少し、テーマから離れますが、先日〝防人〟な人々5人と昼間っから夜中までアホみたいに鯨飲馬食しました。

そう、テーマから離れるといっても少しだけで、お話としては至近、どちらのパンチも届く距離のお話です。

防人なので方々は、みんな私よりも一回りは年上の大先輩で、大昔に一緒にお仕事が出来ないか、1週間ほどお話ししたのですが結局決裂。

それでも、苦い思い出になっていないのは、こちらの提案に不足があって満足してもらえなかったとか、ライバル企業との相見積もりに負けたとか、ではなく完全なモノの考え方の違い、偉そうにいうと哲学の違いで商談決裂したからでした。

そのとき「あなたとは一緒にやってられんわ」と言われて私も「そうですね、無理ですね」と答えてお別れしたのですが、そのときの「やってられんわ」のオッサン方からのお誘いでした。

人生哲学は違っても、そこは目をつぶってお仕事を優先なんてのが普通なのに、当時は私も若くてものの言い方を知らなかったから、今ならもっと上手に話して、契約だけ交わして別の担当に引き継ぎ、自分はフェイドアウトなどいろんな方法が出来たのでしょうが、結構好き勝手な講釈を垂れてしまったのです。

若気の至りというやつです。

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日本が災害大国であることを自覚していない人はいません。ここ数年でも、ここ数日でもそれを思い知らされています。

災害は忘れた頃にやって来る。…そんな戒めの言葉も、腹立たしく聞こえるこの頃です。

元防衛省に勤めていた〝防人〟の人々は、大きなことを真面目に考える志士な面々で「酒のパウンド・フォー・パウンドを語るとぉー!」とか憂国の感覚など1ミクロンも持たない私とは全く違うのでした。

だから、彼らはそういう大学を選び、そういう職業に就いたのです。

ある意味〝ローカル〟の中に閉じこもった思想ですが、彼らは世界を睨みつけながら閉じこもっているという点で、非常にユニークです。

商談決裂したその足で、なんと彼らと酒を飲みに繰り出したのですから、年齢も思想も超えた奇妙な友情が芽生えていたと思っています。

調子に乗った私は彼らとの話の流れで、半ば意図的に吐いてしまいました。

「英霊?あんなのみんな犬死にでしょう」。

激怒した防人らに店の外に連れ出されてボコボコなされるかと思いましたが、5人は私を「面白いやつだ」と笑うのでした。

「英霊なんて犬死に」。そう言われて、どうして怒らない?と聞くと、彼らは「お前さんは完全に俺たちと同じ考えだから」と言うのです。

「一緒に(仕事なんて)やってられんわ」と突き放した同じ口で。

私は喧嘩をふっかける意図も含んでいた気もしますが、「お前さんがあの人たちは絶対に犬死にさせちゃいけない人だったと尊敬してるのが透けとるんじゃ」とビシッと指摘されて、ああそれはその通りだと思い至りました。

まあ、当たり前のことです。

あんな犬死にをしなければ、あれほど心の強い人たちです。彼らの中には、きっと大谷翔平や藤井聡太、井上尚弥らが何人もいたでしょう。

私のようになんの取り柄もない無名の市民たちも、戦争がなければ楽しく幸せな人生を送っていたでしょう。

泥酔してタクシーに揺られていると、何を書こうとしてたのか忘れてしまった…。

なにはともあれ、先日、ローカルの化身みたいな防人ジジイどもから「また酒を飲んで話の続きをしようじゃないか」と誘われたのでした。

もちろん私の第一声は「じーさんどもまだ生きとったんか!?」です。

あの頃も3回ほど酒を酌み交わした店の一つで「純米吟醸 玉乃光 冷蔵酒」というパック酒をそのまま出すとこが防衛省の近くにあったのですが、もうその店は閉めてしまったらしく、すぐ近くのじーさんのマンションで飲んだのでした。

「ものすごい予算でアメリカから武器を購入するお金持ちの官庁のお偉いさんになったらいいマンション買えるんですねえ」という嫌味もそこそこに、冷凍された「純米吟醸 玉乃光 冷蔵酒」を見て「懐かしい!」とみんなで声を揃えたものでした。

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 お土産にもらった「純米吟醸 玉乃光 冷蔵酒」。



日本酒のラベルなどには「おすすめの飲み方」として「ぬる燗◎」「常温◯」などの表記がありますが、このパックには「凍結◎」としっかり記されているのでした。

「玉乃光」。どこにでも置いてる京都・伏見の銘柄で、個人的にもいろんなとこで縁があり、お気に入りの酒の一つです。ただ「純米吟醸 玉乃光 冷蔵酒」はあまり見かけません。

話があちこちに散乱してしまいましたが、どこかで整理してまた。