なんだかんだ、学生時代はずっと運動部に所属していました。

けして真面目な部員とは言えませんでしたが。

高校時代は野球や陸上競技の県合宿に参加する機会に恵まれるなど、学校を超えた付き合いも楽しめました。

そして、大学になるとさらに広い範囲の大学と交流する経験が出来ました。そこでは必ずお酒が登場していました。

今では当たり前に聞く「20歳未満のやつは絶対飲むなよ!」なんて注意の声は、当時はどこからもあがりませんでした。

この手の〝体育会話〟はこれまで主に「体罰」について取り上げて来ましたが、今日は「飲酒」です。

30年以上前に、ジーコが日本に来て愕然としたのは世界との〝レベル差〟だったそうです。

といっても、それは「技術」のレベルではなく、「意識」の差でした。

深夜まで起きてスナック菓子を食べたり、ジュースを飲むばかりか、中には深酒をする選手もいたことに驚いたそうです。

スポーツにおいて最も大切なことは、最高のパフォーマンスを発揮するための準備です。

その障害物は全て取り除くべきです。

もちろん、学生スポーツの場合は試験に備えて勉強することなど、スポーツよりも優先すべきことも存在するでしょう。

もしかしたら、充実した学生生活を送るコミュニケーションの一つとして飲酒もアリかもしれません。

しかし、未成年者の飲酒は「未成年者飲酒禁止法」により禁止されています。

ところが、私の大学時代は全くの無法地帯。大学や地域による差はなく「お酒は20歳から」ではなく「大学生になったらOK」という解釈でした。

完全に時代による相違です。

しかし、だからこそ、しっかりアジャストして順守しなければなりません。

最近も、毎年何件もの未成年飲酒の事件が明るみに出て世間を騒がせています。

「大学生になったんだから大人」「同じ部活でもわずか一つか二つの年齢によって飲めないのはおかしい」…そんな屁理屈を言う人もいますが、20歳という区切りが不条理だと考えるなら法律を変える働きかけをすべきです。

最近、私の周囲の部活でもそんな事件があって、やるせなくなってしまいました。

何度か野球の練習試合をしたり、少し指導もしたりしていた未成年たちでしたが、こっちの話をものすごく熱心に聞いてくれている印象がありました。

野球以外の話もすることもあり「お酒は誘われても絶対に飲むな」と何度か注意していたのに。