「カネロ・アルバレスのピークは過ぎている。ジャーメル・チャーロにストップされても驚かない」(フレディ・ローチ)。

今年は4月22日に「ガーボンタ・デービスvsライアン・ガルシア」、7月29日に「テレンス・クロフォードvsエロール・スペンス」とメガファイトを提供してきたT -Mobileアリーナ。

11月6日にもシャクール・スティーブンソンとエマヌエル・ナバレッテのダブルヘッダーが組まれていますが、この二人の合わせ技でも「メガファイト」とは呼べません。

来週に迫ったカネロの試合が今年3つ目にして、今年最後のメガファイトです。

Saturday 30, September 2023
  
T-Mobile Arena, Las Vegas, Nevada, USA
 
commission:Nevada Athletic Commission
promoter:Saul Alvarez (Canelo Promotions), 
      Tom Brown (TGB Promotions), 
                   Eddy Reynoso (Clase y Talento)
 
matchmaker:Tom Brown
 
 Panama Telemetro Channel 13, USA Showtime PPV,JAPAN WOWOW 

スーパーミドル級完全統一戦


「私たちのキャリアは丸々、カネロを追いかける旅だった」(ジャーメル)。

 「私たち」。翌年デビューする兄ジャモールに先駆けて、ジャーメルがプロデビューしたのは2007年。二人に「カネロにライバル心を燃やすな」というのは土台無理な話でした。

双子の兄弟にとって、同い年で同じ階級、そして自分たちの母国アメリカで圧倒的な人気を誇るメキシコ人に敵愾心を持たない方がおかしな話です。

ファンもメディアも対決を熱望したジュニアミドル級では、カネロ陣営が人気のないチャーロ兄弟を敬遠。エリスランディ・ララも負けずと人気がないはずなのに…。

カネロが「冒険」するのはララやフロイド・メイウェザー、KO能力が欠如したテクニシャンだけ。今でもカネロは、旬のパンチャーからの逃亡を続けています。

15年に及ぶ旅が一つの決着を迎えようとしています。
 


ジャーメルもジュニアミドル級の全てのタイトルをコレクションしていますから、完全統一王者同士が激突するのは、1990年代にWBOが主要団体に数えられてから約25年の歴史で初めてのこと。

1試合で全てのベルトを手に入れるのも、2005年にバーナード・ホプキンスを競り落としたジャーメイン・テイラー以来18年ぶり。

オッズはカネロの勝利が2/7(1.29倍)、ジャーメルが11/4(3.75倍)。

3階級上のライトヘビー級でも戦っているカネロに挑戦するジャーメルが不利と見られていますが、ローチのようにカネロがキャリア初のKO負けを喫すると予想する専門家の声も聞こえてきます。

いよいよ来週に迫った、今年最後のベガスのメガファイト。波乱は起きるのか?