1.GGG

デカくて動ける奴はボクサーなんてやらないでしょうね。
他にいろんな競技ありますし、殴られて痛い思いなんてしません。

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もちろん「ボクシングは誰もが憧れ、母親が大賛成で応援してくれるスポーツではない」(イベンダー・ホリフィールド)のは当然です。

女性や子どもが気軽に応援できる人気スポーツとの格差がどんどん広がり、人気スポーツでは引退後の福利厚生(年金など)制度の充実などが手厚くなっているのに対して、ボクシングには世界的統括団体すら存在しないのです。

才能のある子どもたちがボクシングを選ばないのは当然どころか、むしろボクシングを選ぶ理由の方が限定されてしまいます。



それでも、環境は大きく影響すると思います。

亀田興毅が「再興」と音頭をとっているように、本物のボクシング黄金期には、ジムはもっと多く身近な存在でした。

亀田の口にする「再興」が、亀田騒動でテレビ視聴率が跳ね上がっている頃を指しているのか不明ですが。

何よりもボクシングの世界戦は半世紀ほど前まで、現在のMLBやサッカーW杯のように世界で戦う日本人を応援できる最強のコンテンツでした。

だから栄養状態も劣悪で平均体格も劣る70年前の方が階級バランスが良く、現代は栄養失調・脱水症状・小型化しているのです。

今では、ボクシングの衰退を危惧した自民党の議員連盟が「プロボクシングの発展を応援する国会議員の会」を立ち上げるありさまです。

自民党に心配されるなんて…。

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もちろん、ボクシングの〝世界〟は当時から軽量級が中心。

そのタイトルマッチのほとんど全てが日本国内で開催されるという泣きどころは変わりませんでした。

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より弱い相手を求めて脱水状態を作る無理やり減量。体に良いわけがありません。


このスポーツに魅せられた父親から強烈な影響を受けて、「亀田」や「井上」のように、まっしぐらにボクシングに傾倒する子どももいます。

もし、亀田兄弟や井上兄弟の体格が大谷翔平までは行かなくても、松井秀喜レベルなら?

もし、寺地父子の体格が逆で、拳四朗がジュニアフライ級で見せたパフォーマンスをミドル級やライトヘビー級でも再現できていたら?

彼らは失敗してたかもしれませんが、そんなサンプルがもう少し多ければ?


しかし、そうだとしても杉谷父子の拳士のように、名前に「拳」という文字を込められても、ボクシングの人気階級は目指さず、もっと人気のある競技での成功を目指してしまうケースの方が多いかもしれません。

どんなにボクシング環境が整っていても、恵まれた体格と才能のほとんどが他の人気スポーツに流れてしまうのは、どうしようもないことです。

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より強い相手を求めて無理やり増量する人…。逆・井上尚弥です。


個人的にはボクシングは野球やサッカーなどのスポーツとは一線を画する、脳髄や骨髄にある種の狂気を孕んでいなければ出来ない、スポーツとは別のもの、と考えています。

このブログでは、オマール・ナルバエスやエマヌエル・ロドリゲスらを海外メディアの猿真似のごとく「ヘタレ」「ライセンスを剥奪しろ」と罵倒してしまっていますが、やはりときどき書いているように、もし彼らが身内なら「よく無事で戻ってきてくれた。ファンやマスコミのことは気にするな。俺はお前をずっと尊敬している」と抱きしめるでしょう。

そして「もう引退して俺と一緒に商売でもしよう」と、説得するでしょう。

こんなスポーツは他にはありません。いや、だから、これはスポーツではないのです。

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この人は無理やり減量と、無理やり増量、両方経験しました。


マニー・パッキャオのように、小さな体に生まれても、そこに狂気が渦巻いていたなら、水をがぶ飲みしてパンツの中に鉄球をいくつも隠してまでしてジュニアフライ級の下限リミットをクリアしようとするのです。

自殺行為だと言われても、常識はずれに階級をあげてゆくのです。どんなに家族に反対されても、リングに戻って来るのです。

フロイド・メイウェザーは自らを銭ゲバと呼び、下劣な言動を繰り返すことで、狂気のヒールに昇華しました。そこには、タイガー・ジェット・シンの理性も、ブル中野の矜持も感じられません。

そこにあるのは、やはり狂気です。

もちろん、パックマンとマネーは極端ですが、プロボクサーの誰もが、常人がゾッとする狂気を孕んでいるのだと思います。

日本人が、最も激しく狂気の渦巻く欧米の階級で成功を収められないのは、ある意味で当然なのかもしれません。

もちろん、日本人のウェルター級王者が歴史上一人も生まれていない最大の原因は、レベルが高いからではなく、チャンスが少なすぎるからです。

伝統的に国内ランキングが存在し、今もそれなりのボリュームを抱えるウェルター級ですから、軽量級のように好き勝手が出来たなら、歴史上ゼロということはないでしょう。

さて、まだまだ続きます。