欧米スポーツのスポンサード、さらには自国への大きなイベント招致と、サウジアラビアは湯水ならぬ、オイルマネーを惜しげも無く投資しています。

…いいえ、「投資」という表現は大間違いです。彼らがビジネス、経済的な利益を見越して欧米スポーツを招致しているわけでないのは、ボクシングファンならもう十分理解できているでしょう。

生馬の目を抜く招致ビジネスの世界最強のラスベガスが「商売としてやってない彼らとは対抗できなし」と、リングに上がる前にギブアップ。

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それでも、ラスベガスが「人権無視のサウジ家の独裁国家が欧米経済を抱き込むためのスポーツ・ウォッシングだ」とあからさまに抗議の声をあげない大きな理由は、ラスベガスにとってサウジが超上客だからです。

サウジの興行をみれば一目瞭然、会場は葬式のように静かで、一般市民はほとんど関心を持っていません。そして、選手の巨額の報酬と陣営の渡航費、宿泊費はほぼ全てがサウジ持ち…何がしたいのか?はもうどんなバカが考えても明らかです。

そのサウジがボクシングファンが望むビッグファイトの実現を阻むプロモーターをオイルマネーで束ねて、魅力的なマッチメイクをタイムリーに実現する夢のボクシング・リーグを立ち上げるというのです。

デタラメのランキングと世界王者を量産する諸悪の根源アルファベットの認定団体をどうするのか?サウジが独自に世界王者を認定する可能性もあります。

すでにエディー・ハーンとフランク・ウォーレンは〝油〟をたらふく飲んでしまいました。ボブ。アラムも、オスカー・デラホーヤも飲む気満々です。

世界王者は強い、世界ランカーに弱い奴はいない…それが嘘の世界であることは、井上尚弥らの対戦相手を見れば誰にでもわかります。どいつもこいつもヘタレかヘタクソかロートルです。

「Saudi Arabia Boxing Leagueを作ってボクシングが失った威厳を取り戻す」(サウジ娯楽庁長官トルキ・アル=シャイフ)という構想が現実になると、非常に面白い展開になります。

「スポーツ・ウォッシングという国家ぐるみの〝隠蔽工作〟を見過ごすのか?」という問題はここではしません。

すでに「キンシャサの奇跡」も「スリラー・イン・マニラ」も〝飲んでしまっている〟のですから。

Saudi Arabia Boxing Leagueをじっくり観察してゆきます。