Koki Kameda should've faced?

亀田興毅は誰と戦うべきだったのか?

…日本ではメディアもファンも優しい人ばかりなので、こんなことを言い出すのはレアケースですが、海外では普通に突っ付かれてしまいます。

フロイド・メイウェザーなんてダースで突き詰められていました。

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メイウェザーは強豪から逃げるな!「品性下劣な卑怯者なのに負けない」マネーはファンだけでなくメディアまで踊らされてしまいました。

全く面白くない試合なのに驚くべきPPVの数字と、ラスベガスに大きな恩恵をもたらし、巨万の富を手に入れたメイウェザー。

全てを計算づくで演じていたメイウェザーと、何も考えずにテレビに踊らされ、ファンの非難轟々に戸惑い狼狽える亀田とは、ボクシングのレベルは言うに及ばず、ヒールとしての自覚、矜持が全く異なりました。



さて、亀田興毅の3階級。

それは、軽量級で好き勝手している日本のボクシング界でもどうしようもない劣悪なものだったのでしょうか?

亀田がアルファベットのストラップを手にしたジュニアフライ級、フライ級、バンタム級は、認定団体の忖度と亀田側の思惑によって強豪を回避しながら作られた〝日本初〟だったのでしょうか?

では、亀田が戦うべき王者、強豪とは誰のことを指すのでしょうか?

※2013年までJBCが認可していなかったIBFとWBOの王者、強豪との対戦は基本的に想定しません。



【WBAジュニアフライ級】

2006年8月2日:vsファン・ランダエタ(決定戦/12R判定)
〜2007年1月18日:減量苦により返上。


ストロー級でWBAの地域タイトル、世界タイトルの実績があるランダエタがWBA決定戦に出場することには何の不自然さもありません。

また、ボクシングは「誰に勝ったのか」が全て。「決定戦だから評価できない」なんて理屈はありません。

とはいえ、ランダエタに議論を呼ぶ判定で勝ち獲ったタイトルをランダエタとの再戦で一度防衛しただけのジュニアフライ級での実績はゼロ評価するしかありません。

主要4団体ならどのタイトルにも価値がある、とか狂言・妄言を撒き散らさなければ、このタイトルには何の意味もありません。

強打のWBC王者ブライアン・ビロリア(2005年9月10日〜2006年8月10日)に勝利を収めていたなら、海外のマニア評価は急騰していたでしょうが、最初のタイトル挑戦で危険を排除するのは、大手ジムのホープにとっては常識です。

帝拳や大橋でも同じことに手を染めており、そこに決定的な差は認められません。





【WBCフライ級】

興毅が減量苦からジュニアフライ級のストラップを放擲した直後、軽量級シーンに超新星が誕生します。

2007年7月7日、ノニト・ドネアが多くのメディアでPFPに数えられていた階級最強王者のIBF /IBO王者のビック・ダルチニアンを〝後の先〟の左フック一閃、大番狂せに沈めたのです。

小さなレイジングブルは、世界戦と6度の防衛戦の7試合を全勝6KO。KOを逃した唯一の相手はドネアの兄グレンでしたが、試合は一方的で負傷判定に持ち込まれたもので、実質オールノクアウト。

誰もが「兄弟揃って可哀想に」とドネアの惨敗が決めつけられた試合でしたが…。

もし、興毅が「日本は住みにくいわ!(IBFに挑戦することで)JBCライセンスが剥奪されても階級最強のダルチニアンに挑戦する!」と勇躍、米国に乗り込んでいたならーーーボクシングファンは「見直した!」と拍手喝采したでしょうが、結果は無惨極まるものにしかならなかったでしょう。



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ボクシングの社会的地位が没落した21世紀に30%以上の視聴率を叩き出した亀田は「社会現象」と表現しても差し支えない存在でした。

2009年11月29日:vs内藤大助(12R判定)
〜 2010年3月27日:vsポンサクレック・ウォンジョンカム(12R判定)


3階級制覇の興毅が唯一、王者から奪ったストラップがWBCフライ級でした。この試合は、日本列島を刺激する国民的関心事となり、視聴率は42.1%。国民栄誉賞も検討された具志堅用高にコンマで迫りました。

もし、興毅が品性下劣で低俗・低脳でないベビーフェイスなら、ボクシング界で唯一の国民栄誉賞に選ばれていたでしょう。

初防衛戦は32歳のポンサクレック。23歳の興毅が圧倒的に有利と見られ、リング誌は「勝てばPFP入りも」と評価していました。しかし、結果は全盛期を過ぎたタイ人に完敗。ポンサクレックがPFPに。

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【WBAバンタム級】
2010年12月26日:vsアレクサンデル・ムニョス(決定戦/12R判定)
〜 2013年12月6日(返上)


ムニョスとの一戦は、PFPファイターのアンセルモ・モレノがスーパー王者に昇格したことによってセットされた決定戦。

日本では嫌悪感むき出しでも「3階級制覇」でしたが、海外の多くのメディアは同一団体・同一階級に複数の世界王者が存在することを認めていないため、これは真っ当な王者ではなくセカンドタイトル扱い。

ジュニアフライ級のランダエタと同じように、ムニョスもWBA事情を抱えるファイターで、亀田にタイトルホルダーになって欲しいWBAとしては当然の措置。


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 帝拳や大橋が同じことをしても絶賛するのに、悪意しかない記事…。


ただ、勝利者インタビューで「自分では3階級制覇とは思ってへん。バンタム級最強は誰?モレノでしょう。来年、WBC /WBO王者フェルナンド・モンティエルはドネアに負けるやろ。モレノとドネア、PFPファイターの2人を倒せば文句ないやろ!?」とぶち上げてたら、ボクシングファンは「見直した!」と拍手喝采していたでしょうが、そっちを選択するとモレノに玩具にされ、ドネアに木っ端微塵に破壊される未来しか待っていませんでした。

その代わりに、彼が大見栄を切ったのは「5階級制覇したら文句ないんやろ!」でした。

ーーー4-Belt Eraにおける数字には何の意味もないのです。興毅がマークした階級最強を倒さない3階級制覇、実質的には一つの階級でもNo.1になっていないのですから、0階級制覇です。

アルファベット団体のガラクタベルトを3つ集めただけのコレクター、それが亀田興毅でした。チャンピオンを「世界一強い男」と定義するなら、彼はその座に一度も就いていません。

彼はチャンピオンではなく、認定団体から愛され、ファンから唾棄された、ガラクタ集めが趣味の頭の悪いコレクターでした。




そしてーーーー。

井岡一翔の4階級にも〝瑕疵〟があるのか?

井上尚弥の〝5〟階級は「最強」を回避せずに到達したのか?

彼らは誰を避けて、誰を選んできたのか?…まだまだ続きます。