DAZNとトップランクが複数年契約の締結を発表しました。

昨年、ESPNから見放されたトップランクにようやく救いの手が延ばされた形です。

トップランクはモハメド・アリ、シュガー・レイ・レナード、オスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオ…米国史上最大のスターをプロモートし続けた歴史がありますが、メイウェザーもパッキャオにも見限られ、10年以上も〝脇役〟のファイターしか傘下に収めることができないままです。

ビジネスとして難しい井上尚弥や中谷潤人ら米国市場で全く人気がない超軽量級を中心にリストラを行いましたが、それでも現在のラインナップはキーショーン・デービス、ザンダー・ザヤス、アブドラ・メイソン、エマヌエル・ナバレッテ、レイモンド・ムラタラ、オシャーキー・フォスター、ブルース・カリントン…人気階級に届かないスター未満しか見当たりません。

財政難のトップランクを率いる94歳のボブ・アラムに、これから人気階級の大物獲得に本腰をいれる余力は残されていません。

DAZNがスターになる見込みのないライト級周辺の選手しか抱えていないトップランクを〝救済〟したのは、品揃えの一環です。

現在、マッチルームとクイーンズベリーの英国(世界)2大勢力に加えて、トップランクほどではないものの没落著しいゴールデンボーイ・プロモーションズとも提携しているDAZNはボクシング最大のプラットフォームになりました。

マッチルームやクイーンズベリーのヘビー級など人気階級のメガイベントの前座に、トップランクの軽量級をあてがう…そんな風景が見られるかもしれません。