NPBでは激しい首位争いを展開しているパシフィック・リーグのMVPはまだまだ分かりません。

しかし、セ・リーグは阪神タイガースがすでに事実上の優勝を決めており、MVPはおそらくたぶん事実上の三冠王と思しき佐藤輝明で決まり。

MLBではアメリカン・リーグが、捕手として歴史的な本塁打数をマークしているカル・ローリーが、アーロン・ジャッジを引き離してMVP最有力に。

ナショナル・リーグは今年も大谷翔平が有力候補の1人で、熾烈な本塁打王争いを繰り広げるカイル・シュワーバーとの一騎打ち。

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そして、プロボクシングです。

こちらのMVP、Fighter of the year レースも混沌。

まずは〝一発の威力〟を持っているテレンス・クロフォード。

9月13日に2階級上のカネロ・アルバレスに明白に勝つようなら決定。写真判定でも勝てば、最右翼。

もし、クロフォードが最も権威のあるFighter of the year 、Sugar Ray Robinson Awardを獲得すると2014年以来、11年ぶり2度目。

9月に38歳の誕生日を迎える不遇のスイッチヒッターが、この消耗の激しい競技のトップにクルーズし続けている時間の長さには尊敬しかありません。

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そして、2023年以来、2度目の栄冠を狙う井上尚弥は、今回も〝合わせ技〟が決まると、有力候補の1人になります。

9月にアフマダリエフ、12月にアラン・ピカソに勝利すると年間4試合をこなす、現代では珍しい戦うチャンピオンの勇姿が評価され、Fighter of the year レースに参戦するでしょう。

もちろん、キム・イェジュン、ラモン・カルデナス、そしてピカソという非常に水準の低い相手が3/4 人という大きなマイナス要素を突いてくるメディアやファンが出てくるのは避けられません。

それでも、クロフォードの敗北と、フェルナンド・マルチネス戦でバム・ロドリゲスが不細工な試合をすることを前提にするなら、「井上にとってキャリア最難関のテスト」(リング誌)と言われるアフマダリエフに鮮やかに勝利するとFighter of the year はグッと近づきます。

クロフォードの敗北は十分ありえますが、バムはどうでしょうか?

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井上が今年、2度目のFighter of the year に選出されるのは他力本願です。しかし、もし選ばれるとして、来年の中谷潤人戦でスペクタクルな勝利を収めるようなら2年連続3度目のFighter of the year が見えてきます。

2023年/2025年/2026年の4年スパンで3度のSugar Ray Robinson Awardを獲ると、2006年/2008年/2009年のマニー・パッキャオ以来、史上2人目の快挙です。

井上のケースとは違い、パッキャオはビッグネームの強豪を打ち破っての文句無しの受賞でしたが、なんと2人ともアジア人のアタッカー。選ばれると実に面白いのですが…。