How does it feel fighting Naoya Inoue?



日本で井上尚弥を向こうに回してリングに立つということは、非常に厄介な仕事だ。

井上に勝つ気で向かって行くにしてもそうだし、ほとんどの場合のように何とかノックアウトされずに生き延びることに必死になるにしても、やはり同情すべき非常に厄介な仕事になる。

もちろん、井上は小さな軽量級で、もっと大きくて強いファイターはいる。しかし、小さくて軽いクラスの中での井上の凶暴性は頭抜けている。

体重はわずか122ポンド、身長は5フィート5インチしかないというのに。

井上の火力に対抗して打撃戦に挑むのか、それとも生き延びるためだけに逃げ回るのか?自宅のソファで観戦しているマニアどもから「臆病者」と軽蔑される方が、スタズタにノックアウトされるよりもましと考えるか?

それは、個人の価値観の問題だ。

2022年に井上と11ラウンドも対峙したポール・バトラーは、まだその答えを探している。

あの醜い試合をもう一度見たいと思う人は誰もいない、当事者のバトラーも、そしておそらく井上も。

「逃げ回るだけではプロじゃない」という非難は間違っていると、バトラーは考えている。なぜなら、あんな軽いクラスにプロなど存在しないから。プロとして練習できるのは日本の一部のボクサーだけ。職業として成立しない軽量級で無様な試合をしたと怒る人がいるとしたら、それは怒る方が間違っている。

それでも、バトラーはビジネスにならないはずの軽量級で井上から逃げ回ることで50万ドル近くも稼いで人生が変わった。

プロボクシングの軽量級は誰も注目しないかもしれないが、もし、井上に勝っていたなら、カネとは違う意味で人生が変わったかもしれない、そう思うことがある。

本気で勝つ気でもっと攻撃していたら、結果が変わっていたかもしれない。もちろん、それは3ラウンドか4ラウンドでKOされた可能性も含めて。

井上が減量に苦しんでいるのは知っていたし、前日計量でも彼の顔や肌艶から明らかだった。前半を凌いで、後半に勝負をかけることも考えていた。

井上をイライラさせることには成功した。彼は両手を後ろに回したり、必死になって私を挑発したが、そんな子供騙しの誘いに私は乗らない。

東京では最初は快適だったが、試合当日になると彼らの態度は別人のように一変した。控え室から追い出そうとされたり、グローブをはめるときは何かを仕込もうとしていると大声で怒鳴られた。

井上と私は、戦う前から対等ではなかったんだ。

ルイス・ネリも東京の重圧の中で潰されるだろう。井上はサウスポーが得意だから、7ラウンドか8ラウンドでネリをKOするんじゃないか。

井上は、ワシル・ロマチェンコが負けたのと同じ相手に負けるだろう。体格だ。井上は馬鹿じゃないから無謀な挑戦はしないだろう。フェザー級まではうまく戦えると思う。




******英国ではほとんど注目されないボクシングの軽量級だけに、バトラーを「臆病者」と呼ぶ人は余程のボクシングマニアだけ。

そして、アウエーでBサイドのバトラーが邪険に扱われるのも仕方がありません。国賓のつもりか?

ノニト・ドネア2では井上は使用グローブを無断で開封してドネア陣営が猛抗議しましたが、「じゃあ試合中止にしますか?」と聞かれて大人しくなりました。

さて、明日「逃げるか」「戦うか」の選択を迫られているネリの母国はメキシコ。軽量級にも一定の注目が集まるボクシング大国、メキシコです。

井上に勝てば、最近ならアンソニー・ジョシュアを沈めたアンディ・ルイスに次ぐ大快挙と期待されてしまっています。戦うしかありません。

ネリには戦う選択肢しかありません。