「ストロー級の春」と言いつつ、現実の季節は夏が迫っています。

なんて言っても、105ポンドはまだ徐々にあったまってる状況。

それでも、欧米のレーダーが反応しないジュニアフェザー級以下の超軽量級はPFP評価、つまりメディアやコアなマニアには高い評価を集めています。

現在、Transnational Boxing Rankings BoardとESPN、The Ringの3つのメディアでPFPに入っている日本人は井上尚弥(TBRB2位/ESPN3位/Ring2位)、中谷潤人(TBRB 9位/Ring10位)、寺地拳四朗(TBRB8位)の3人。

日本人という縛りを取って超軽量級となるとジェシー〝バム〟ロドリゲスがESPNとRingで9位評価を受けています。

中谷はESPNが10位圏外ですが、9位票と10位票を獲得、15位。大きな試合で勝利するか、上位選手の敗北で一気に10位以内の突入する位置に付けています。


スクリーンショット 2024-06-04 20.57.51

さて、ストロー級のファイターはPFPに名前が見当たりませんが、IBF王者の重岡銀次朗とWBA王者ノックアウトCPフレッシュマート、WBO王者オスカー・コラーゾの3人は無敗で評価の高い王者。この3人が他団体を吸収するとPFP入りはほぼ確実。

特に、Ring1位の重岡が2位のコラーゾか3位WBC王者メルビン・ジェルサレムと対戦すると、勝者はRing王者に認定、Lineal championの座にも就きますから、PFPに大きく前進します。

まだ24歳の銀次朗は、7月28日にペドロ・タドゥランと3度目の防衛戦を行います。27歳のフィリピン人はRingランキングで8位に付けるなど、多くのメディアでストロー級の強豪と見られていますが、これはこのクラスの層の薄さのご愛嬌。

銀次朗には「勝ち方」だけが問われる試合です。

「勝負」が語られるのは、ノックアウトかコラーゾの無敗王者。特に、ゴールデンボーイ・プロモーションが売り出しているコラーゾは、銀次朗の兄・優大が対戦を熱望するなどこのクラスでは奇特な存在になりつつあります。

相手が銀次朗となると、オスカー・デラホーヤもおいそれと日本に差し出すのは渋るでしょうし、米国での対戦も敬遠するかもしれません。

そのコラーゾは、銀仁朗に先駆けて今週末、6月7日(日本時間8日)にニューヨーク州ベローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノのアリーナに登場、3度目の防衛戦にヘラルド・サパタを迎えます。

ミゲール・コットの寵愛も受けるプエルトリカンにとって、ニューヨークでメインイベンターは特別な夢。終着駅は、コットのようにマディソン・スクエアガーデンをフルハウスにするスーパースターになることです。

現時点でスポーツアリーナは難しいでしょうが、シアターで銀仁朗との大勝負、見たいですねぇ。