お酒を飲んで他のことをしながら「大上段の上から目線で、この落書きブログを読んでいただいている方々にご質問」なんて偉そうなことするべきじゃありませんでした。

私の問題の出し方が悪かったです。

昨年、名古屋大学の出題ミスなどの名門大学の馬鹿げた出題ミスよりはマシとはいえ…と言い訳しながら、回答と解説です。

その前に、私の「悪問」を赤字で補足させてください。


Q:10ポイント・マストシステムについて間違っているものを挙げなさい。③については特別な試合展開ではなく、優勢の選手がダウンを奪ったものとする。

①甲乙つけ難いラウンドでも、必ず10−9で優劣を付けなければならない。

② 主審が減点を命じても、誤審と思えばジャッジは採点に反映する必要はない。

③ダウンに対する採点は1度のダウンで10−8、2度のダウンで10−7、3度のダウンで 10−6、4度のダウンで10−5…となる。 


【答え】
①②③全て間違い。



【解説】 

①「10ポイントマスト」とは「どちらかに必ず10点を付けること」。各ラウンドを独立した試合と考えて「極力優劣をつける」のがこの採点法です。 

ときどき115−114のようなスコアが読み上げられると「10−10を付けた」とわかります。

https://fushiananome.superknova.org/archives/4855436.html

しかし、少なくない人が、全く優劣がないように見えても「10−9マスト」にしなければならないと思い込んでしまっています。

今日のWOWOWでも「10−10なんですが、どちかに振らないといけませんから」(浜田剛史)なんてのは、大間違いなのです。 

この「優劣つけ難いラウンド」を、頭の中でサイコロ転がして10−9にするようなラウンドが重なると、おかしな結果が出てきてしまうのは当然です。 

もちろん、今日のタンクvsキングの1ラウンドで10−10を付けることが出来るジャッジがいたら、彼(彼女)はプロフェッショナルです。

初回で10−10を付けてしまうと、それ以降も同じようなラウンドは10−10を付けなければなりません。もちろん「両者が様子見で費やす初回は、10−10にすべきケースが最も多い」(ハロルド・レダーマン)も事実です。


②この問題は簡単ですね。主審が減点と裁定したらジャッジはそれに従わなければなりません。

ジャッジは主審の減点指示を無視することはできません。


③世界戦はフリーノックダウン制で、ダウン1度で10−8、2度で10−7、3度で10−6と、なぜか2度目以降は1ポイントしかリード出来ないことになっています。



パッキャオvsマルケスの初戦で第1ラウンドにパッキャオが3度ダウンを奪ったのに、一人のジャッジが10−7とスコアしたために試合はドロー。そのジャッジは、採点ルールをしらなかったと言われています。

さて、では4度ダウンで10−5なのか?見たことがないスコアですね10−5。当たり前です。「10−5の差になるほどの差が開いた試合は、そこでストップしなければならない」のです。

「えー?じゃあ四転五起神話の洪秀煥が第2ラウンドで4度ダウンしたときは5−10じゃなかったの?」と思われるでしょうが、あのラウンドは6−10、4度目以降のダウンは主審が止めない限り〝取り損〟になります…まあ、その前にストップするでしょうけど。


前置きの「ご質問」はこれでおしまい。

さて、本題「これはもはや腐り切っているとか云々のレベルではない」です。