
この人はアホや。
そう思うことなんてめったやたらにありません。自分のことを嘲る以外は。
しかし、井上尚弥はアホや、と何度も思いました。
ポール・バトラーやマーロン・タパレスとの試合は酷いものでした。打撃戦を嫌ったバトラーとタパレスは明白にポイントを失ったラウンドを重ねてもお構いなし。
ジリ貧の終盤で一発逆転を狙う勇気もなく「KOを免れればラッキー」な戦いに終始しました。
もちろん、それほど大きな実力差があったということですが、注目度が低いとはいえ軽量級でもあそこまで無様な醜態を晒すと日本以外のメディアから非難轟々です。
特に、バトラーのチキンぶりは「こんな試合、母国で見ているのは余程酔狂なマニアだけ」とばかりの目も当てられない噴飯試合でした。「私を非難する前に、バンタム級で50万ドルもの大金を稼いだファイターが(日本人以外で)いるか?私を敗者と言う人は何も見えていない」とまで嘯きました。
しかし、バトラーもタパレスも、ノニト・ドネアやゾラニ・テテから逃げまくったオマール・ナルバエスほどの非難は浴びませんでした。
理由は簡単です。
バトラーもタパレスも〝制裁〟を受けたからです。
ナルバエスが〝制裁〟を受けなかったのは、ドネアもテテも「楽に勝たせてもらえるなら無理する必要はない」という効率主義者だったからです。
全戦全勝全KOの記録が途絶えると言うならまだしも、「どんな試合でも練習とは比べようもないくらいに緊張するが、ナルバエスは全く別だった。むざむざ負けを受け入れる人がいるのを初めて知った。リングを降りたら素晴らしい紳士だが」と、ドネアからファイターとして最も恥ずべき言葉を投げられても、テテ戦を繰り返すのでした。
井上は…ドネアやテテとは真逆の人種です。効率よりもKOを優先します。そう言えば聞こえは良いですが、要は重篤のKO中毒患者です。
「重篤のKO中毒」。そうです、ボクシングマニアがもっとも溺愛する人種です。まあ、別の言葉で表現するなら、効率を無視するのですから「アホ」です。
井上を挑発したキム・イェジュンが直後にKOされたシーンを、アホな井上信者は「雉も鳴かずば撃たれまい」と受け止めてしまったようですが、何も分かってません。
「やらなきゃいいのにと思った」という教祖様の言葉を真に受けた側面もあるのでしょうが。
「鳴かない雉」でも撃ち倒してしまうのが、KO中毒患者です。
もうエネルギーが最後の一雫しか残っていなかったキムが、差し違える覚悟で挑発し、カウンターを狙ったのは、彼の実力を考えると当然の策でした。
さて「キャリア最強の敵」とされるムロジョン・アフマダリエフですが、オッズは井上勝利が1/10(1.1倍)、MJが6/1(7倍)、立ち上がりから全く動いていません。
このあと、多少は動いても10−1レベルの掛け率は大きく変わらないでしょう。ラモン・カルデナスやキム・イェジュンの100−1と比較するとびっくりするくらいに接近した数字です。
専門家予想も含めて、井上優位は動きませんが、オッズだけを取り上げるとスティーブン・フルトン戦(井上:2/9=1.22倍/フルトン:7/2=4.5倍)よりも、やや広がっています。
井上のキャリアで最もオッズが接近した「ドネア2」が井上:4/6(1.5倍)/ドネア4/1(5倍)でしたから、ブックメーカーの掛け率では「ドネア2>フルトン>アフマダリエフ」。
もちろん、これは英国ウィリアム・ヒルの見立て。多くの金が動くオッズでは絶妙の掛け率を叩いてくる〝権威あるブッカー〟ですが、金が動かない軽量級はよく分かっていません。
個人的には、やはりアフマダリエフがキャリア最強の相手だと思います。
そして、だからこそ、スペクタクルな勝負になるかもしれません。
つまり、一方的なKO劇もあるかも、です。
話は変わりますが、このイベントは米国でも生中継(配信)されるのでしょうか?
ESPNがボクシングに見切りをつけて、トップランクとの契約を更新せず。「タダ同然」と言われた井上ら日本人のイベントですが、もはや「タダ同然でも誰も買わない」かもしれません…。個人的には、それで結構、今後とも憧れ料なんて1セントも払ってほしくありません。
コメント
コメント一覧 (3)
本人も危機感あったのか帝拳に出稽古したようですが右目に青タンつくってましたし、口では衰えてないと言っていますが本心では衰えを自覚してるのでは?
もし自覚なしならかなりまずいと思います。
軽量級の選手は中重量級に比べて衰えが早いと聞いたことがありますし、もっと賢い闘い方に変えるべきですね。
フシ穴の眼
が
しました
ドヘニー戦みたいにスロースタートしそうな気がします。
ドヘニー戦は直近の試合の中だと下手な被弾こそ少なく見えましたが、いつもの攻撃性能が落ちていた分、井上の強みがそこまで活きていなかったようにも見えました。
それにMJはドヘニーとは違って動けますし、パンチの正確性も高く、何よりタフ。
井上も何発か撃たれて効かされるシーンが度々見られるでしょうね。
個人的には非常に見応えがある試合になると思ってます。
フシ穴の眼
が
しました
嘘つきでもあるんやよなぁ。
フシ穴の眼
が
しました