◉読者

良ければ管理人さんの考えるPFPを聞いてみたいです。


ウシクもあまり評価されていないようですが、現代ボクサーはタイトルが1つしかなかった時代と比べて評価に値しない感じでしょうか?

4団体統一してはじめて本物の王者で、それからどのようなレガシーを築くのかでやっと議論できるレベルとお考えですか?

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オレクサンデル・ウシクを評価してないとすると、私がウシクを「時代を代表するファイター」と見ているからでしょうか?

ウシクは2020年代、いや21世紀でも傑出したファイターです。

そして、お遊びとはいえ「ヘビー級は強いけど技術的にも素晴らしいとは限らない」という、階級を無視してボクサーを評価するPFPは非常に面白いMythical ranking 、妄想の序列です。

「誰が一番強いか?そんなんタイソン・フューリーに決まってるでしょう」(村田諒太)なんてことを言い出すと、お遊びも妄想も出来ません。

そもそも、強さだけならヘビー級が一番なんて誰でもわかっています。

PFPは現実の強さではなく、pound-for-pound 、つまりは階級を無視して、同じ体重だとする妄想上での強さです。

マニー・パッキャオやフロイド・メイウェザーは、明らかに適正階級よりも重いウエルター級に乗り込み、技術の差を見せつけたから高い評価を得ましたが、彼らはフライ級やジュニアライト級の体重のままで、つまり体重ハンデを背負って戦ったわけではありません。

しかし、ウシクの場合は違います。

112ポンドから154ポンドまでの42ポンドを増量したパッキャオに対して、ウシクは230ポンド前後の体重のまま、数10ポンド、ときには50ポンド以上も重い相手と互角以上に戦い勝利を収めてきたのです。

体重同一時=pound-for-pound どころか、驚くほどの体重ハンデを背負いながら勝利を重ねているのです。

もちろん、タイトルマッチで最も大きな体重ハンデを跳ね返したのはデビッド・ヘイ(ニコライ・ワルーエフ戦)です。

また、160ポンドのミドル級からヘビー級のストラップをつまんだロイ・ジョーンズJr.もメイウェザーはもちろん、パッキャオよりも大幅な増量の旅を成功させました。

それなのに、ヘイやロイがパッキャオやメイウェザーよりも評価が低いのは、勝った相手がワルーエフとジョン・ルイスだったという一点に尽きます。

彼らは戦前のオッズも予想も明白に有利な中で、ヘビー級の穴王者を狙い通りに攻略しただけでした。

ヘビー級のトップ選手に競り勝ってきたウシクは、ヘイやロイとは明らかに違います。

その一方で、テレンス・クロフォードや井上尚弥と比べると階級支配度は脆弱です。

ーーー「いや、待て。それを言うとパッキャオやメイウェザーも圧倒的な力量差を見せてウエルター級に君臨したわけではなく、スペクタクルに乏しい退屈な試合がほとんどだったじゃないか」と思われるかもしれません。


となると、ウシクはパッキャオやメイウェザーよりも優れたボクサーなのでしょうか?