勝手な、個人的な思い込みな、そんな話をします。

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駅の周りは立派な建物がどんどん出来るのに、駅は訳がわからなくなってる渋谷…。本文とは関係ありません。

父に祈りを。


父親と息子というのは、ときに不思議な関係に発展します。

それを発展と呼ぶのかどうかは、別にして。

例えば、辰吉丈一郎と父・粂二。

世間から冷たい視線を浴びることのあった粂治から、丈一郎はボクシングを習い、ついにはそれを生業にしました。

「どうしようもないワル」(辰吉の中学時代の教師で新宿でバーを営む男か女)だったにもかかわらす、その牙は甲斐性のない父親に向かうことはありませんでした。

それどころか、父親の素晴らしさを、誤解してる世界にわからせる、そのために生きてるかのように拳を振い続けました。

今なお、世界王者を目指すと公言して憚らない50男が引退しない理由は、それが父親との約束だからです。

亀田興毅と志郎の関係も、辰吉親子と酷似しているように映ります。

彼もまた、父親の贖罪のためにリングに立ち続けていたのです。

そして、それは井上尚弥と真吾親子にも底通してるように思えます。

彼らは父親の正しさを証明することに、父の夢を自分が身代わりに叶えることに、強烈な思いを胸の奥底に沈殿させているのです。



マニー・パッキャオの息子、マニーJr.や、長嶋一茂には、その動機付けはなかったはずです。いや、そんな必要がなかったと言うべきか。

そして、寺地拳四朗の寺地永に対する思いにもそれはなかったように見えます。



Pugilist's  Fathers、またまた暴走列車なお話のスタートです。