコは「この階級を統一したい」と意気込んでいますが、ベルチェルトら対抗王者は乗り気ではありません。三浦には是非、チキンのメキシカンに快勝してもらい、ロマチェンコ戦に繋げて欲しいですね。
もちろん、障害はあります。三浦がベルチェルトに勝って統一戦となっても、ロマチェンコが圧倒的なAサイドです。報酬は下手したらバルガスやベルチェルト戦以下かもしれません(トップランク一推しのウクライナのハイテクが全部持っていきます)。
そんな試合をプロが受ける必要があるのか?
受ける必要はないかもしれません。しかし、スター選手にとっては伝統的に〝腰掛け階級〟〝通過階級〟と軽視されてきたスーパーフェザー級で、第一線でずっと粘り続ける三浦がウクライナの超特急を急停車、脱線させる意味、衝撃は計り知れないものがあります。
もちろん、そんな夢はベルチェルトに勝ってからです。オッズも予想も、残念ながら圧倒的にベルチェルト有利です。ほぼ全ての専門家が「三浦のタフネス、パワーに手を焼くかもしれないが、終盤ストップか大差判定勝ち」と予想しています。
ドッかーん!と見せてやりましょう。そして、リング上で叫んでください。「ロマ!まだライト級に行くのは早い!」。
番狂わせの館で、ベルチェルトなんて粉砕しましょう!
ボンバー!!!!!
世紀の一戦が凡戦になったことで、一般ファンの取り込みに失敗したばかりか、既存のボクシングファンの目も冷ややかになってしまったと言われています。
あの一戦がボクシング界に大きなマイナスとなったことは誰も否定出来ません(当事者の二人にとっては生涯最高の36分間でしたが)。
一方で、危機感を募らせたボクシング界はメイウェザー、パッキャオに代わる新しいヒーローを渇望しています。
新時代のヒーロー候補の筆頭は、カネロ・アルバレス。すでに人気だけなら、そのポジションを掴み取っています。しかし、9月にカネロがオッズ通りにゲンナディ・ゴロフキンに敗れると、ヒーロー不在の時間は長引きそうです。
カネロに続くのが、テレンス・クロフォード、ワシル・ロマチェンコですが、現時点ではこの二人と実力伯仲の戦いを繰り広げる相手は見当たらず、彼らが大きくブレイクするのは想像できません。次々に現れるライバルというのは、スーパースター誕生の絶対条件なのですが。
【2012年にSHOWTIMEが打った広告(リング誌から)。カネロ、アブナル・マレス、ビクター・オルティス、アミール・カーンと人気選手が居並ぶ中で、2012年時点ではミゲール・コットがセンターを張ることに誰も違和感は感じませんでした。】
しかし、ヒーロー、スーパースターが難産なこの時期は、世界で無名の日本人ボクサーにとっては大きなチャンスでもあります。
まずは、三浦隆司です。7月15日にカリフォルニアのイングルウッド、あのザ・フォーラムで、ミゲール・ベルチェルトが巻いているWBC世界スーパーフェザー級のベルトを返してもらいます。
この階級での二人の存在感というのは、非常に希薄、完全な脇役です。というのも、ロマチェンコの評価、存在感があまりにも大きいからです。
ベルチェルトはNABO(北米)、WBO(世界)暫定と完全に〝 WBO路線〟を走って来ましたが、一気に舵をWBCに切ってフランシスコ・バルガスからタイトルを奪いました。
理由はたった一つです。WBO王者にロマチェンコが就いてしまったからです。陣営は、勝てるわけがないと踏んだのです。そう言われても仕方ありません。ベルチェルトのバルガス挑戦が内定したとき「ミゲールの気持ちがよくわかる」と同情するメディアもありましたが、その裏側には「お前にはプライドが無いのか?」という皮肉がしっかり隠されています。
ロマチェンコは「この階級を統一したい」と意気込んでいますが、ベルチェルトら対抗王者は乗り気ではありません。三浦には是非、チキンのメキシカンに快勝してもらい、ロマチェンコ戦に繋げて欲しいですね。
もちろん、障害はあります。三浦がベルチェルトに勝って統一戦となっても、ロマチェンコが圧倒的なAサイドです。報酬は下手したらバルガスやベルチェルト戦以下かもしれません(トップランク一推しのウクライナのハイテクが全部持っていきます)。
そんな試合をプロが受ける必要があるのか?
受ける必要はないかもしれません。しかし、スター選手にとっては伝統的に〝腰掛け階級〟〝通過階級〟と軽視されてきたスーパーフェザー級で、第一線でずっと粘り続ける三浦がウクライナの超特急を急停車、脱線させる意味、衝撃は計り知れないものがあります。
もちろん、そんな夢はベルチェルトに勝ってからです。オッズも予想も、残念ながら圧倒的にベルチェルト有利です。ほぼ全ての専門家が「三浦のタフネス、パワーに手を焼くかもしれないが、終盤ストップか大差判定勝ち」と予想しています。
ドッかーん!と見せてやりましょう。そして、リング上で叫んでください。「ロマ!まだライト級に行くのは早い!」。
番狂わせの館で、ベルチェルトなんて粉砕しましょう!
ボンバー!!!!!
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