リング誌から、トム・グレイの記事「MURODJON AKHMADALIEV FEEDS OFF THOSE DISMISSING CHANCES AGAINST NAOYA INOUE」をご紹介。

トム・グレイは海外からの記者が誰ひとり来日していなかった「井上尚弥vsノニト・ドネア」などを、「ボクシングは生で見るべき」と日本まで足を運んで取材した誠実な記者です。

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名古屋のホテルに滞在中のムロジョン・アフマダリエフはロビーでインタビューに応じてくれた。

インタビューが終わるとMJの方から質問してきた。「この試合の勝者は誰だと思いますか?」。

この手の質問に忖度する必要はないし、そうすることは相手にも失礼にあたる。

「井上の終盤ストップ勝ち。判定までもつれ込む可能性もあると予想している」と答えると、彼は「試合が終わったらまた会いましょう」と私の方を軽くタップして部屋に戻っていった。

インタビューの中でもMJは温厚に語り続けた。

「人それぞれの意見があって当然だ。私や私のパンチを過小評価する人もいるだろう。井上を見下しているなんてことは全くない。ただ、彼が私のパンチを受けたとき、どうなるのか、この試合で見せつける」。

「スポーツマンとして井上を尊敬している。彼が積み重ねてきた業績は素晴らしい。ただ、私の方がより優れたファイターだ」。

「ボクシングで最も重要なのはフットワーク。モハメド・アリを見れば一目瞭然」。

ハイレベルな技量を持つオーソドックス対サウスポーの試合は、ポジション取りが大きなカギとなる。井上とMJはフェイント合戦を繰り広げるだろう。

MJは体格的にも自分にアドバンテージがあると考えている。

「井上は122ポンドの選手を倒しているが、私のようなパワーもある生粋の122ポンドとは初めての戦いになる」。

「歴史を作りに日本に来た。ウズベキスタンで史上初のUndisputed champion になる。今の私を形作ってくれた友だち、コーチ、国民、大統領、彼らはみんな日本から素晴らしいニュースが届くことを待っている」。


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*****グレイ記者に限らず、特に軽量級の記事は階級を間違えたり、別の選手の戦績を勘違いしているケースがときどき見受けられます。

この記事でも  junior featherweight とするべきところをjunior bantamweight と書いてしまっています。グレイ記者なのでケアレスミスでしょうが、ちょっと残念です。

注目・関心が極端に落ちる階級だけに、仕方がないのは重々わかっていますが…。

それでも、日本でも最近になってようやく「軽量級としては大きなイベント」「軽量級としては注目されている」という、井上信者を増幅させないような事実を念押しする記事が目立ってきました。

悪いことではありません。

あまりにもフォローのしようがない「T−モバイル・アリーナの惨劇」に目を瞑る代わりに「もう過ちを繰り返してはいけない」という、メディアの共通認識でしょう。

帝拳や大橋も、信者たちが「次はアレジアント・スタジアムかウィンブリー・スタジアムだ!」と騒ぎ出したら、破産の恐怖に真っ青になるしかありません。