ジェームズ・ボンド、首相、トーマス・クラウン、ルイ14世…どんな役にもなりきってきたピアース・ブロスナンは感慨深く語る。

「ブレンダン・イングルを演じたことは喜び以外の何ものでもない」。

https://fushiananome.superknova.org/archives/39915811.html


ナジーム・ハメドは、シェフィールドのウィンコバンクにあるイングルが開いた伝説的なジムから生まれた最も有名なボクサーの1人だった。

イエメンをはじめ中東から破格のスポンサードを受けて米国にも進出したフェザー級チャンピオンは、イングルの自由と規律を両立させる離れ業で教える偉大なイングルの指導のもと、スターに登り詰めた。

しかし、2人の中は徐々に険悪になり、和解することなく、2018年にイングルは77歳で天国へと旅たってしまう。

2人の蜜月とその破綻は、この映画の核心。

ジョニー・ネルソンやケル・ブルックといった、後に世界チャンピオンとなったイングルの教え子たちについても触れられている。


しかし、90年代にイングルと短期間会ったことがあるにもかかわらず、ブロスナンはダブリン出身の彼がボクシング界に与えた影響については全く知りませんでした。

しかし、脚本を受け取った72歳のブロスナンは、同じアイルランド出身の彼に恋に落ちました。

「〝プリンス〟ナジーム・ハメドのことは知っていた」と、ロンドンのソーホーにあるホテルでブロスナンはリング誌のインタビューで話した。

「ニューヨークで彼がケビン・ケリーと対戦した時、私はリングサイドにいたんだよ。その後、彼に会ったんだ。当時は私がジェームズ・ボンドを演じていた頃で、ロッカールームにも入れてくれた」。

「あの夜、ブレンダンにも会ったが、実はそこまで印象に残っていなかった。この作品の脚本を読んで、彼がどんな人物なのかがわかったとき、神の啓示を受けたような美しい喜びに包まれた。恋に落ちた。この作品でブレンダンを演じる光栄に感動した」。





ブレンダン・イングルと同じアイルランド人のブロスナンにとって、これは血統の出会いでもあった。

さらに、ブロスナンのフルネームは、Pierce Brendan Brosnan。

そう、彼はまさしくブレンダンだった。

「どうすればブレンダン・イングルになりきれるのか?ボクシングファンや、映画館にきた人たちの目にも偉大なトレーナーを自然に演じることができるのか?を見せる信じられる人間にできるだろうか?彼の本質を見つけ出そうと必死になってインタビューを朝から晩まで聴いていた」。

「ジムで彼が座っているインタビューがある。何度も何度も繰り返し見たよ。脚本とキャラクターに惚れ込んでしまって、もう私がブレンダン・イングルになりきっていた」

2002年に引退、現在51歳のハメドを演じたのは、エジプト生まれのアミール・エル=マスリー。彼はこの役のためにわずか4週間で体を鍛え上げた。

「朝7時から夜7時まで、1日12時間ジムでトレーニングを続けた。そりゃきつかった。試合の場面では指を脱臼したこともあった」

「ハメドはずっと私のアイドルで、実は家には彼のサイン入りのチラシがあるんだ。彼を演じることができて本当に光栄だ」。


ハメドは映画の制作には関わっていないが、今週水曜日にロンドンで行われたプレミア上映に出席している。

「シェフィールドでウィンコバンクのジムに行った時のことを覚えています」とブロスナンは言います。「私、アミールにイングルの息子ドミニク、ジョン、みんなそこにいた。感動的な瞬間だ。あのジムはとてつもなく素晴らしい場所なんだ」。

「私たちの間には言葉にできないことがたくさんあった。私が彼らの父親を演じたこと、そして私が俳優としてやってきた仕事、そしてこの映画で築き上げられた新しいイメージ。イングルと彼を取り巻く人々は、とても幸せだったと思う」。