リング誌の日本ボクサーに関する記事といえば、correspondent in the far east(極東特派員)のジョー小泉でした。

1993年3月号「The Best Of A Nation(その国の最強は誰だ!?)THIS MONTH: JAPAN」もジョーの筆です。日本人の私がジョーの英語の記事を概訳するというのもおかしな感じです。

なにはともあれ、サウジアラビアの計らいでリング誌の完全アーカイブを誰でも拝読できることになりました。この号も私の手元にはなく、おそらく大学図書館などで読んだと思われます。PDFバージョンとはいえ、また読めるとは!

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1990年から月刊PFPランキングを発表、1993年3月号のPFP10傑は以下の通り。この当時はリング誌チャンピオンシップが断絶していた時代。クラシックなトリコロールのベルトが復活するのは、10年待たねばならない時期でした。

①フリオ・セサール・チャベス
②パーネル・ウイテカー
③テリー・ノリス
④オルランド・カニサレス
⑤バディ・マクガード
⑥リディック・ボウ
⑦アズマー・ネルソン
⑧ジュリアン・ジャクソン
⑨文成吉
⑩ジェームス・トニー

アルファベット団体の日本人王者はWBCフライ級でユーリ・アルバチャコフ、WBAジュニアフライ級で井岡弘樹の2人〝だけ〟。



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さて、1993年時点での日本歴代PFPです。

①ファイティング原田
②柴田国明
③具志堅用高
④渡辺二郎
⑤大場政夫
⑥小林弘
⑦輪島功一
⑧海老原博幸
⑨ガッツ石松
⑩白井義男



80年代に活躍したのは二郎だけ。当時の日本のボクシングファンの〝総選挙〟なら、「原田を超えた」という声もあった辰吉丈一郎や、史上3人目の2階級制覇を成し遂げた井岡弘樹が入ってきそうですが、そこはジョーの「複眼」です。

とはいえ「ジュニアフライ級の防衛記録」で全てが語り尽くされてしまう具志堅の評価が非常に高いのはどうなんでしょうか?

逆に、この手のランキングで過小評価されがちなのが白井義男。PFPなどお呼びじゃないオリジナル8に時代のUndisputed championで4度も防衛しているのです。

2団体時代とはいえ、当時のライト級タイトルを5度も守った石松もとんでもないファイター。

この1993版のメンツに、1994年以降で何人のファイターが割って入れるでしょうか?

〝具志堅〟的評価を当てはめるなら井上尚弥はもちろん、原田も阻まれた3階級制覇以上を達成した亀田興毅、八重樫東、井岡一翔、長谷川穂積、田中恒成、中谷潤人に、PFPと二桁防衛をクリアした山中慎介、内山高志、PFP10傑に食い込んだ寺地拳四朗は当確。

今なら①井上、②中谷、③井岡、④山中、⑤内山、⑥拳四朗のPFPランカーに、複数階級制覇の⑦恒成、⑧長谷川、⑨亀田、⑩八重樫がトップテンか?1993版からごっそり入れ替わることになります。

階級難易度をモノサシにすると、①村田諒太、②ガッツ、③柴田国明、④竹原慎二、⑤畑山隆則、⑥輪島功一、⑦藤猛、⑧浜田剛史、⑨平仲明信、⑩石田順裕か?

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飲んで食うぞ。…本文とは関係ありません。