パッキャオを最後まで見届けたい。今はその思いが強いのですが、さすがに偶然の出張でもなければ、オーストラリアまでには行けません。朝からテレビの前に鎮座しています。WOWOWには、毎度毎度感謝です。
今回はWBO世界ウェルター級のタイトルマッチ。パックマンにとって24回目の世界戦となりますが、その相手ジェフ・ホーンは延べ24人の中で間違いなく最低ランクのボクサーです。
WBOで2位にランクされ、16戦無敗とはいえ、アルファベットタイトルの独善的なランクや、いくらでも作れる戦績には何の意味もありません。
パッキャオにとって今回の興行はPPVではなく、それは2005年9月のヘクター・ベラスケス戦以来となります。ベラスケス戦もHBOで全米生中継されており、その注目度は高かったのですが、プロボクサーにとって最初の目標である「HBOのメイン」の遙か先まで突っ走ったことにも、このフィリピン人の偉大さを改めて感じてしまいます。
【ESPNのインタビューに答えるパッキャオ。「PPVじゃないことは気にしていない。より多くの人にマニー・パッキャオを無料で見てもらって、私がボクサーとしてまだ終わっちゃいない、ここにいるってことを見せられるんだからね!」。ちなみに、パックマン来襲に沸くオーストラリアではPPVです、ちゃっかりしてますね!】
ちなみに、ノニト・ドネアが初めてHBOメインを張ったのは2011年のフェルナンド・モンティエル戦が初めて、PPVデビューに至っては昨年11月のパッキャオvsジェシー・バルガスの前座で、メインはもちろんありません。軽量級ではメキシカンでもメガファイトのメインを張ることは至難の技です、ましてやメキシカンでないとなると論外です。
そのパキャオvsバルガスのPPVの売り上げは、25万世帯と低迷しました。中量級のメキシカン、カネロ・アルバレスが同国の人気者対決、フリオ・セサール・チャベス戦でノンタイトルながら100万世帯を売り上げたことを例外として、今をときめくゲンナディ・ゴロフキンでも20万世帯にも及ばない現状を考えると、落ち目でも25万を売るパッキャオの人気は悪くないようにも見えますが、全盛期がすごかっただけに、その数字は寂しすぎます。
さて、元学校教師というのが頷ける好青年のホーンと、生まれながらの戦闘屋パッキャオとの試合です。オッズはパッキャオ勝利が1.14倍、ホーンが5倍(ウィリアムヒルのオッズ)です。
放送元のESPNの分析を以下に紹介します。
☆二人の長所☆
パッキャオの経験はもちろん、スピードと技術もホーンを圧倒する可能性が高い。オスカー・デラホーヤやミゲール・コットのような一発殿堂クラスのボクサーでも「パンチの出所を見極められなかった」というパッキャオのフェイントを、ホーンが解析できるとは考え難い。加齢や歴戦の衰え、議員活動の多忙からの練習不足、パッキャオが急速に劣化していることを考慮しても、序盤から一方的な展開になる可能性も否定できない。
ホーンはパッキャオよりも9歳若く、生きる伝説を母国で倒す野心に満ちている。身長、リーチでも上回る。アマチュア時代から定評のあるジャブで、パッキャオの連続攻撃を分断できるようなら、チャンスは生まれる。6万人近くが観客席を埋め尽くすと見られる大歓声も、彼の挑戦を後押しするだろう。
☆二人の欠点☆
パッキャオには、金以外に「ホーンに勝つ」ことへの動機付けが無い。勝とうが負けようが、ホーンはパッキャオのレガシーには何の影響も与えない。背筋も凍る殺傷本能は、完全に消え去り、12ラウンドを安全に渡りきることしか考えていない。モチベーションの消滅、議員活動に軸足を置いた生活…ボクシングの神様がパックマンを見放したとしても、もはや誰も驚くことではない。
ホーンが地元ブリスベーンで戦うのは、これが初めて。しかも、信じられない興行規模と注目度に、純情な青年が戸惑っていることは想像に難くない。パッキャオは重圧には慣れているが、ホーンにこのプレッシャーを「普段通りで」と励ますのは無理だろう。フィジカルは強いが、パッキャオとは比較にならない。そして、ホーンは世界基準では手も足も遅い。パッキャオが様子見する序盤はなんとか凌げても、巧妙に距離を詰めてくるフィリピン人の波状攻撃を堰き止める術を、若いオージーは持ち合わせていないだろう。
☆結果☆
パッキャオが慎重な序盤に、ホーンが体格差を生かしてペースを握る、ビッグパンチを当てることが出来たら面白いが、距離を詰められたら試合は終わる。ホーンが何度も語っているように「攻め込まれてもパッキャオの攻撃をマルケスのように迎え撃つ」ことが出来れば大番狂わせもありうるが、ホーンはマルケスではない。
☆視聴者予想☆
パッキャオのKO/TKO:51%
ホーンの KO/TKO:9%
パッキャオの判定勝ち:34%
ホーンの判定勝ち:5%
引き分け:1%
【かつてワイルドカード・ボクシングクラブの鉄扉に貼られていた「グレート狩り」ポスター。この名簿にはホーンの名前が書かれることはありえません。】
私の拙い予想は、やはりパッキャオの前半KOです。
さっさと圧倒して、最も実現可能性が高いテレンス・クロフォード戦にサインして欲しいところです。
今回はWBO世界ウェルター級のタイトルマッチ。パックマンにとって24回目の世界戦となりますが、その相手ジェフ・ホーンは延べ24人の中で間違いなく最低ランクのボクサーです。
WBOで2位にランクされ、16戦無敗とはいえ、アルファベットタイトルの独善的なランクや、いくらでも作れる戦績には何の意味もありません。
パッキャオにとって今回の興行はPPVではなく、それは2005年9月のヘクター・ベラスケス戦以来となります。ベラスケス戦もHBOで全米生中継されており、その注目度は高かったのですが、プロボクサーにとって最初の目標である「HBOのメイン」の遙か先まで突っ走ったことにも、このフィリピン人の偉大さを改めて感じてしまいます。
【ESPNのインタビューに答えるパッキャオ。「PPVじゃないことは気にしていない。より多くの人にマニー・パッキャオを無料で見てもらって、私がボクサーとしてまだ終わっちゃいない、ここにいるってことを見せられるんだからね!」。ちなみに、パックマン来襲に沸くオーストラリアではPPVです、ちゃっかりしてますね!】
ちなみに、ノニト・ドネアが初めてHBOメインを張ったのは2011年のフェルナンド・モンティエル戦が初めて、PPVデビューに至っては昨年11月のパッキャオvsジェシー・バルガスの前座で、メインはもちろんありません。軽量級ではメキシカンでもメガファイトのメインを張ることは至難の技です、ましてやメキシカンでないとなると論外です。
そのパキャオvsバルガスのPPVの売り上げは、25万世帯と低迷しました。中量級のメキシカン、カネロ・アルバレスが同国の人気者対決、フリオ・セサール・チャベス戦でノンタイトルながら100万世帯を売り上げたことを例外として、今をときめくゲンナディ・ゴロフキンでも20万世帯にも及ばない現状を考えると、落ち目でも25万を売るパッキャオの人気は悪くないようにも見えますが、全盛期がすごかっただけに、その数字は寂しすぎます。
さて、元学校教師というのが頷ける好青年のホーンと、生まれながらの戦闘屋パッキャオとの試合です。オッズはパッキャオ勝利が1.14倍、ホーンが5倍(ウィリアムヒルのオッズ)です。
放送元のESPNの分析を以下に紹介します。
☆二人の長所☆
パッキャオの経験はもちろん、スピードと技術もホーンを圧倒する可能性が高い。オスカー・デラホーヤやミゲール・コットのような一発殿堂クラスのボクサーでも「パンチの出所を見極められなかった」というパッキャオのフェイントを、ホーンが解析できるとは考え難い。加齢や歴戦の衰え、議員活動の多忙からの練習不足、パッキャオが急速に劣化していることを考慮しても、序盤から一方的な展開になる可能性も否定できない。
ホーンはパッキャオよりも9歳若く、生きる伝説を母国で倒す野心に満ちている。身長、リーチでも上回る。アマチュア時代から定評のあるジャブで、パッキャオの連続攻撃を分断できるようなら、チャンスは生まれる。6万人近くが観客席を埋め尽くすと見られる大歓声も、彼の挑戦を後押しするだろう。
☆二人の欠点☆
パッキャオには、金以外に「ホーンに勝つ」ことへの動機付けが無い。勝とうが負けようが、ホーンはパッキャオのレガシーには何の影響も与えない。背筋も凍る殺傷本能は、完全に消え去り、12ラウンドを安全に渡りきることしか考えていない。モチベーションの消滅、議員活動に軸足を置いた生活…ボクシングの神様がパックマンを見放したとしても、もはや誰も驚くことではない。
ホーンが地元ブリスベーンで戦うのは、これが初めて。しかも、信じられない興行規模と注目度に、純情な青年が戸惑っていることは想像に難くない。パッキャオは重圧には慣れているが、ホーンにこのプレッシャーを「普段通りで」と励ますのは無理だろう。フィジカルは強いが、パッキャオとは比較にならない。そして、ホーンは世界基準では手も足も遅い。パッキャオが様子見する序盤はなんとか凌げても、巧妙に距離を詰めてくるフィリピン人の波状攻撃を堰き止める術を、若いオージーは持ち合わせていないだろう。
☆結果☆
パッキャオが慎重な序盤に、ホーンが体格差を生かしてペースを握る、ビッグパンチを当てることが出来たら面白いが、距離を詰められたら試合は終わる。ホーンが何度も語っているように「攻め込まれてもパッキャオの攻撃をマルケスのように迎え撃つ」ことが出来れば大番狂わせもありうるが、ホーンはマルケスではない。
☆視聴者予想☆
パッキャオのKO/TKO:51%
ホーンの KO/TKO:9%
パッキャオの判定勝ち:34%
ホーンの判定勝ち:5%
引き分け:1%
【かつてワイルドカード・ボクシングクラブの鉄扉に貼られていた「グレート狩り」ポスター。この名簿にはホーンの名前が書かれることはありえません。】
私の拙い予想は、やはりパッキャオの前半KOです。
さっさと圧倒して、最も実現可能性が高いテレンス・クロフォード戦にサインして欲しいところです。
コメント
コメント一覧 (3)
さっさと圧倒等は言わないほうがいいです。
両者リスペクトしないと。
あと前座の木下は、なんの成長も感じられずに負けました