ボクシング専門サイトBOXINGSCENEから Ink and you’ll miss it: How boxing journalism has changed(変わり果てたボクシングメディア:きっとあなたもインクの匂いが懐かしくなっている頃だろう)。
このブログでも何度かふれていることですが私見も交えて要約します。

ほんの30年ほど前まで、プロボクシングのビッグファイトはHBOとSHOWTIMEの二大プレミアムケーブルチャンネル、USAとESPNとFoxSportsの三つのベーシックケーブルチャンネル、そしてCBSとABCの地上波全国ネットワークでも定期的にオンエアされていました。
こんなことを話すと、若いスポーツファンは「誰も見ないボクシングが?ありえない。今日はエイプリルフールじゃないよね」と笑ってまともに取り合わないかもしれません。
でも、本当のことです。
今月、世界最大のスポーツメディアESPNが「ボブ・アラムが存命のうちは更新される」とも見られていたトップランクとの契約を打ち切り、ケーブルテレビでは定期放送はもちろん、不定期でもボクシングを扱うことはなくなりました。
たまたま、今朝のNYタイムズ・スポーツ部門(ジ・アスレティックス)が、NFLがESPNと大型の事業契約を結んだと報じました。
メジャースポーツが公平性のあるメディアを取り込む、新しい流れです。
このブログでも何度か触れていますが、ついに撤退したESPNは15年ほど前までは充実したボクシング記事を提供してくれていました。

メガファイトは、オッズをからめた専門家予想をラウンドごとの展開と解説、試合が始まると映える画面構成でコーナーの声も拾いながらラウンドごとに解説…WOWOWの日本語放送と合わせて見るのが楽しみでした。
しかし、今では全くやる気のない薄い記事ばかりで、トップランクと契約している井上尚弥に対しても「米国では全く無名」と事実にしても〝身内〟が書くことではない内容を繰り返してきました。
「米国開催の井上の試合をもっと高額の放映権料で買え」という不満の現れでしょう。日本開催の試合はタダ同然で購入、放映しているにもかかわらず。
それでも、ネット配信によって、従来では考えられない多くの試合を視聴できるようになりました。
イベントの全容、すなわちプロモーターとマッチメイカーの意図や仕掛けを実際の試合を見ることで体感できるようになったのです。
ファンの数に、メディアの関心、減退するものばからのボクシング界で、30年前から高まり、増えたものは女子ボクサーの技術レベルと、ボクサーのタトゥーくらい。
30年前とは、米国の試合を見るには、テレビ東京系列(でも買える放映権料だったということ)が取り上げるメガファイトか、あるいはテレ東から移行したNHK -BSの「世界のボクシング」、そしてWOWOWの「エキサイトマッチ」へ、そんな節目の時期でした。
それでも、実際の試合はせいぜいディレイ、よほどのメガファイトでない限りは録画。
もちろん、それよりも以前の活字メディアで初めて試合内容・結果を知る時代よりもずっと進歩しましたが、大きなものも失われました。
プリントメディアは日刊新聞でも読者が目にするのは8時間前に書かれた記事。それが雑誌となると、締め切り直前に行われた試合でもない限り、何週間も前の記事をファンは熱心に読んでいたのです。
ここで、「今の時代で良かった」と思ったあなたは、少し想像力が足りないかもしれません。
速報性に囚われて試合経過をなぞるだけの浅薄なネット記事と、試合の数週間後に読まれることを意識した記事では、何が書かれているかが自ずと違ってきます。
そして、現在のボクシングメディアは全てプロモーターや特定のプラットフォームと強力につながっています。
BOXINGSCENEも、プロモーターでありネット配信サービスも行うProBoxのメディア部門ですから、身内のファイターやトレーナーの批判はしません。
サウジアラビアに完全買収されたリング誌も同じ事情です。
当然、両者が批判し合うこともありません。そんなブーメランの投げ合いを避けるのは当たり前です。
現在の米国で、独立したボクシングメディアは存在しません。
自画自賛の、くだらない記事が溢れています。
AIが真っ先に取って代わることができるのはボクシングメディアでしょう。
それでも、一ファンでもBoxRecやYouTube、Googleなどのを利用して、30年前は非常に煩雑で時間のかかった作業が早く正確に行えるようになりました。
ボクシングがマイナー化の坂道を転がり落ち、再浮上の兆しが全く見えないことから大手ケーブルテレビなどが撤退し、ネット配信企業が試験的にこのスポーツに投資しています。
HBOやSHOWTIMEが見切りをつけたように、マイナーの沼に沈下する一方のボクシングは儲かりません。
日本で行われている井上尚弥らの無料配信はその典型で、おそらく宣伝広告費として費用を用意しているのでしょう。
破格のファイトマネーを提示して次々とビッグファイトを成立させているサウジアラビアにしても、特にサウジ開催のイベントはビジネスとして成立していないのは明らか。
Ink and you’ll miss it::How boxing journalism has changed
変わり果てたボクシングメディア:きっとあなたもインクの匂いが懐かしくなっている頃だろう
前に進むのは悪いことではありません。そして、前に進むしかないのです。
このブログでも何度かふれていることですが私見も交えて要約します。

ほんの30年ほど前まで、プロボクシングのビッグファイトはHBOとSHOWTIMEの二大プレミアムケーブルチャンネル、USAとESPNとFoxSportsの三つのベーシックケーブルチャンネル、そしてCBSとABCの地上波全国ネットワークでも定期的にオンエアされていました。
こんなことを話すと、若いスポーツファンは「誰も見ないボクシングが?ありえない。今日はエイプリルフールじゃないよね」と笑ってまともに取り合わないかもしれません。
でも、本当のことです。
今月、世界最大のスポーツメディアESPNが「ボブ・アラムが存命のうちは更新される」とも見られていたトップランクとの契約を打ち切り、ケーブルテレビでは定期放送はもちろん、不定期でもボクシングを扱うことはなくなりました。
たまたま、今朝のNYタイムズ・スポーツ部門(ジ・アスレティックス)が、NFLがESPNと大型の事業契約を結んだと報じました。
メジャースポーツが公平性のあるメディアを取り込む、新しい流れです。
このブログでも何度か触れていますが、ついに撤退したESPNは15年ほど前までは充実したボクシング記事を提供してくれていました。

メガファイトは、オッズをからめた専門家予想をラウンドごとの展開と解説、試合が始まると映える画面構成でコーナーの声も拾いながらラウンドごとに解説…WOWOWの日本語放送と合わせて見るのが楽しみでした。
しかし、今では全くやる気のない薄い記事ばかりで、トップランクと契約している井上尚弥に対しても「米国では全く無名」と事実にしても〝身内〟が書くことではない内容を繰り返してきました。
「米国開催の井上の試合をもっと高額の放映権料で買え」という不満の現れでしょう。日本開催の試合はタダ同然で購入、放映しているにもかかわらず。
それでも、ネット配信によって、従来では考えられない多くの試合を視聴できるようになりました。
イベントの全容、すなわちプロモーターとマッチメイカーの意図や仕掛けを実際の試合を見ることで体感できるようになったのです。
ファンの数に、メディアの関心、減退するものばからのボクシング界で、30年前から高まり、増えたものは女子ボクサーの技術レベルと、ボクサーのタトゥーくらい。
30年前とは、米国の試合を見るには、テレビ東京系列(でも買える放映権料だったということ)が取り上げるメガファイトか、あるいはテレ東から移行したNHK -BSの「世界のボクシング」、そしてWOWOWの「エキサイトマッチ」へ、そんな節目の時期でした。
それでも、実際の試合はせいぜいディレイ、よほどのメガファイトでない限りは録画。
もちろん、それよりも以前の活字メディアで初めて試合内容・結果を知る時代よりもずっと進歩しましたが、大きなものも失われました。
プリントメディアは日刊新聞でも読者が目にするのは8時間前に書かれた記事。それが雑誌となると、締め切り直前に行われた試合でもない限り、何週間も前の記事をファンは熱心に読んでいたのです。
ここで、「今の時代で良かった」と思ったあなたは、少し想像力が足りないかもしれません。
速報性に囚われて試合経過をなぞるだけの浅薄なネット記事と、試合の数週間後に読まれることを意識した記事では、何が書かれているかが自ずと違ってきます。
そして、現在のボクシングメディアは全てプロモーターや特定のプラットフォームと強力につながっています。
BOXINGSCENEも、プロモーターでありネット配信サービスも行うProBoxのメディア部門ですから、身内のファイターやトレーナーの批判はしません。
サウジアラビアに完全買収されたリング誌も同じ事情です。
当然、両者が批判し合うこともありません。そんなブーメランの投げ合いを避けるのは当たり前です。
現在の米国で、独立したボクシングメディアは存在しません。
自画自賛の、くだらない記事が溢れています。
AIが真っ先に取って代わることができるのはボクシングメディアでしょう。
それでも、一ファンでもBoxRecやYouTube、Googleなどのを利用して、30年前は非常に煩雑で時間のかかった作業が早く正確に行えるようになりました。
ボクシングがマイナー化の坂道を転がり落ち、再浮上の兆しが全く見えないことから大手ケーブルテレビなどが撤退し、ネット配信企業が試験的にこのスポーツに投資しています。
HBOやSHOWTIMEが見切りをつけたように、マイナーの沼に沈下する一方のボクシングは儲かりません。
日本で行われている井上尚弥らの無料配信はその典型で、おそらく宣伝広告費として費用を用意しているのでしょう。
破格のファイトマネーを提示して次々とビッグファイトを成立させているサウジアラビアにしても、特にサウジ開催のイベントはビジネスとして成立していないのは明らか。
Ink and you’ll miss it::How boxing journalism has changed
変わり果てたボクシングメディア:きっとあなたもインクの匂いが懐かしくなっている頃だろう
前に進むのは悪いことではありません。そして、前に進むしかないのです。
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