亀田家を総括するのに、避けて通れないのは「井上家」かもしれません。

この二つのファミリーはカウンターパートのように語られることがありますが、非常に近似した存在です。

たとえば、井上拓真のボクシングは尚弥よりも亀田興毅や大毅、和毅に酷似する〝スペクタクル無縁〟のスタイルです。カテゴリー的には4番目の亀田です。。

対戦相手の質という点では、拓真が最も劣っているといって、誰か反論できるでしょうか?

亀田史郎と井上真吾も、深い信頼関係から血縁の息子たちを世界王者にしましたが、それは「レベルの低い軽量級」だったからであって、その軽量級でも血縁を超えては大きな成功は収めることが出来ていません。

これが、アナトリー・ロマチェンコやロベルト・ガルシアら、血縁無関係の偉大なトレーナーとの決定的な違いです。

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ここで、無視できない大きな異物が浮かび上がってきます。

井上尚弥、です。

アレを「4番目の亀田」と考える人は、地球上に1人もいません。そして、アレが慎吾の素晴らしい指導の賜物だと考える人もいません。だったら、どうして拓真は〝亀田〟なのか?



亀田家とは何だったのか?

井上家との違いはリングの中では、尚弥を「無視できない大きな異物」と考えれば、一緒なのか?

あるいは、日本の軽量級という高下駄を履かせてもらって、虚飾で塗り固めたという点では尚弥も同じ穴のムジナか?



亀田家とは、何だったのか?