今朝の読売新聞。

読売は「井上尚弥vsスティーブン・フルトン」を大きく取り上げてくれました。 プロボクシングを熱心に取り上げてきたメディアです。

しかし、昨日のテレンス・クロフォードとエロール・スペンスJr.のウエルター級完全統一戦は、結果の3行記事すら見当たりません。

米国の一般ニュース番組も女子サッカーW杯は超・超・超大きく取り上げてるものの 、この試合は完全スルー。権利の関係から静止画しか使えない、しかも高額となれば「超ドマイナースポーツの分際で!」と総スカンを食うのも当然です。

それにしても、私が米国ボクシングに惹き込まれた80年代前半とは隔世の感があります。40年近くも経ってるので、実際に「隔世」といって良い時間が流れたのですが。

当時、マービン・ハグラーとトーマス・ハーンズ、シュガー・レイ・レナードの試合は、試合前から読売新聞や朝日新聞でその試合の持つ意味や、興行規模を大きく報道していました。それは、今のMLBや欧州サッカーよりも眩しく見えたものでした。

当時の夕刊はスポーツ面はありませんでしたが、社会面で伝えていたので、スポーツを超えた世界的な社会現象くらいの衝撃もありました。

スポーツ・イラストレイテッド誌やリング誌などで米国ボクシングに耽溺していた私は「日本でもここまで報道するのか、やるじゃん日本」と受け止めてました。

当時もスポイラはもちろん、リング誌でもボクシングの危機について、さかんに警鐘が鳴らされてましたが、モハメド・アリを知らない私には「ボクシングが没落してるなんて錯覚だろ?」という思いの方が強かったかもしれません。

団体と階級の増殖で世界タイトルの価値は暴落する一方、クローズド・サーキットとPPVでマニアを囲い込む目先だけしか見ない商法が定着、90年代、00年代、2010年代とボクシングは没落の底なし沼を沈み続けました。

米国では、スポーツとしてのステイタスで、すでにUFCに抜き去られています。UFCは8階級でたった一人の王者、ドーピング検査はなんとUSADAを導入。

ボクシングは4団体17階級で、ドーピングはビクター・コンテが「(一線を退いた)私でも簡単にすり抜けられる」という、トホホにも程があるVADAが最も厳格。チャンピオンシップ制も、スポーツとしての体裁も完全に崩壊しています。

ずっと定期購読してきたリング誌がポストに届かなくなって、10ヶ月が経とうとしています。リング誌ロスは、まだ拭えてませんが、思い返せば最後の5年くらいの誌面はページ数が激減しただけでなく、内容も薄く、面白いのは焼き直し記事だけという悲惨な有様でした。


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それにしても…昨日の試合が戦前予想なども含めて、展開から結果が全く意外なものだったということを除いても、非常に面白い試合だったと思います。
しかし「レナードvsハーンズと比べても面白かったのか?」「ハグラーvsハーンズよりもスペクタクルだったのか?」と問われると、薄笑いを浮かべて「くだらないことを聞くな」と言うしかありません。


それでも、やはりボクシングは面白いのです。他のどんなスポーツよりも、圧倒的に面白いのです。

どうして面白いのか、どこが面白いのか、あらゆる角度から、奔放自在に語りまくっていきます。




あなたはどうしてボクシングに惹きつけられたのですか?…皆様のご体験・ご意見も、お聞かせくださいませ。