ジュニアフェザー級以下、欧米ではほとんど関心の払われることのないサイレント・クラスですが、全17階級中6階級がこのゾーンにひしめいています。

ストロー級(105ポンド)からジュニアフェザー級(122ポンド)までの、わずか15ポンド。分母の差はあるものの、ミドル級(160ポンド)からライトヘビー級(175ポンド)までの3階級にすっぽり入ります。

海外のボクシングファンがこの手の話をすると「階級なんて団体が好き勝手に作ったもの。フェザー級は残して、それ未満は要らない」なんて結論になりがちですが、そんな奴らは無視して115ポンド級の話をしようじゃないか!

このクラスで、世界中のボクシングマニア注目のビッグファイトが立て続けに開催されます。



6月29日(現地時間)にはLineal/Ring/WBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダと、リングPFP9位バム・ロドリゲスとの大勝負。

さらに、その1週間後の7月7日にはWBA王者の井岡一翔とIBF王者フェルナンド・マルチネスの団体統一戦。

WBO王者の田中恒成も、ジョナサン・ゴンサレスを迎えて7月20日に初防衛戦。

井岡がWBAとIBFのストラップを束ねると、完全統一の機運が一気に加速するのは間違いありません。

現在、多くのメディアでPFP10傑にリストアップされているのは、フライ級でサニー・エドワースをTKOした実績が評価されたバム1人だけ。

しかし、ご存知のように、2年前までジュニアバンタム級はPFP10傑に常時3人を送り込む、17階級でも傑出した〝PFP工場〟でした。

さらに、実はこのクラスはそもそもPFPに強いクラスでした。なんて書くと「PFPは軽量級びいきの性格が強いから当たり前」と言われるかもしれませんが…。

まあ、無知蒙昧な井上信者さんらは「軽量級はPFPには無縁」と何の根拠も知識もなく思い込んでいそうな気もするので(バカにしすぎか?)…。

1980年から形成されたリング誌の年間PFPに最初に名前を刻んだのは、1991年に8位評価を受けたWBA王者カオサイ・ギャラクシー。

WBCが1980年に新設したクラスで、カオサイはWBA4代目王者。この段階で最初のPFPファイターを送り込んだのです。80年代は渡辺二郎やヒルベルト・ローマンもPFPのウェイティングサークルに入っており〝隠れたPFPラッシュ〟でした。

そして、アジアの印象が染み付いているジュニアバンタム級は米国市場で輝きを見せる刹那の時代を迎えます。