Saturday 7, December 2024


Footprint Center, Phoenix, Arizona, USA

commission:Arizona Boxing & MMA Commission
promoter:Bob Arum (Top Rank)
matchmaker:Brad Goodman

media:USA ESPN+ WOWOW

「REMATCH REVANCHA」と銘打たれたイベント。前者が英語で、後者がスペイン語で、和訳すると同じ意味の「再戦」。素直に訳してあげるとそうなりますが…。

ただ、REMATCHには文字通り「再戦」の意味しかないのに対して、REVANCHAは再戦だけでなく「仕返し・報復・復讐」の意味が強い女性名詞です。



re・van・cha  [r̃e.ƀáɲ.tʃa] [女性名詞] 仕返し,報復,復讐


「仕返し・報復・復讐」…こういう怨念としたものは、大概が女性名詞である事実には、深く頷き、人類の叡智と感性に全面的に感服するしかありません。

…なんてことを政治家や芸能人が言うと大炎上する時代ですが、私の場合はなかなか公な場でその種の発言をしてもそんなことはなく、直後の舞台袖でに「あれ、あなた以外が言ったら大変なことになりますからね、前も同じようなことありましたよね、今回は収めますけど、次回こそ謹んでください」と、怨念とした感じでネチネチ注意され、心の中で「やはり女性名詞だ!」と叫び、毎度毎度注意される日々を送るのでした。

「REMATCH  REVANCHA」が英語とスペイン語の再戦を並べたのではなく、REVANCHAにREVENGEの意味が込められている怨念を感じてしまうのは私だけではないでしょう。

そもそも、今回のREMATCHは2試合とも初戦の番狂せを受けてセットされたものです。

再戦の力学でいうと、初戦で【Aサイドが敗北】、わかりやすくいうと主催者側の意図に反する結果が出てしまったがための仕切り直し、つまり今度こそ筋書き通りの結果が欲しいがための再戦です。

【Aサイドが敗北(再戦条項の発動)】による再戦は、政治的な性格が強い力学と言えます。

初戦で完敗したのが、ジュニアフェザー級で大番狂せのタイトル奪取してから地力を発揮して、やっと陽の目を見た叩き上げのエマヌエル・ナバレッテだったら?

ラファエル・エスピノサがドサ周りの試合を繰り返し、キャリア初の12回戦で大番狂せを起こさず、五輪連続金メダリストにおとなしく敗退していたら?

この再戦は起こり得ませんでした。

そういえば、政治的=political はスペイン語でpolítica。やはり女性名詞です。



前日計量はナバレッテ129.9ポンド、バルデス 130ポンド。

エスピノサ125.7ポンド、電車125.6ポンド。


「REMATCH REVANCHA」。

台本通りにコトが運ぶのかどうか?注目の2試合まであと1日です。