ライアン・ガルシアが、トレーナーのジョー・グーセンとの契約関係を清算したというニュースが入ってきました。

ガーボンタ・デービスに初黒星を喫してまだ1ヶ月も経っていませんが、あの試合結果が影響したことは間違いありません。

グーセンは、ガルシアがまだ南カリフォルニアで無名のアマチュア選手だった頃から指導に関わってきました。


ジョー・グーセンの〝最高傑作〟は、100人に聞いて100人がこの「試合だ」と答えるでしょう。


ガルシアは父のヘンリーもコンビを組み、2018年からはチーム・カネロの〝総裁〟エディ・レイノソにも師事、キングライのトレーニングとコーナーの風景はいつも玉虫色の光を放っていました。

69歳のグーセンがコーナーに着いたのはエマヌエル・タゴエ(12ラウンド判定勝ち)、ハビエル・フォルトゥナ(6ラウンドKO勝ち)、そしてタンク・デービス(7ラウンドKO負け)の3試合。

この世界でボクサーとトレーナーが袂を分つ理由は、敗北とカネです。

「敗北」の最近ではデオンティ・ワイルダーとマーク・ブリーランドがわかりやすいサンプルです。

エマヌエル・ロドリゲスも苦戦と敗北のたびにトレーナーを変えてきた〝責任転嫁型〟ボクサーの代表格。

「カネ」では、鉄の絆と思われたゲンナジー・ゴロフキンとアベル・サンチェスが、DAZNの巨額の複数年契約を前にガラガラと崩れて落ちてしまいました。

数々のドラマを演じてきたマニー・パッキャオとフレディ・ローチも、ファイトマネーの15%といわれたローチの取り分を巡って関係が解消されました(現在は修復)。

儒教的精神が根付く日本ではなかなか理解できないかもしれませんが、日本も選手とトレーナーの一蓮托生的な関係がもっと緩やかになって然るべきだrと思います。

ロドリゲス的なのは、ちょっと… ですが。