リング誌がサウジアラビア総合娯楽庁に買収されてから、1年が過ぎました。

リング誌といえば1922年創刊の、英国ボクシングニューズ誌(創刊1909年)に次ぐ歴史あるボクシング専門誌。

2022年にプリントバージョンが廃刊、2024年からサウジアラビア総合娯楽庁に買収されて再生しました。

この100年の米国ボクシングは、隆盛の半世紀と没落の半世紀でした。

リング誌はそれを最前線で見続けてきたのです。

このメディアの最大の魅力が、膨大なアーカイブであることには誰も異論がないでしょう。

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しかし、昨年末にリューアルした電子版では、「Coming Soon(もうすぐオープン)」と告知されたArchiveが、いまだにオーブンされていないのです。

WBAをはじめとした認定団体とパートナーシップを結び、プロモーターとも表向き良好な関係を築いている娯楽庁は、認定団体のデタラメなランキングやタイトルマッチ、大手プロモーターのスター囲い込みへの批判は控えられています。

そんな非常に鋭く面白い過去記事を公開することは、パートナーにとっては不快でしかないでしょう。

その観点から、いまはどれを〝黒塗り〟するかの選定期間なのかもしれません。 




そもそも、リング誌は認定団体でもあり、総合娯楽庁がプロモーター機能も備える統括団体を目指しているのは明らかです。

UFCメソッドを輸血して、腐敗団体を駆逐、軽量級で顕著なおぞましい階級の細分化を廃止、8階級制の理想を取り戻すーーーつまり汚れた血の入れ替えが、最終目標でしょう。

入れ替わる血がもっと汚れている…なんてことにならなきゃいいのですが…。