ESPN、リング誌のFighter Of The Yearに井上尚弥が選ばれました。
※ESPNが「Boxer Of The Year」と表記していることについてはまた別の機会に。
井上は2019年のノニト・ドネア1stが全米ボクシング記者協会(BWAA)、ESPN、リング誌からFihgt of The Year(年間最高試合)に選ばれています。これはFighter Of The Yearに「er」が足りないだけですが、価値はちょっと違います。



フロイド・メイウェザーの言葉を借りると「下手くそなボクサー同士が泥試合を戦ったのがFight Of The Year」です。まー、お前もファイターの端くれならもっと激闘見せろ!と言いたいとこですが。
もちろん、井上と、その井上に先んじて三浦隆司(2015年:vsフランシスコ・バルガス)が選出されたBWAAのFight Of The Year(Muhammad Ali – Joe Frazier Award)は、たとえ敗れてもプロボクサーの勲章です。
そして、Fighter Of The Year(Sugar Ray Robinson Trophy)は文句なしに最高の勲章です。
このブログではPFPを「妄想」「お遊び」と断定しているのに、同じように人の脳内で決めるFOTYを評価するのは何故かというと、一言でいうと「歴史」と「権威」が全く違うからです。
1990年代まで定期的にランキングが発表されることがなく、あちこちのネットメディアが好き勝手にランクしている、表彰制度も整備されていないPFPは、熱心なマニアですら10年前はもちろん、去年のランキング、去年の1月6日の1位も忘却しています。せいぜい去年で「ウシクかクロフォード?」と自信無げな程度、2年前、3年前となるとさらにアヤフヤになるでしょう。
ところが、その起源を1920年代まで遡るFOTYは昨日ボクシングに興味を持った人でも、遥か過去のウィナーを簡単に知ることが出来ます。
単に、長い「歴史」があるだけでなく、ゴミのように忘却されたりすることがないのが「権威」です。
まあ、年に一人しか選ばれない(複数選出の年もありますがレア)ということもありますが。
そして、大谷翔平が獲ったESPY賞やア・リーグMVP、サッカーのバロンドールと、どちらが価値があるか?なんていうのも、愚問です。
ボクシングは先進国ではマイナースポーツ、先進国では軽量級はほとんど無視されています。井上の世界戦が最も注目されるのもこのスポーツに特別な思いを燃やすフィリピンとメキシコくらいですが、「国」ではなく「人」で見ると世界中のコアなボクシングマニアが注目しています。
日本人がバロンドールを獲ったら絶賛しますが、個人的には日本人がSugar Ray Robinson Trophyに選ばれる方が嬉しい。
サッカーよりも何倍もボクシングが好きだからです、当たり前の思考回路です。
もちろん「所詮は人が決めるものだからくだらない」という気持ちはありますが、それは獲ってからの話。「今年は井上が妥当だろ!」なんて、落選したら負け犬の遠吠えです。
前置きが長くなりました。
WBOが主要団体として認知された1995年頃からの4-Belt Eraで、2階級のUndisputed Championになったテレンス・クロフォードと井上尚弥の一騎打ちとなったFOTY2023。
まず、ウェルター級は人気クラスでレベルも高い、ジュニアフェザー級は欧米で関心が薄く層も薄い、ゆえにレベルも低い、なんて階級差別は排除して考えるのは当然として、選考の焦点は2つに絞られます。
①クロフォードが勝ったのは、PFPファイターのエロール・スペンスJr.。
②井上はジュニアフェザー級最強といわれた二人のうち一人スティーブン・フルトンと、もう一人ムロジョン・アフマダリエフに勝利したマーロン・タパレスに勝利。
「誰に勝ったのか?」という命題に対してはクロフォードに軍配が挙がりますが、チャンピオンとして年1回しか戦わずにFOTYとは如何なものか?というマイナスポイントは拭えません。
井上の2試合は、現代のチャンピオンとしても多いとは言えませんが、クロフォードよりはマシ、そして相手はPFPとは無縁ながらUnified Champion(団体統一王者)。現状のジュニアフェザー級シーンを見渡して「フルトンとタパレスでは物足りない」とは誰も言えません。
さて、ESPNとリング誌、そしておそらくBWAAも井上を選出するであろう流れの中で、先進国で唯一存在感を示しているプリントメディア、英国ボクシングニューズ誌はクロフォードをFOTYに選びました。
この三つのメディアの主張をまとめて、井上とクロフォードのどちらがFOTYに相応しいのかを独断と偏見で決定いたします。
※ESPNが「Boxer Of The Year」と表記していることについてはまた別の機会に。
井上は2019年のノニト・ドネア1stが全米ボクシング記者協会(BWAA)、ESPN、リング誌からFihgt of The Year(年間最高試合)に選ばれています。これはFighter Of The Yearに「er」が足りないだけですが、価値はちょっと違います。



フロイド・メイウェザーの言葉を借りると「下手くそなボクサー同士が泥試合を戦ったのがFight Of The Year」です。まー、お前もファイターの端くれならもっと激闘見せろ!と言いたいとこですが。
もちろん、井上と、その井上に先んじて三浦隆司(2015年:vsフランシスコ・バルガス)が選出されたBWAAのFight Of The Year(Muhammad Ali – Joe Frazier Award)は、たとえ敗れてもプロボクサーの勲章です。
そして、Fighter Of The Year(Sugar Ray Robinson Trophy)は文句なしに最高の勲章です。
このブログではPFPを「妄想」「お遊び」と断定しているのに、同じように人の脳内で決めるFOTYを評価するのは何故かというと、一言でいうと「歴史」と「権威」が全く違うからです。
1990年代まで定期的にランキングが発表されることがなく、あちこちのネットメディアが好き勝手にランクしている、表彰制度も整備されていないPFPは、熱心なマニアですら10年前はもちろん、去年のランキング、去年の1月6日の1位も忘却しています。せいぜい去年で「ウシクかクロフォード?」と自信無げな程度、2年前、3年前となるとさらにアヤフヤになるでしょう。
ところが、その起源を1920年代まで遡るFOTYは昨日ボクシングに興味を持った人でも、遥か過去のウィナーを簡単に知ることが出来ます。
単に、長い「歴史」があるだけでなく、ゴミのように忘却されたりすることがないのが「権威」です。
まあ、年に一人しか選ばれない(複数選出の年もありますがレア)ということもありますが。
そして、大谷翔平が獲ったESPY賞やア・リーグMVP、サッカーのバロンドールと、どちらが価値があるか?なんていうのも、愚問です。
ボクシングは先進国ではマイナースポーツ、先進国では軽量級はほとんど無視されています。井上の世界戦が最も注目されるのもこのスポーツに特別な思いを燃やすフィリピンとメキシコくらいですが、「国」ではなく「人」で見ると世界中のコアなボクシングマニアが注目しています。
日本人がバロンドールを獲ったら絶賛しますが、個人的には日本人がSugar Ray Robinson Trophyに選ばれる方が嬉しい。
サッカーよりも何倍もボクシングが好きだからです、当たり前の思考回路です。
もちろん「所詮は人が決めるものだからくだらない」という気持ちはありますが、それは獲ってからの話。「今年は井上が妥当だろ!」なんて、落選したら負け犬の遠吠えです。
前置きが長くなりました。
WBOが主要団体として認知された1995年頃からの4-Belt Eraで、2階級のUndisputed Championになったテレンス・クロフォードと井上尚弥の一騎打ちとなったFOTY2023。
まず、ウェルター級は人気クラスでレベルも高い、ジュニアフェザー級は欧米で関心が薄く層も薄い、ゆえにレベルも低い、なんて階級差別は排除して考えるのは当然として、選考の焦点は2つに絞られます。
①クロフォードが勝ったのは、PFPファイターのエロール・スペンスJr.。
②井上はジュニアフェザー級最強といわれた二人のうち一人スティーブン・フルトンと、もう一人ムロジョン・アフマダリエフに勝利したマーロン・タパレスに勝利。
「誰に勝ったのか?」という命題に対してはクロフォードに軍配が挙がりますが、チャンピオンとして年1回しか戦わずにFOTYとは如何なものか?というマイナスポイントは拭えません。
井上の2試合は、現代のチャンピオンとしても多いとは言えませんが、クロフォードよりはマシ、そして相手はPFPとは無縁ながらUnified Champion(団体統一王者)。現状のジュニアフェザー級シーンを見渡して「フルトンとタパレスでは物足りない」とは誰も言えません。
さて、ESPNとリング誌、そしておそらくBWAAも井上を選出するであろう流れの中で、先進国で唯一存在感を示しているプリントメディア、英国ボクシングニューズ誌はクロフォードをFOTYに選びました。
この三つのメディアの主張をまとめて、井上とクロフォードのどちらがFOTYに相応しいのかを独断と偏見で決定いたします。
コメント
コメント一覧 (3)
フシ穴の眼
が
しました
まさか本当に獲れるとは思ってなかったので…
投票は井上とクロフォードで大分割れたそうですが。
一方でシュガーレイロビンソン賞は…全く予想できませんね。
おそらくこちらも井上vsクロフォードの大接戦になるでしょう。
フシ穴の眼
が
しました