死んだ子の年を数えても仕方がありませんが、井岡一翔がフェルナンド・マルチネスに勝利していたなら…。

大晦日に井岡とジェシー〝バム〟ロドリゲスとのメガファイトが実現した可能性もありました。

「井岡が勝つと思う」「東京で戦いたい」とたびたび口にしていたバムにとっても、完全Aサイドに回るプーマとの対戦を急ぐ必要はなくなりました。

IMG_2139 2
 メキシカンのビッグネーム(バム)への道は、これで閉ざされました。


ジュニアフェザー級のUndisputed champion井上尚弥は9月にTJドヘニー、12月にサム・グッドマンとの防衛戦を予定していますが、2人ともリターンが極端に少ない挑戦者です。

ジュニアバンタム級のバムは、井岡と井上を対戦候補として挙げていましたが、井上については階級差から「今すぐなんてファンタジーファイト(現実的でない試合)」と語っています。

現在のジュニアバンタム級シーンで、バムがUndisputed championを目指すなら井岡のWBAを吸収したIBF王者マルチネスと、WBOの田中恒成を倒す、つまり最低でもあと2試合は115ポンドに滞留することになります。

さらに、バンタム級で完全統一王者が待ち構えているとして1試合。

どう考えても、ジュニアフェザー級に上がるのは早くて2026年になる計算です。それまで、モンスターが122ポンドで待っているかというと極めて懐疑的。

となると、バムとの対戦が最も現実的なのは恒成です。

スピードという絵札を持つ東海の超特急ですが、巧妙なサイドからの波状攻撃に耐えられるとは思えません。

今夜の試合で、恒成には「井岡に勝ったマルチネス」という標的も出来上がりました。

19歳で戴冠した恒成もキャリア21戦、29歳。寄り道してる時間はありません。


「打倒・バム」。時間的にトップバッターの位置に立っているのは、間違いなく田中恒成です。

。。。。。とはいえ、復帰戦でバムなんてどんでん返しも普通に起こりうるのがボクシング界です。

もちろん、それは誰も納得しないでしょうが。