人にものを教えることの面白さは、結局のところ自分が教えられていることに気づくことです。

個人差にどう向き合うか、なんてまさにそれです。

初めて見る短い文章を読ませて、そのあと問題を出すと、明らかに優劣がつきます。

ボールを投げたことのない子に、投げ方を教えても、すぐに出来る子とそうでない子の差は驚くほどです。

もちろん、たとえ7歳、8歳の小学3年生でもそれまでの環境などによって、ある程度の優劣があって、同じスタートラインではありません。

あるいは、ものの考え方が明らかに先天的に鋭い子や、ゴムまりのような筋肉をしてる子もいます。

そして、そこでの優劣がずっと続くとするわけではないから面白いのです。

そして物事の上達には、指導者の優秀さはもちろんありますが、それ以上に教えられる側との相性のようなものも深く関わります。

例えば、ほとんど同じ指導を受けたはずなのに、井上尚弥と拓真は全くタイプの違うボクサーです。


あるいは、イチローはあの振り子打法を誰かに教えられたのか、甚だ疑問です。

指導者からのアドバイスに何かインスパイアされた可能性はありますが、あの打ち方を教える指導者は絶対にいません。

天才にはコーチングなど不要なのでしょうか?